加賀市加賀橋立
北前船の里資料館
基本情報
所在地石川県加賀市
種別船主集落
選定年月日2005年(平成17年)12月27日
選定基準2
面積11.0ha
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度21分4.91秒 東経136度18分39.83秒 / 北緯36.3513639度 東経136.3110639度 / 36.3513639; 136.3110639
加賀市加賀橋立(かがしかがはしたて)は、石川県加賀市にある重要伝統的建造物群保存地区。加賀市橋立町の一部、南北約550m、東西約680m、約11haの範囲である。 江戸時代中期までは半農半漁を営む茅葺民家の集落であったが、その後北前船の船主になる者が現れ、江戸時代後期から明治時代中期にかけて大阪と北海道間を往復した船主や船頭が多く居住する集落へと発展した。最盛期には100隻以上の北前船を擁し、1796年(寛政8年)の「船道定法之記」には、30数名もの船主が名を連ねた。 1872年(明治5年)、大火に見舞われ集落の約6割を消失したが、北前船の廻船業が最高潮であったため速やかに復興し、より豪壮な家屋が再建された。しかし、明治時代後半になると、汽船や鉄道、電信の発達により、帆船である北前船は輸送業の座を奪われ、北前船の数も減少し船主達は他の業種に転換し橋立から北海道や神戸等に移住し家屋敷だけが残った。 加賀橋立の船主屋敷は主屋が切妻妻入で、屋根が赤茶色の瓦葺き、外壁に船板が張られている。屋敷を取り囲むように板塀や土蔵が配され、淡緑青色の笏谷石が使われている石垣や敷石と赤瓦のコントラストが特徴的である。その当時の面影を残す船主屋敷が起伏に富む地形に展開している。 2005年12月27日、近世の地割をよく保持し豪壮な家屋や特色のある石垣などを残しているとし、種別「船主集落」で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された[1]。廻船問屋などのある「港町」ではなく、船主の邸宅の立ち並ぶ「船主集落」である点に当保存地区の特色がある。 地区名称:加賀市加賀橋立(加賀市橋立町の一部) 種別:船主集落 選定年月日:2005年12月27日 選定基準:(2)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの 面積:11.0ha
概要
重要伝統的建造物群保存地区データ
主な施設
北前船の里資料館
蔵六園
忠谷家
出水神社
出水神社 拝殿 ウィキメディア・コモンズには、加賀橋立
アクセス
JR北陸本線 加賀温泉駅下車 キャンバス 北前船の里資料館バス停下車
北陸自動車道 片山津インターチェンジ もしくは 加賀インターチェンジ下車
周辺情報
橋立漁港
加佐ノ岬
尼御前岬
加賀温泉郷
脚注^ 加賀市加賀橋立 - 文化遺産オンライン(文化庁)
^ 北前船主屋敷蔵六園(旧酒谷長一郎家住宅)主屋 - 文化遺産オンライン(文化庁)
^ 忠谷家住宅 主屋 - 文化遺産オンライン(文化庁)
関連項目
石川県の観光地
外部リンク
加賀市加賀橋立(石川県) - 重要伝統的建造物群保存地区一覧
伝統的建造物群保存地区(加賀橋立地区) - 加賀市
加賀市加賀橋立伝統的建造物群保存地区 - 石川県教育委員会
表
話
編
歴
重要伝統的建造物群保存地区
北海道
北海道
函館市元町末広町
東北