勿来発電所
勿来発電所(2018年1月)
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}福島県における勿来発電所の位置
正式名称常磐共同火力株式会社勿来発電所
勿来IGCCパワー合同会社勿来IGCC発電所
国 日本
所在地福島県いわき市佐糠町大島20
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度54分39秒 東経140度48分51秒 / 北緯36.91083度 東経140.81417度 / 36.91083; 140.81417 (勿来発電所)
勿来発電所(なこそはつでんしょ)は福島県いわき市佐糠町大島20にある常磐共同火力の石炭・石油火力発電所。同じ敷地内に勿来IGCCパワーの勿来IGCC発電所が所在する。 常磐炭田の低品位炭の活用を目的に東北電力と東京電力および炭鉱会社の出資により常磐共同火力株式会社が設立され、1957年に1、2号機が運転を開始、7号機まで順次建設された。1983年には8、9号機を増設し、老朽化した1?5号機は1987年までに順次廃止、6号機は2015年11月20日に廃止された[1]。 燃料は石炭(現在は海外炭)と重油のほか、7?9号機では下水汚泥を原料とした炭化燃料の試用を2007年から開始、1%程度混焼している。2011年3月からは木材を原料とした木質バイオマス燃料(木質ペレット)の使用も開始した[2]。 1?5号機の跡地に株式会社クリーンコールパワー研究所(当時)により石炭ガス化複合発電(IGCC)の実証機が建設され、2007年9月から2013年3月まで運転試験が行われた後2013年4月から10号機として商用運転を開始、同研究所は常磐共同火力に吸収合併された。その後、2020年4月には計画停止され、2020年11月16日付で廃止された[3]。 2014年5月15日、東京電力と常磐共同火力は、福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画として、当発電所構内及び隣接地に世界最新鋭の大型石炭ガス化複合発電(IGCC)設備を共同で建設する計画を発表[4]、2016年10月20日には同計画を勿来IGCCパワー合同会社(三菱商事パワー
概要
発電設備
常磐共同火力所有分
総出力:145万kW(2021年4月1日現在)[7]
敷地面積:697,000m2
7号機
発電方式:汽力発電方式定格出力:25万kW使用燃料:石炭、炭化燃料、木質バイオマスボイラー形式:強制循環形営業運転開始:1970年10月26日
8号機
発電方式:汽力発電方式定格出力:60万kW使用燃料:石炭、炭化燃料、木質バイオマスボイラー形式:変圧貫流形営業運転開始:1983年9月9日
9号機
発電方式:汽力発電方式定格出力:60万kW使用燃料:石炭、重油、炭化燃料、木質バイオマスボイラー形式:変圧貫流形営業運転開始:1983年12月15日
勿来IGCCパワー所有分
総出力:52.5万kW(2021年4月19日現在)
勿来IGCC発電所(福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画(勿来))
発電方式:空気吹き石炭ガス化複合発電方式(IGCC)[8]定格出力:52.5万kW[6] ガスタービン 1400℃級 × 1軸 蒸気タービン × 1軸使用燃料:石炭ガス化炉:乾式給炭酸素富化空気吹き二段噴流床?式ガス精製:湿式化学吸収法および湿式石灰石・石膏法併用SOx排出濃度:19ppmNOx排出濃度:6ppm煤塵排出濃度:5mg/m3N熱効率:約48%(低位発熱量基準)営業運転開始:2021年4月19日[6]
廃止された発電設備
発電方式:1?6号機:汽力発電方式、10号機:1,200℃級石炭ガス化複合発電方式(IGCC)