力丸
[Wikipedia|▼Menu]

株式会社関西フーズ
Kansaifoods Co., Ltd.
関西フーズ 本社
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
670-0984
兵庫県姫路市町坪179-9
設立1987年昭和62年)10月
業種小売業
法人番号1140001058270
事業内容回転寿司チェーン「力丸」の経営。
代表者福永力夫(代表取締役
資本金5000万円
関係する人物福永博之(創業者)
外部リンクhttps://kansaifoods.co.jp/
テンプレートを表示
商品例(活さざえの刺身、にぎり寿司ほか)

関西フーズ(かんさいフーズ)は、「力丸」のブランド回転寿司チェーン店および海鮮丼専門店を運営する日本の企業。本社を姫路市に置き、神戸・姫路・西宮エリアに15店舗(2024年4月現在)を展開する。いけすを設置し、全国の漁港などから仕入れたを客の目の前でさばくなど、低価格路線とは一線を画すグルメ志向の経営方針を特徴とする[1][2]
概要

1980年昭和55年)に創業者の福永博之が、第1号店となる「くるくる寿司飾磨店」を開店。1988年(昭和63年)には「すしプラザ」の名称で、回転ずしチェーン店の展開を開始。回転寿司ブームの到来とともに地盤を強固とすべく2001年(平成13年)より順次、「すしプラザ」から「力丸」と「廻鮮漁港」に名称変更し、安さだけではなくグルメ志向の回転寿司への路線を歩む。当初は郊外型店舗が主体であったが、駅前型への展開も強め、東京大阪など、姫路から東の地域への進出を図っている[1][3]

2023年2月には、同年4月の改正道路交通法で「無人宅配ロボット」の歩道通行解禁に備えJR姫路駅周辺で「力丸 JR姫路駅前店」を拠点に、家老屋敷跡公園やホテルモントレ姫路など駅北側の9ヶにすしを届ける無人宅配ロボット「デリロ」を使った宅配サービスの実証実験を始めた[4]。同社では、人出不足が常態化する中、ロボットとの共生が今後は必要となるとの認識を示し、早期のサービス実現を目指すとしている[5][6]
海鮮丼専門店

創業以来、回転寿司一筋だった同社だが、2020年の創業40年を迎えたことを機に、また長引く新型コロナ禍が街自体の活気をそぐと考え、JR姫路駅のビオレ姫路おみやげ館フードコートに新業態として、兵庫県産の海苔をはじめ、姫路では人気のシャコアナゴレンコンなどを使用したグルメ志向の海鮮丼専門店を2021年6月21日にオープンさせた。『龍力』(本田商店)や『白鷺の城』(田中酒造場)など、地元の日本酒も提供する[3][7]
お持ち帰り専門店

力丸のお持ち帰り専門店1号店として力丸 神戸 エキソアレ西神中央店が開店。朝6時にとれたばかりの近海鮮魚を使った持ち帰り寿司を提供。店内飲食カウンターも併設併設される[8]
屋号の由来

屋号の「力丸」の名は、2代目社長福永力夫の「力」と漁船の名に用いられる「丸」を由来とする。「廻鮮漁港」は、「漁港に水揚げされる海鮮を廻る寿司屋でお腹いっぱいどうぞ」との思いから名付けられた。2017年(平成29年)11月よりは、「力丸」に統一された[1]。福永力夫は、1972年生まれで大学卒業後、大阪の寿司チェーンで料理経営学を学びながら当時の人気飲食店巡りをし、繁盛店の秘訣を学んだ。その後関西フーズに入社。各店舗で経験を積み、店長、常務を経て2013年に社長に就任した[3]
経営理念

お客様の食生活に寄与すること

社員の生活向上をはかること

企業の安定成長をはかること

としている[9]
店舗の特色

価格は一皿100円(税別)から設定しながらも、低価格だけを追求した回転寿司店とは一線を画し、100種類を超えるメニューと播磨灘前捕れの新鮮なを使用。いけすを設置した店では、の寿司ネタや活魚などを備え、いけすで泳ぐアジタイヒラメなどの魚を注文を受けてその場でさばく演出を行っている[10][11][12]平日ランチメニューには1000円を切る低価格で「海鮮丼ランチ」や「日替わりにぎりランチ」などを提供している[2]いけすの置かれた店舗。播州播磨前捕れの魚が泳ぐ店内。

