助数詞
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「first」「second」等の「序数詞」とは異なります。

「回」はこの項目へ転送されています。民族については「回族」を、野球のイニングについては「イニング」を、野球の投球回については「投球回」を、その他の用法については「wikt:回」をご覧ください。

助数詞(じょすうし)は、を表す語の後ろに付けてどのような事物の数量であるかを表す語要素である。数詞を作る接尾辞の一群。類別詞の一種である。

日本語のほか、中国語韓国語など東アジア東南アジアの多くの言語、またアメリカ大陸先住民の言語などにある。
日本語の助数詞.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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日本語の助数詞は多様性に富んでおり、一説には約500種類もの数が存在するが、助数詞間で使用頻度に差が大きく、「個」、「匹」(動物)、「本」(細長いもの)、「枚」(平たいもの、厚みのないもの)など高頻度で多くの語に用いられる助数詞、「巻」「口」「門」「艘」「合」のような、相当程度使うが対象が限定的な助数詞、「?」のような、低頻度で日常的にはほぼ現れない助数詞が連続的に存在している。一つの語に対して二・三種の助数詞が可能な場合もあるが、一方で特に助数詞が決まっていない語もあり、雑然とした状態にある。
数詞との組み合わせと語形変化

助数詞には漢語(音読み)のものも和語(訓読み)のものもあるが、原則として数詞もそれに合わせる。つまり、漢語の助数詞の前では漢語の数詞である「いち」「に」「さん」〜を使い、和語の助数詞の前では和語の数詞である「ひと」「ふた」「み」〜を使う。しかし、例外もあり、たとえばを数える「羽(わ)」は和語だが、常に漢語の数詞と組み合わせる。逆に「(ばん)・(はち)・(まく)・役(やく)・(わん)」などは漢語だが和語の数詞と組み合わせる。「1」は通常「ひとくみ」だが、「3年1組」というときは助数詞ではなく序数詞(一番目の組という意味なので)「いちくみ」になる。

漢語の場合、原則として「4」は「よん」(「よ」もあるが少数)、「7」は「なな」と和語を用いる。また、「9」は漢音の「きゅう」になり、呉音の「く」はごく一部の助数詞との組み合わせでのみ出現する。

現代語では多くの場合和語の数詞が使えるのは1からせいぜい4までで、それ以上は漢語の助数詞を使うか、または漢語の数詞を和語の助数詞に組み合わせる。

助数詞が外来語の場合は漢語の数詞を使うことが多い。原語の数詞を使うこともあるが、この場合も少ない数でしか使えない。「クラス・シーズン」など、和語数詞と組み合わせることのできる助数詞も少数ある。

例:

1枚(いちまい)・2枚(にまい)・3枚(さんまい)

1皿(ひとさら)・2皿(ふたさら)・3皿(みさら)。6皿(ろくさら)は「むさら」とは言わない。

1セット(いちセット/ワンセット)・2セット(にセット/ツーセット)・3セット(さんセット/スリーセット)

漢語においては音便化や連濁も多い(例: 1匹=いっぴき、2匹=にひき、3匹=さんびき)。おおまかな規則としては、

助数詞が無声子音(か行・さ行・た行・は行)で始まるときは、「1・6・8・10・100」が促音便を起こす(「8」は促音便を起こさないこともある)。このとき、助数詞が「は行」で始まっている場合は「ぱ行」に変化する。

数詞が「ん」で終わる漢語の場合(「3・1,000・10,000・半」)、少数の助数詞が連濁を起こす。

と言える。「3回」(さんかい)と「3階」(さんがい・さんかい)、「3杯」(さんばい)と「3敗」(さんぱい)、「4本」(よんほん)と「4発」(よんぱつ・よんはつ)の例のように、規則性を捉えることが難しく、日本語学習者泣かせの点のひとつである。

数が1または2のときだけ、数のかわりに専用の語を用いることがある(長男・次男、初段、初校・再校など)。

とくに不規則なものを以下にあげる。

つ: 1から9までのものに対してつける。10は「とお」で、11以上は「つ」をつけない。

日: 1日は、日付の場合は「ついたち」と和語で言うことができるが、日数の場合は漢語を使う。2日から10日までと20日は「か」で終わる専用の和語を用いる。それ以外は漢語のみを使うが、14日は和語の助数詞を使って「じゅうよっか」と言うことがあり、しばしば「正しい日本語かどうか」の議論の種になる。

