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化粧をほどこすことで顔の印象が大きく変わってゆく過程(タイムラプス動画)メイクアップアーティスト(右)と化粧を施される女性(左)映画に出演する俳優(右)に化粧をほどこすメイクアップアーティスト(左)
化粧(けしょう、仮粧、英: makeup、仏: maquillage)とは、広辞苑によると、主として顔に、白粉(おしろい)や紅(べに)をつけて装い飾ること[1]。[2] 『ブリタニカ百科事典』によると、化粧というのは、人間の顔を中心として首手足などの表面に化粧料を施し、美化することである[3]。広義には、人だけでなく、ものの外見を美しく飾ることである[3]。 見る人の印象を操作するという機能本質部分では、化粧と「装飾的な衣服」は同一であり、元来は一体的なもので、化粧のほうが洗い流すものであるのに対し、衣服は着脱可能で、はずしても原型をとどめる、という違いがある[3]。 古代から一部の人が化粧をしていた。古代エジプトでは王族などがすでに化粧をしていたらしい。 王族などが人前に現れるとき、化粧を用いた。祭礼などでも化粧が行われた。だが古代ギリシアでは日頃の鍛錬こそが本当の美を生むとされ、化粧のような上辺だけのものは評価されず、さらに中世ヨーロッパでは「七つの大罪」のひとつの「傲慢」にあたるとして行われなくなった。だが、16世紀の宗教改革の後に化粧はふたたび行われるようになった。詳細は「#歴史」を参照 化粧に用いる品々を(おもにからだに塗る粉、液、ペーストの類を)「化粧品」と言う。道具類は「化粧道具」と言う。化粧を行うための部屋は「化粧部屋」「化粧室」という。 化粧の心理的な効果の内容は、その化粧の内容にもよるが、一般的な化粧によって得られる当人への心理的効果としては、自尊心の向上と、社会的な幸福感がある。化粧の作業は鏡に向かうので自己意識や内省的な傾向を高めるなど、心理的な安定をもたらす効果がある。詳細は「#化粧の心理作用」を参照 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
概説
歴史
古代
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「en:History of cosmetics」も参照古代エジプトのネフェルティティの胸像。
アイラインをひいている。
紀元前1200年代頃の古代エジプトの人々が目や唇に化粧をしている絵画が見つかっている。ツタンカーメンの黄金のマスクを例にとると、目の周囲にアイラインをしていることが見てとれる。当時のアイラインの原料は、紺色の鉱石であるラピスラズリであり、それを微細な粉にして液体に溶かして使用していた。これには病気を媒介する蚊や蝿を近づけない虫除けの意味もあった。また、黄色の顔料を肌に塗って日焼け止めにしたり、香油で乾燥した皮膚をやわらかくするなど、砂漠地帯ならではの化粧も行われていた。これらの化粧は時代が下るにつれて神官などの特権階級のシンボルとなっていった。