勇午_?交渉人?
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勇午
ジャンル
サスペンス
漫画
原作・原案など真刈信二
作画赤名修
出版社講談社
掲載誌月刊アフタヌーン
レーベルアフタヌーンKC
発表期間1994年 - 2004年
巻数全22巻
その他小説版:既出1巻
漫画:勇午 the Negotiator
原作・原案など真刈信二
作画赤名修
出版社講談社
掲載誌イブニング
レーベルイブニングKCDX
発表期間2004年 - 2015年
巻数全19巻
アニメ:勇午 ?交渉人?
監督岸誠二(パキスタン編)
花井信也(ロシア編)
シリーズ構成佐藤和治(パキスタン編)
金巻兼一、花井信也(ロシア編)
キャラクターデザイン松本剛彦(パキスタン編)
今泉賢一(ロシア編)
音楽上田益
アニメーション制作G&G(パキスタン編)
アートランド(ロシア編)
製作勇午製作委員会
放送局キッズステーション
放送期間2004年2月24日 - 5月25日
話数パキスタン編:全6話
ロシア編:全7話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『勇午』(ゆうご)は、原作:真刈信二、作画:赤名修による日本漫画作品。『月刊アフタヌーン』(講談社)にて1994年から2004年まで連載された後[注 1]、『イブニング』(同)に移籍し2015年まで連載された。交渉人(ネゴシエーター)の仕事を題材にした先駆的作品。『月刊アフタヌーン』連載版では主に海外が、『イブニング』連載版は主に日本各地が舞台となっている。

単行本は『アフタヌーン』連載版が全22巻(アフタヌーンKC)、『イブニング』連載版(イブニングKCDX)が全19巻(シリーズを通巻として算出)。なお『イブニング』版では『勇午 the Negotiator』と副題がつけられている。2004年から2006年にかけて『アフタヌーン』版が文庫化され、『イブニング』版は2011年より刊行されている。文庫化に際しては『勇午 the Negotiator』のタイトルを使用しており、現在のシリーズと共通化が計られている。文庫版は既刊18巻(東京・種子島編まで)。また2004年に本作の序盤のストーリーである「パキスタン編」と「ロシア編」がTVアニメ化された。1999年には小説版も出版されている。

シリーズを通して、勇午がその交渉の過程で必ずと言っていいほど拷問を受けるという演出がなされており、特に『アフタヌーン』版では各国の文化を背景にした様々な趣向の拷問が描かれている。

成功率97.4%を誇るフリーの交渉人・別府勇午を主人公にした、社会派サスペンス作品。毎回作者の綿密な現地取材に基づき、各国の社会情勢、文化事情、宗教観、社会悪、必要悪にぶつかり、悩みながら解決の糸口を模索する勇午の姿が描かれる。1つのエピソードにつき、約1年程度の連載である(短編の日本編を除く)。
主な登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優
別府 勇午(べっぷ ゆうご)
声 - 萩野崇物語の主人公。交渉を生業とする。鋭敏な頭脳と広大な人脈を持ち、数多くの言語を操る。どんな拷問を受けても折れない強い意志と頑丈な肉体、如何なる状況にもゆるがない冷静さ、そして誰とでも打ち解けられる包容力を併せ持つ。また、時には関わった人々の境遇に涙する優しさをのぞかせる。大分県臼杵市出身。勇午が敵の手に落ち、過酷な拷問を受けるのはストーリーの定番である。様々な拷問に耐える局面においては、苦行の先にある神との融合的な状態に陥るケースや、単に満身創痍になりながらも生還するケースもあり、耐え方も一様ではない。また、拷問から生還した後の立ち直り方が心身共に早い。年齢については明言されていないが、各エピソードが現実の時制と同一であるとして、作中の年代表記から判断すれば40歳前後に到達しているはずである(2010年開始の「台湾編」では、「平成5年の時点で高校三年生」となっている)。一方で、人物描写からは加齢の印象はあまり無い。例えば、同級生等は回想シーンでは共に若いが、再会後(現在)は同級生より若く見えるような印象がある。
小暮 蛉一(こぐれ れいいち)
声 - 千葉進歩勇午のパートナー。メカオタクであり、主に勇午が使用する機器の改造を始めとする技術的なサポートを行う。時折、勇午に呼ばれて現地へ赴くこともある。「下北半島編」においては珍しく、小暮がとある災難に巻き込まれ、勇午が救出に動くということも。
漫画
アフタヌーン連載分


第一部
パキスタン編 単行本1?3巻

第二部 日本編 単行本4巻

第三部 ロシア編 単行本4?6巻

第四部 香港編 単行本6?8巻

第五部 イギリス編 単行本8?10巻

第六部 インド編 単行本10?12巻

第七部 インドシナ編 単行本13?15巻

第八部 オーストリアハンガリー編 単行本15?17巻

第九部 アメリカ編 単行本17?19巻

第十部 パリ編 単行本20?21巻

第十一部 中国編 単行本22巻
※原書では各章を「?th Negotiation」としている。第11部:中国編を除き、各章の名称は記されていない為、上記のシリーズ名称が正式なものかは不明(ただし一部の名称はアニメ版や小説版にも使用されている)。※文庫版ではアフタヌーンKCと収録順が異なっているほか、イギリス編は「U.K.編」、オーストリア・ハンガリー編が「マグダラのマリア編」、アメリカ編が「L.A.編」とされ、中国編が「上海編」と変更されている。
イブニング連載分


第一部 下北半島編(単行本の色は赤 通算23巻)

第二部 北九州対馬編(同 緑色 通算24巻)

第三部 東京種子島編(同 青色 通算25巻)

第四部 大阪編(同 黄色 通算26-27巻)

第五部 横浜横須賀編(同 紫色 通算28-29巻)

第六部 洞爺湖サミット編(同 青緑色 通算30-31巻)


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