加藤 正人(かとう まさと、1963年3月28日 - )は、日本のゲームクリエイター、ゲームシナリオライター。グリー所属[1]。 大学卒業後、一年ほどガイナックスにてアニメーターとして活動。テクモ(後のコーエーテクモゲームス)のファミリーコンピュータ版『キャプテン翼』や『忍者龍剣伝』のグラフィック、ガイナックスのパソコンゲーム『プリンセスメーカー2』や『ふしぎの海のナディア』の企画、演出、グラフィックとして製作に携わった。 スクウェア(後のスクウェア・エニックス)に所属してのちは『クロノ・トリガー』、『ラジカル・ドリーマーズ』、『ゼノギアス』、『クロノ・クロス』など多くのタイトルで演出やシナリオを担当した。 2002年にスクウェアを退職、フリーランスのシナリオライターとなってからはシナリオ原案のみの仕事が多いが、スクウェア時代の同期である本根康之から依頼を受けた『バテン・カイトス』では脚本も手がけている。また、テクモ時代の上司で『風来のシレン』のシナリオライターでもある冨江慎一郎とのつながりから、チュンソフトの作品でもシナリオを担当するようになる。趣味はスキューバダイビング。 『ファイナルファンタジーVII』で劇中廃人になった主人公クラウドが「百億の 鏡のかけら 小さな灯火 とらわれた 天使の歌声 ゼノギアス」と呟くシーンがあるが、クラウドが廃人になっている村、ライフ・ストリームに落ちたシーン、決戦前夜などの脚本、演出を担当をしたのは当時平行して『ゼノギアス』の企画を進行していた加藤正人であった。 スクウェア退職後、長くフリーで活動していたが、2015年現在はグリーに所属。セガネットワークス退社後グリーに入社した高大輔と共に新作『アナザーエデン』の制作に携わっている[2]。 アナザーエデン 時空を超える猫リリース以降は加藤正人氏の所属名表記が「Wright Flyer Studios」(WFS (企業))に変化している。
概要
製作に関わった主な作品リスト
テレビゲーム
キャプテン翼(1988年)(ファミリーコンピュータ):グラフィック
忍者龍剣伝(1988年)(ファミリーコンピュータ):グラフィック
忍者龍剣伝II?暗黒の邪神剣?(1990年)(ファミリーコンピュータ)シナリオ・グラフィック・ムービーパートのディレクション
忍者龍剣伝III?黄泉の方舟?(1991年)(ファミリーコンピュータ):アクション・パートのディレクション
ふしぎの海のナディア(PC9801):企画・演出・グラフィック
プリンセスメーカー2 (1993年)(PC9801):企画・演出・グラフィック
クロノ・トリガー(1995年)(スーパーファミコン): ストーリープラン(企画・演出・メインシナリオ)
ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-(1996年)(サテラビュー): 監督・脚本・企画・演出
ファイナルファンタジーVII(1997年)(PlayStation): 企画・演出(ヘルプとしての飛び入り参加)
ゼノギアス(1998年)(PlayStation): 企画・演出・ED作詞
クロノ・トリガー(1999年)(PlayStation): 監修
クロノ・クロス(1999年)(PlayStation): 監督・脚本・企画・演出・OPコンテ・ムービーコンテ
ファイナルファンタジーXI(2002年): シナリオ監修・世界設定・OP歌詞
ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影(2003年):シナリオ監修
バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海(2003年): 脚本
金色のコルダ(2003年): シナリオスーパー・バイザー