劇場版 仮面ライダー龍騎
EPISODE FINAL
監督田ア竜太
脚本井上敏樹
原作石ノ森章太郎
製作
白倉伸一郎
武部直美
中曽根千治(テレビ朝日)
出演者
須賀貴匡
松田悟志
杉山彩乃
菊地謙三郎
加藤夏希
涼平
萩野崇
音楽
渡部チェル
丸山和範
主題歌松本梨香
「Alive A life -Advent Mix-」
撮影松村文雄
編集長田直樹
製作会社仮面ライダー龍騎製作委員会
配給東映[注釈 1]
公開2002年8月17日
上映時間
78分(劇場公開版)
97分(ディレクターズカット版)
製作国 日本
言語日本語
興行収入14億3,000万円[1]
前作劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4
次作劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
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『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』(げきじょうばん かめんライダーりゅうき エピソードファイナル)は、2002年8月17日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮テレビドラマシリーズ「平成仮面ライダーシリーズ」の『仮面ライダー龍騎』の劇場版作品。
キャッチコピーは「想像を超える壮大な戦闘〈バトル〉。」、「龍騎、衝撃の結末。最終回、先行映画化。」。同時上映は『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』。 平成仮面ライダーシリーズの劇場版としては通算2作目。当初、仮面ライダーの劇場版は30周年記念の前作『仮面ライダーアギト』のみの予定であったが、興行収入で大ヒットを収めたことを受け、本作品以降も仮面ライダーシリーズの映画化が恒例となった。また前作の好評を反映し、公開日も前作の9月から夏休み中の8月へと変更された[2]。本作品の撮影に際し、特撮作品としては初めてパナソニック製の業務用HDビデオカメラ「VARICAM」が使用された[3]。 テレビシリーズの外伝的ストーリーが描かれた前作『アギト』の劇場版に対し、本作品ではイベント的な側面を強化し、前出のキャッチコピーにもあるようにテレビシリーズに先駆けて最終回を先行公開することをアピール、物語が終焉を迎える最後の3日間を描いた[2]。また公開前のみならず、公開終了後も情報の露出が徹底的に制限され、終盤の展開やリュウガの正体は実際に本作品を観ないと分からないようにされていた。そのためこれらの情報の正式公開は、テレビシリーズの放送終了まで待つこととなった。前作と同様にマスコミ用に配布された台本も、後半の部分が削除されたものであった[4]。 もっとも結果的には、本作品はテレビシリーズの第48話?第50話(最終話)に相当する時間軸の物語として、テレビシリーズとは結末の異なる「もう1つの最終回」という位置付けとなった。本作品の内容は当初テレビシリーズの結末として考えられていたものであり、当初の構想を先行して公開してしまうことで、その後のテレビシリーズは“ライブ感”を重視して制作されていった[5][注釈 2]。
概要