助動詞_(国文法)
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出典検索?: "助動詞" 国文法 ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2010年12月)

国文法でいう助動詞(じょどうし)とは、時制などの文法機能を表す品詞である。付属語だが、助詞と異なり活用する。なお、言語学でいう「助動詞」は国文法では補助動詞に相当する。

活用の様式は多岐にわたっており、動詞の活用をするもの、形容詞に近い活用をするもの、形容動詞に近い活用をするもの、独自の活用様式を持つものなどがある。
口語

接続意味活用形活用の型備考
基本形未然形連用形終止形連体形仮定形命令形
未然形自発
可能
受身
尊敬れるれれれるれるれれれろ
れよ下一段型

動詞と(一部の)動詞型の助動詞に接続する。
「られ-」/「れ-」の選択は、ア段音の後に付く場合は「れ-」、それ以外は「られ-」。
サ変動詞に付く場合、「-さ」形に付くことが多い
[注 1][1]
「自発」「可能」の意味の場合、命令形は無い。
られるられられられるられるられれられろ
られよ下一段型
使役せるせせせるせるせれせよ
せろ下一段型動詞に接続する。
「させ-」/「せ-」の選択は、ア段音の後に付く場合は「せ-」、それ以外は「させ-」。
サ変動詞に付く場合、「-さ」形に付くことが多い[注 1][2]
させるさせさせさせるさせるさせれさせよ
させろ下一段型
打消ないなかろなかっ
なくないないなけれ○形容詞型動詞と動詞型活用の助動詞に接続する。

ん○ずぬ
んぬ
んね○特殊型動詞と動詞型活用の助動詞と助動詞「ます」に接続する。
推量
意志
勧誘う○○うう○○不変化型五段動詞と形容詞・形容動詞と未然形がオ段音で終わる助動詞に接続する。
よう○○ようよう○○不変化型五段活用以外の動詞と下一段型の助動詞に接続する。
未然形
終止形打消推量
打消意志まい○○まいまい○○不変化型五段活用以外の動詞と下一段型の助動詞の未然形に接続する。
五段活用と助動詞「ます」の終止形に接続する[注 2]
連用形希望たいたかろたかっ
たくたいたいたけれ○形容詞型動詞と動詞型の助動詞に接続する。
たがるたがら
たがろたがり
たがったがるたがるたがれ○五段型動詞と動詞型の助動詞に接続する。
過去
完了
存続
確認た
だたろ
だろ○た
だた
だたら
だら○特殊型用言と連用形のある助動詞(ただし「そうだ(伝聞)」「ぬ」を除く)に接続する。
丁寧ますませ
ましょましますますますれませ
まし特殊型動詞と動詞型の助動詞に接続する。
様態そうだそうだろそうだっ
そうで
そうにそうだそうなそうなら○形容動詞型[注 3]用言と一部の助動詞に接続する。
形容詞(型)および形容動詞に付く場合、語幹に接続する[注 4]
ぞんざいやがるやがらやがり
やがっやがるやがるやがれやがれ五段型動詞と動詞型の助動詞に接続する。
終止形伝聞そうだ○そうでそうだそうな[注 5]○○形容動詞型[注 3]用言と一部の助動詞に接続する。
推定らしい○らしかっ
らしくらしいらしい
らしきらしけれ○形容詞型用言、一部の助動詞、体言、一部の助詞に接続する。
形容動詞(型)に付く場合は、語幹に接続する。
当然べきだべきだろべきだっ
べきで
べくべきだべき
べきな[注 5]べきなら○形容動詞型[注 3]「助動詞的複合辞[4]」もしくは「義務助動詞[5]」とされる。
動詞と動詞型の助動詞に接続する[注 6]
連体形比況
例示
推定ようだようだろようだっ
ようで
ようにようだようなようなら○形容動詞型[注 3]用言、動詞型の助動詞、助動詞「ない」「ぬ」「た(だ)」「たい」、格助詞「の」、連体詞「この」等に接続する。
体言・助詞断定だだろだっ
でだ(な)[注 5]なら○形容動詞型体言と一部の助詞に接続する。
仮定形「なら」・未然形「だろ」「でしょ」については、動詞・形容詞・一部の助動詞の終止・連体形にも接続する[注 7]
断定
指定ですでしょでしです(です)[注 5]○○