3つのこだわりとして、以下を挙げている。

「本物の味へのこだわり」
いけすを設置し、全国の漁港から直接仕入れた旬の魚などを泳がせ、注文を受けてから客の目の前でさばき、寿司を握る[9]

「癒しの空間と安全へのこだわり」
日本の伝統食文化である寿司を提供する店として「和」を基本とする内装としながらも、注文をスムーズにするためのタブレット端末や注文品を客の手元に運ぶ特急レーンの設置、子供向けのゲームコーナーやキッズルームなども併設している[9]

「良質な接客サービスへのこだわり」
スタッフを客から見えるカウンター内に配置することで、気配りの行き届くもてなしを行うことが可能[9]
体験教室

年3?4回、貸し切り店舗で子供向けの「すし職人体験教室」を実施している。寿司店は厚生労働省の2008年調査で、1万3千軒も減少しており、市場規模は縮小、寿司職人の志願者も減少していることを危惧した同社が、地元貢献の一環として企画したものである[13]
沿革

1980年(昭和55年)

3月、創業者福永博之により、第1号店「くるくる寿司 飾磨店」開店。

8月、「くるくる寿司 名古山店」開店。


1987年(昭和62年) - 11月、「くるくる寿司 青山店」開店。

1988年(昭和63年) - 10月、「すしプラザ 岡田店」開店(2001年に「廻鮮鮨 力丸」に変更)。同月、本社事務所を姫路市西延末に置く。

1989年(平成元年)

「すしプラザ」の名称で、回転ずしチェーン店の展開を開始。

2月、「くるくる寿司 名古山店」を全面改装し、「すしプラザ」に変更。


1990年(平成2年)- 6月、「くるくる寿司 青山店」、「くるくる寿司 飾磨店」の店名を「すしプラザ」に変更(2003年と2001年にそれぞれ「廻鮮漁港 青山店」と「廻鮮鮨 力丸」に変更)。

1994年 (平成6年)- 11月、「すしプラザ 大津店」開店(2002年に「廻鮮漁港 大津店」に、さらに2014年「力丸」に変更)。

1995年 (平成7年)- 10月、「すしプラザ 高砂店」開店(2003年に「廻鮮漁港 高砂店」に、さらに「力丸」に変更)。

1997年 (平成9年)- 11月、「すしプラザ 加古川店」開店(2001年に「廻鮮漁港 高砂店」に、さらに「力丸」に変更)。

1999年 (平成11年)- 11月、「すしプラザ 二見店」開店(2001年に「廻鮮鮨 力丸」に変更)。

2000年 (平成12年)- 5月、本社を現在の姫路市町坪179-9に新築移転。

2001年(平成13年)- 「すしプラザ」から「力丸」と「廻鮮漁港」に順次、名称変更を開始。グルメ志向の回転寿司店を目指す。

2002年(平成14年)- 3月、「廻鮮鮨 力丸 太子店」開店(2003年に「廻鮮漁港 太子店」に変更、さらに「力丸 揖保郡太子店」に変更)。

2004年(平成16年)- 12月、「廻鮮漁港 東山店」開店(2017年に「力丸 姫路東山店」に変更)。

2009年(平成21年)- 12月、「廻鮮鮨 力丸 姫路辻井店」開店。

2011年(平成23年)- 12月、「播磨の活魚にぎり 力丸 姫路中地店」開店。

2012年(平成24年)- 7月、「力丸 神戸大蔵谷店」開店。

2016年(平成28年)- 6月、「力丸 JR姫路駅店」開店。

2018年(平成30年)- 7月、「力丸 神戸垂水店」開店。

2020年令和2年)- 6月6日、「力丸 神戸三宮センタープラザ店」開店[14][15]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:24 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef