勇者王ガオガイガーFINAL
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勇者王ガオガイガーFINAL
ジャンルロボットアニメ
OVA:勇者王ガオガイガーFINAL
原作矢立肇
総監督米たにヨシトモ
監督山口祐司[注釈 1]
脚本北嶋博明竹田裕一郎、米たにヨシトモ
キャラクターデザイン木村貴宏
メカニックデザイン大河原邦男藤田一己
音楽田中公平
アニメーション制作サンライズ
製作ビクターエンタテインメント、サンライズ
発表期間2000年1月21日 - 2003年3月21日
話数全8話
アニメ:勇者王ガオガイガーFINAL
GRAND GLORIOUS GATHERING
原作矢立肇
総監督米たにヨシトモ
脚本北嶋博明、竹田裕一郎、米たにヨシトモ
キャラクターデザイン木村貴宏
メカニックデザイン大河原邦男、藤田一己
音楽田中公平
アニメーション制作サンライズ
製作サンライズ、ビクターエンタテインメント
放送局テレビ東京
放送期間2005年4月11日 - 6月27日
話数全12話
関連作品


勇者王ガオガイガー

ベターマン

テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『勇者王ガオガイガーFINAL』(ゆうしゃおうガオガイガーファイナル、The King of Braves GaoGaiGar Final)は、2000年から2003年にかけて全8巻がリリースされた、サンライズビクターエンタテインメント制作のオリジナル・ビデオアニメーション。テレビアニメ『勇者王ガオガイガー』の続編に当たる。

本項目では、2005年にテレビ東京で放送された再編集版『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』(ゆうしゃおうガオガイガーファイナル グランド グローリアス ギャザリング)や、続編に当たる小説『覇界王?ガオガイガー対ベターマン?』などについても、併せて詳述するものとする。
概要

前述の通り、1997年から1998年までテレビ朝日系列にて放送された『勇者王ガオガイガー』の、最終回から1年半後を描いた作品として制作されたもので、テレビシリーズ終了後の所謂「勇者王シリーズ」とも言うべき展開に含まれる。勇者シリーズにおける、テレビシリーズの続編としてのOVA完全新作は、1997年にリリースされた『勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年』に次いで2例目となる。

本作品は、テレビシリーズ内では解明されなかった伏線を始め、それまでメディアミックスとして展開されてきたCDドラマ、ゲーム、ノベライズ、コミカライズの設定を随所に含んでおり、さらに『ベターマン』など、米たにヨシトモが制作に携わり『ガオガイガー』とも世界観を共有する諸作品の設定も盛り込まれている[1]
制作

テレビシリーズの監督を務め、本作品にも総監督という形で引き続き関わった米たにが語るところによれば、テレビシリーズはCG黎明期に制作された作品であるがゆえに、予想以上の制作予算がかかって赤字を出す結果となったものの、一方でタカラから発売された玩具が再販の度に売れてくれたこと、同様にフィギュアやレーザーディスクの売上も好調であったことから、その赤字を取り返し本作品の制作に対するゴーサインが出たという[1]。もっとも、本作品の制作は当初の想定であった1年の制作期間を超過し[1]、2000年12月にリリースされた第4巻以降はリリースの頻度も大幅に低下、途中「勇者王ガオガイガーFINAL復活祭」なるイベントまで開催されたほどであった。結果として、本作品は完結までに3年あまりを要した上、テレビシリーズと同様に大赤字を出す格好となった[1]

制作が遅れた要因の一つとして、元々本作品はテレビシリーズの演出陣の一人であった山口祐司が監督を務め、当時『ベターマン』や『BRIGADOON まりんとメラン』を並行して手掛けていた米たには総監督という立場で「適当に」携わるという体制が取られていたが、その山口が体調を崩して早々に降板したため、米たにが再度監督としての立場に戻らざるを得なくなり、余力が全くなくなってしまったという事情もあった[1]。また、OVAとして制作される本作品では、テレビシリーズのような制作スタッフのローテーションを組むことが出来ず、バンク映像もそこまで使えないことから効率が悪く、それをOVAにまだ慣れていなかった当時のサンライズが理解していなかったのだろうと、後に米たには振り返っている[1]