その他の助動詞の例:

(使役)「しめる」(下一段型)

(比況)「みたいだ」「みたいです」(形容動詞型)


(当然)「べく/べき」

(比況)「ごとく/ごとき」

(推定)「らしき」など文語的な形

文語

以下の表は中古文の語法が中心となっている。語法とは時代によって変化するものであり、助動詞の表す意味も使われ方次第で変わってくる。この表は一時的でも使われていた意味は記し、なるべく備考の欄に使われていた時期などを記した。

種類活用形活用の型接続意味備考
基本形
未然形連用形終止形連体形已然形命令形
受身るれれるるるるれれよ下二段型四段・ナ変・ラ変の未然形受身・尊敬
らるられられらるらるるらるれられよ四段・ナ変・ラ変以外の未然形
るれれるるるるれ○四段・ナ変・ラ変の未然形自発・可能
らるられられらるらるるらるれ○四段・ナ変・ラ変以外の未然形
使役すせせすするすれせよ下二段型四段・ナ変・ラ変の未然形使役・尊敬上代文法では「しむ」のみが使役を表していた。
さすさせさせさすさするさすれさせよ四段・ナ変・ラ変以外の未然形使役・尊敬
しむしめしめしむしむるしむれしめよ未然形使役・尊敬中古になり「す」「さす」の発達に伴い一時使われなくなったが、中世になり再び使われるようになった。
過去きせ○きししか○特殊型連用形過去カ変に接続するときはこし・こしか・きし・きしか、
サ変に接続するときはせし・せしか・しきの形でしか接続しない。
けりけら○けりけるけれ○ラ変型過去・詠嘆上代では過去完了を表していたが、中古では間接過去を表すようになった。
完了つててつつるつれてよ下二段型連用形完了・確認・並列人為的な場合に使う。
ぬなにぬぬるぬれねナ変型自然発生的な場合に使う。
たりたらたりたりたるたれたれラ変型存続・完了現代語の接続助詞「たり」は、この助動詞から転じたものである[注 8]
りらりりるれれサ変の未然形と四段の已然形(註:助動詞「り」の接続参照)中古になり「たり」の発達に伴い使われる事が少なくなった。
丁寧すさしすすせせ四段型未然形丁寧「さうらう」から転じて。使用例も稀で、ほとんどの教科書・参考書には載っておらず、文章に出てきたとしても尊敬の「す」で訳されてしまうことがある。
推量む(ん)ま○む(ん)む(ん)め○四段型未然形推量・意志・適当・勧誘・仮定・婉曲現代語の助動詞「う」はこれから転じたもの。
意味が非常に多いが、基本は推量・意思・勧誘であり他はこの発展と考える事が出来る。
むず○○むずむずるむずれ○サ変型推量・意志・適当・婉曲成立は中古の口頭語と言われ、清少納言も『枕草子』の中で手紙などでは決して使うべきでないと記している[注 9]
ましましか・ませ○ましましましか○特殊型反実仮想・実現不可能な願望・ためらいの意志・推量・意志「ませば(ましかば)?まし」で反実仮想を表す。
けむ(けん)けま○けむ(けん)けむ(けん)けめ○四段型連用形過去推量・過去の原因推量・過去の伝聞・過去の婉曲「らむ」よりも過去を表す。
らむ(らん)○○らむ(らん)らむ(らん)らめ○終止形とラ変型の連体形現在推量・原因推量・伝聞・婉曲「けむ」よりも現在を表す。
らし○○らしらし・らしきらし○無変化型推定中古以降はあまり使われなくなり、上代語として扱う参考書も若干ある。但し、室町時代の口頭語において再び使われるようになり、現代語では「らしい」となっている。
めり○めりめりめるめれ○ラ変型推定・婉曲「見(み)あり」から転じたもの。
べしべく・べからべく・べかりべしべき・べかるべけれ○ク活用型推量・意志・可能・当然・義務・命令・適当・勧誘これの派生形が「べらなり」である。


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