劇場版 仮面ライダー電王&キバ
クライマックス刑事
監督金田治(ジャパンアクションエンタープライズ)
脚本小林靖子
原作石ノ森章太郎
(石森章太郎プロ)
製作
加藤和夫(東映ビデオ)
梶淳(テレビ朝日)
白倉伸一郎
武部直美
宇都宮孝明
大森敬仁(東映)
製作総指揮
鈴木武幸(東映)
杉山登(テレビ朝日)
松下洋子(ADK)
出演者
佐藤健
中村優一
瀬戸康史
秋山莉奈
松本若菜
松元環季
武田航平
村井良大
石丸謙二郎
音楽
佐橋俊彦
斉藤恒芳
主題歌「Double-Action CLIMAX form」
撮影倉田幸治
編集長田直樹
制作会社東映テレビプロダクション
製作会社
東映ビデオ
テレビ朝日
アサツー ディ・ケイ
配給東映
公開2008年4月12日
上映時間67分
製作国 日本
言語日本語
興行収入7億3,500万円[1]
前作
仮面ライダー THE NEXT(仮面ライダー前作)
劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!(電王前作)
次作
劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王(仮面ライダー次作)
劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン(電王次作)
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『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』(げきじょうばん かめんライダーでんおうアンドキバ クライマックスデカ)は、2008年4月12日より東映系で公開された、特撮テレビドラマシリーズ「平成仮面ライダーシリーズ」の『仮面ライダー電王』の劇場版作品。
『モモタロスのキバっていくぜ!』と同時上映。
キャッチコピーは「キバって行こうぜ!! 今度は刑事(デカ)で俺、参上。」。 『仮面ライダーアギト』以降夏か秋に公開されていた同シリーズの劇場版であるが、本作品は春の仮面ライダー祭と銘打たれているように春に公開された作品である。元々は劇場公開作品ではなくオリジナルビデオ(東映Vシネマ)として2007年10月ごろより企画されていたもの[2][3][注釈 1]であり、役者のブログなどでもVシネマ作品として発表されていたが、諸事情により急遽劇場用作品に変更され、テレビ本編最終回終了直後に劇場での公開が発表された。 平成ライダーシリーズでは初となるテレビでの本放送終了後に製作された作品であり、タイトルにもあるように、本作品には電王だけではなく、ゲストに近い扱いではあるものの『仮面ライダーキバ』のキャラクターも登場しているクロスオーバー作品であることが特徴となっている。宣伝においても平成ライダー初となる他作品のライダーとの共演が強調された。 CMでは「事件の謎を追って、22年前にデンライナーが飛ぶ」と説明があったが、実際には現代のみで物語が進み、過去へは終盤諸事情により行くのみである。テレビ本編最終回後のストーリーという設定であるが、イマジンなどの設定解釈などの描写に多少の矛盾点も存在し、各媒体では監督の金田治は「テレビとは多少違うところがある」と発言していたが、本作品が映画のため、それでいいという形で撮影したという[2][注釈 2]。本作品ではクライマックスフォームが劇場版初登場となる。 公開に先駆け、公開1週間前である2008年4月6日には渋谷C.C.Lemonホールにおいて「電キバ祭り?最初から最後までキバっていくぜ?!!」と銘打たれた公開記念イベントが開催されている。このイベントでは出演者によるトークショーや短編作品『モモタロスのキバっていくぜ!』などの上映の他、前年に東映太秦映画村オリジナルで上演されたショーのリニューアル版である『きだ版ライダー絵巻 激突! 電キバVS信長』(脚本・演出:きだつよし)も上演された。 本作品はテレビ本編終了後に企画されたものの、当初は具体的な構想が浮かばず、小林の酒の席での「刑事ものとか学園ものとか、ドリフみたいなことをしたら」という発言を、白倉伸一郎が採用するなど[4]、安直に方針が固まったものであり、上映館も公開第1週で140館と今までのライダー映画と比較して少なかったが同じ週に公開された映画の中ではランキング1位と好成績を残し、結果として『さらば電王』『超・電王』シリーズと続いていくきっかけとなった[5]。 鈴木一馬役に『仮面ライダー剣』の相川始 / 仮面ライダーカリス役の森本亮治がゲスト出演しており、その息子・鈴木一哉役の村井良大は1年後の『仮面ライダーディケイド』の小野寺ユウスケ / 仮面ライダークウガ役でレギュラーを務めることになる。 金田治によると「撮影された映像はデンライナー署を警視総監が許可して、刑事を送ったというシーンを除いてすべて使用した」とのこと[2]。そのため、これまでの平成ライダーの映画では必ず作られていたディレクターズカット版が本作品では作られなかった[2]。 2010年11月20日放送の『名探偵コナン』第596話「転落のアリバイ」内で本作品のポスターを加工したものが登場した。 銀行強盗犯を追う警官たちの前に現れた良太郎とモモタロスたち。彼らは「デンライナー署の刑事」と名乗り、強盗犯を追跡する。追い詰められた強盗犯はイマジンとファンガイアの正体を現すが、モモタロスたちの奮闘によって撃退される。実はデンライナー署は、オーナーから強奪された予備のライダーパスを取り戻すべく立ち上げられたものであり、先の銀行強盗にもパスを強奪した真犯人が一枚噛んでいたのだ。
概要
あらすじ