ストーリーの面でも、本来含める予定であった後述の『覇界王』関連を始め、全8話という構成の中には収まりきらなかったエピソードもあり、最終回のみ尺を増やして何とか終わらせることができたという[1]。米たにとしては、1回分の尺をより長くする予定でいたものの、これも前述した予算の問題もあって実現しなかった。米たには本作品について、「当初自分がやりたいと思っていたことの半分くらいしかできなかった」印象があると自己評価しており、また全部のクオリティを上げる余力がなく、どう逃げながら戦うかみたいな感じであったと、当時の制作状況について後に述懐している[1]
GRAND GLORIOUS GATHERING

本作品の再編集版で、2005年4月11日から6月27日まで、テレビ東京で毎週火曜(月曜深夜)1:30 - 2:00(JST)に全12話が放送された。再編集に当たっては、『勇者王ガオガイガー』や『ベターマン』の映像が一部追加されている他、過激な描写にはボカシや塗りつぶしによる修正も施されており、地上波放送後もCS局のAT-Xでも放送された。

この再編集版は、他社のアニメの制作の遅れにより放送枠が空いたことに起因したものである。そうした事情を伝えられるとともに本作品を再編集して放送できるよう、サンライズの上層部から指示を受けたとはいえ、当時の米たにも『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に関わっていた最中で多忙を極めており、前述した他作品の映像の追加もまた、元が8話分しかない本作品を12話分に伸ばすためのやむを得ない措置であった旨を後に明らかにしている[1]
ストーリー

西暦2007年。天海護とギャレオンが宇宙に旅立ってから1年後。GGGはエヴォリュダーに転生した獅子王凱の新たな機体・ガオファイガーを主軸とし、凱の従姉妹のルネ・カーディフ・獅子王が属する対犯罪組織シャッセールと協力しながら国際犯罪組織バイオネットとの戦いに奔走していた。

そんな中、護とギャレオンが帰還するが彼らは世界中のGGG施設を強襲し、地球上から相次いで発掘されていた謎の物質Qパーツと旧ガオーマシンを強奪。スターガオガイガーとなった護にガオファイガーで挑む凱は新旧勇者王対決を制し、地球に帰還した護とギャレオンはQパーツの本来の姿であるパスキューマシンで作り出されたレプリジンであることが判明。その背後にはパスキューマシンの真の持ち主にして、三重連太陽系の守護プログラム・ソール11遊星主の存在があった。

木星決戦で消息不明となっていた戒道幾巳からGGGは遊星主が三重連太陽系を復活させようとしている影響で太陽系は宇宙収縮現象で滅びに向かっていることを知らされる。

宇宙を救うべく、GGGはギャレオリア彗星を使って、三重連太陽系に向かうも遊星主の罠で堕落させられていき、凱は捕虜となってしまう。GGGはセミ・エヴォリュダーの力で回復した卯都木命を中心に反撃を開始し、本物の護とも合流。捕虜になっていたソルダートJと凱の救出にも成功。対遊星主の切り札であるジェネシックガオガイガーも復活を果たす。

激闘の末、GGGは遊星主に勝利。消滅していく空間に残されたGGGは残った力を振り絞り、護と戒道の2人を復活した三重連太陽系である現在の太陽系に送り返す。

1年後の2008年。GGGの帰還を祈る石碑の前に立つ護たちの姿があった。
登場人物詳細は「勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物」を参照
登場メカ詳細は「勇者王ガオガイガーシリーズの登場メカ」を参照
関連用語
バイオネット
世界最大規模を持つとされる国際犯罪組織。銃剣の先端部の意。
第二次世界大戦末期に結成された秘密結社がその前身であり、学会で異端視された世界最高水準の科学者達が首魁とし、遺伝子、生体工学技術により生体兵器を多数生み出している。東京決戦時にゾンダーメタルやサイボーグ関連のデータをリークし、フツヌシ事件においては独自にGSライドの模倣品の製造に成功しており、一時的に全ての新型ガオーマシンを奪取している。総帥はプロフェッサー・モズマだったが、number 41.5「ID5は永遠に…」にて大河幸太郎と火麻激によってモズマが倒された後はNO.2のドクター・タナトスが組織を引き継いだ。『覇界王?ガオガイガー対ベターマン?』では、タナトスがアルジャーノンを既に発症していたため組織の活動も支離滅裂と化しており、ガッツィー・グローバル・ガードによって本拠地が特定されてしまい、その後の突入作戦で壊滅し、タナトスはソムニウムによってアニムスの花の苗床となった。
シャッセール
フランス政府が極秘裏に設立した対特殊犯罪組織。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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