加古川線
厄神駅と市場駅間の加古川橋梁を渡る列車。
基本情報
国 日本
所在地兵庫県
起点加古川駅
終点谷川駅
駅数21駅
電報略号カワセ[1]
路線記号
開業1913年4月1日(初開業)
全通1924年12月27日
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道
使用車両103系、125系
路線諸元
路線距離48.5 km
軌間1,067 mm(狭軌)
線路数全線単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
最高速度85 km/h
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加古川線(かこがわせん)は、兵庫県加古川市の加古川駅から丹波市の谷川駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。 停車場・施設・接続路線 兵庫県の中央部を流れる加古川に沿って山陽本線と福知山線を結んでいる路線で、播但線と同様に兵庫県内だけで完結するJRの路線である。山陽本線と分岐する加古川駅から厄神駅までは加古川の左岸を通ってから加古川を越え、市場駅から西脇市駅までは加古川の右岸を通ってから再び加古川を越える。 加古川線の前身となる播丹鉄道の建設の動機などから、加古川線には水運による貨物輸送に主眼を置いた駅、つまり元々の集落などからは離れた場所にある駅が目立ち、古くからの沿線住民には不便な側面もあった。さらに西脇市駅(当時は野村駅)から分岐していた鍛冶屋線は野村駅 - 西脇駅間の1駅間は加古川方面からのすべての列車が直通運転しており比較的利用客も多かったが、同線を廃線にしたことも響き、モータリゼーションの進展も相まって加古川線の利用客は減少傾向が続いていた。しかしパークアンドライドの普及や加古川線の電化、さらには山陽本線における新快速の充実に伴い、加古川線を使って山陽本線へと出て神戸市や大阪市などへの通勤輸送が増加してきた。だが、結局のところ、旅客需要が多いのは西脇市駅から山陽本線に出るまでの区間である。路線名の由来ともなっている加古川と加古川線(比延駅)。水運の貨物輸送に主眼を置いた駅が多いため、住民には不便な側面がある。 1995年に発生した阪神・淡路大震災の際には、地震の被害で寸断された東海道・山陽本線(JR神戸線)の迂回路の役割を果たした。このように非常時の備えとしての意義が再認識された路線でもある。ところが加古川線は単線である上に、当時は非電化だったため、その輸送力には限界があり、加古川線と同じく当時は単線で全線非電化だったものの播但線も迂回路として利用された。この貧弱な輸送力に、非常時の代替線として播但線と加古川線の機能強化を求める声が起きた。
概要
凡例
0.0加古川駅
2.3日岡駅
4.8神野駅
7.4厄神駅
11.5市場駅
13.7小野町駅
16.6粟生駅
19.2河合西駅
21.3青野ケ原駅
24.2社町駅
27.3滝野駅
28.4滝駅
31.2西脇市駅
32.3新西脇駅
34.6比延駅
36.1日本へそ公園駅
38.5黒田庄駅
42.0本黒田駅
43.8船町口駅
46.3久下村駅
48.5谷川駅