月: 月名は漢語「がつ」のみを使う。4月・7月・9月はそれぞれ「しがつ・しちがつ・くがつ」になる。月数は和語「つき」か、漢語「箇月」(かげつ)を使うが、慣用表現を除くと前者は四月までしか使えない。

年: 漢語を使うが、4年・7年は「よねん・しちねん」(「よんねん・ななねん」ではない)。9年は「くねん・きゅうねん」の両方がある。

年齢: 漢語の「歳」を使うほか、1から10までは「つ」と同様に言うことができる。また20を「はたち」、30を「みそじ」と言うことがある。

人: 現代語では「ひとり・ふたり」のみを和語でいい、漢語は使わない。それ以外は漢語の「にん」を使う。「4人・7人」は「よにん・しちにん」になる(「よんにん・ななにん」にはならない)。9人は「くにん・きゅうにん」の両方がある。

時(じ)・時間(じかん): 「4時・7時・9時」はそれぞれ「よじ・しちじ・くじ」になる。

羽(わ): 「わ」は和語であるが、漢語の数詞と組み合わせる。3羽・1,000羽は「さんば・せんば」になる。

文法

文法的には通常、数を表す語要素から助数詞までが合わせて統語上1つのとみなされ、名詞または副詞と同様にあつかわれる。

メートルなどの計量単位を表す語も、文法的には助数詞と同じ働きをする。そのため、助数詞に含めるか、「助数詞・単位」のように一括して論ずることが多い。

七人の侍』(≠7人の侍)、『二十四の瞳』(≠「24の瞳」)、『三百六十五歩のマーチ』(≠「365歩のマーチ」)のように、「作品名」(漫画、小説などのタイトル)や固有名詞(人名、地名など)で「漢数字」を用いた名詞で修飾することもあり、作品名で装飾されている「漢数字」を「アラビア数字」に直すのは著作権者(原作者)の意に反する表現であり、「漢数字」と「アラビア数字」の取り違えによる表記ゆれ誤植の原因になりうる(例として、『3月のライオン』(漫画・アニメ)と『三月のライオン』(映画)とでは、全く別の作品になる)。
名詞的用法数詞+助数詞+の+名詞(「3人の男」)または名詞+数詞+助数詞(「男3人」)の形であとに格助詞をともなう。あるいは「3人の男だ」のように、助動詞を伴い述語となる。「3人が来る」のように、修飾する名詞がなくともよい。「個」は、「3個師団」のようにある種の名詞に前置してかつ「の」なしで修飾できるが、これは中国語の「箇(个)」に由来する用法である。「3ヶ月・3ヶ所・3ヶ国」などの「ヶ」(箇)も成り立ちは同じであるが、現在の日本語では「箇」だけで助数詞であるという意識は失われていてヶ+○で一つの助数詞をなす。
副詞的用法(数量詞の遊離)「3人いる」のように、格助詞を伴わず修飾語となる。被修飾語は原則として動詞だが、「倍」など度合いを表す助数詞に限り、「3倍明るい」のように形容詞形容動詞を修飾できる。

名詞的用法と副詞的用法は修飾する対象が異なるために、同じ数量でも文意に差が出ることがある。たとえば「腐った3個のみかんを捨てた」は、腐っていたみかんは3個であることを含意するが、「腐ったみかんを3個捨てた」は、捨てた数が3個という意味であって、腐っていたみかんの数は4個以上のこともありうる。また、「3個のみかんをください」は構文としては正しくても不自然であり、「みかんを3個ください」のほうが自然である。これはたくさんあるみかんからいくつかを抜き出すという行為が暗黙に意識され、抜き出された数はみかんではなく行為の属性であるとみなされることによる。
一覧

以下に名詞に対応する助数詞の一覧を示す(漢字表記は助数詞に「一」を付けたものとし、読みは括弧内に標準的な助数詞の読みのみを記す。必ずしも「一」を付けた時の読みとは一致しない)。なお、外来語が起源の助数詞(単位)には、一般的にアラビア数字を用いて表記する。


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