加勢大周
[Wikipedia|▼Menu]

かせ たいしゅう
加勢 大周
本名川本 伸博
生年月日 (1969-12-29)
1969年12月29日(54歳)
出生地 日本 北海道函館市
身長183 cm
血液型A型
職業俳優、モデル
ジャンル映画、テレビドラマ
活動期間1990年 - 2009年
活動内容1990年:『稲村ジェーン』で主役に抜擢され俳優デビュー
2009年:覚せい剤使用による逮捕により引退
主な作品
映画
稲村ジェーン』テレビドラマ
ADブギ
ポールポジション!愛しき人へ…
さくらももこランド 谷口六三商店
人間・失格?たとえばぼくが死んだら
おみやさん』シリーズ

 受賞
日本アカデミー賞
第14回 新人俳優賞(1991年)『稲村ジェーン』
その他の賞
第3回 石原裕次郎新人賞(1990年)『稲村ジェーン』

テンプレートを表示

加勢 大周(かせ たいしゅう、1969年12月29日 - )は、日本の元俳優北海道函館市出身。
来歴

1989年、東京都立玉川高等学校卒業。高校時代は、授業をさぼってはタバコと麻雀に明け暮れていた。当時髪の毛を短くし立たせており、さらに図体が大きいことから「ラオウ」と呼ばれていた(決してケンカが強いからではない)。

1990年桑田佳祐初監督の映画『稲村ジェーン』で主役に抜擢され俳優デビュー。『稲村ジェーン』のオーディションに連れて行ったのが、なんでんかんでん社長の川原ひろしだった。その関係からか、同年12月31日TBSで中継された年越しライブ『歌うサザンに福来たる』にも出演していた。長身かつ端整なルックスから若い女性達からの人気を獲得。その後、吉田栄作織田裕二とともに「トレンディ御三家」(平成御三家とも)と呼ばれ、ドラマにも引っ張りだこだった。しかし当時の所属事務所からは給与は支払われず、交通費も自腹というありさまで、不信感から事務所を独立する[1]。ところが、1991年に加勢が実母を社長に据えて個人事務所を設立し、前事務所(インターフェイスプロジェクト)からの独立を画策した際に、前事務所が芸名の使用の停止を求めて裁判所に提訴し揉めた。また、前事務所が「加勢大周」という名前を商標登録出願していた(商標登録はされず)[2]。「加勢大周」という芸名は、前事務所社長が敬愛する幕末勝海舟から名付けたものであり愛着があったという。その後、1年3カ月の裁判の結果、勝訴となり加勢大周の芸名は認められたが、その後前所属事務所が「新加勢大周」として同名タレントをデビューさせる。ただ、すぐに「坂本一生」(幕末の坂本龍馬から)と改名[注釈 1]。プロダクション側は「加勢大周の名をプレゼントする」とインタビューで公言し、この問題は収束した。

1995年頃からは助演としての出演が目立ってくるようになった。この頃から、台湾のTVドラマへの出演を始め、現地で人気を博した。また、同年に“カルトの帝王”と呼ばれた石井輝男監督のアクション映画『無頼平野』に主演する。

2005年から『くりぃむしちゅーのたりらリラ?ン』(日本テレビ)、2006年からはゴールデンに昇格した『くりぃむしちゅーのたりらリでイキます!!』(日本テレビ)の「ベタドラマ」にベタ男役として出演。

2006年1月6日の『笑っていいとも』(フジテレビ)出演時に、オートレースが大好きであると公言している。

2008年10月5日、東京都世田谷区新町2丁目の自宅マンションにて、覚せい剤3グラムと乾燥大麻9.4グラムを所持していたとして、覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された。尿検査では覚せい剤使用の陽性反応が出ており、自宅からは栽培中の大麻草25株や覚せい剤を使うためのものと見られる注射器なども見つかっている[3]。また、これにより放送中であった出演ドラマ『キッパリ!!』は打ち切りとなった[4]。同年12月18日、この事件の判決公判が開かれ、裁判官は「違法薬物に対する常習性、依存性もうかがわれるが、二度と手を出さないと反省の態度を示している」とし、懲役2年6か月・執行猶予3年(求刑懲役2年6か月)を言い渡した。この裁判の初公判にて、「田舎の親元に戻って一からやり直したい」と芸能界引退を表明した。

2011年時点は都内のとある繁華街から少し離れたビルにある地下のバーバーテンダーとして働いていた[5]

2019年にはデイリー新潮によるインタビューに石田純一と共に登場し、トレンディドラマの舞台裏を語った[6]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef