劇場版_仮面ライダー剣_MISSING_ACE
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劇場版 仮面ライダー剣
MISSING ACE
監督石田秀範
脚本井上敏樹
原作石ノ森章太郎
製作

日笠淳

武部直美

宇都宮孝明

松田佐栄子

出演者

椿隆之

森本亮治

天野浩成

北条隆博

黒田勇樹

三津谷葉子

杉浦太雄

江川有未

竹財輝之助

石田未来

山口香緒里

音楽三宅一徳
主題歌RIDER CHIPS featuring Ricky
ELEMENTS
撮影いのくままさお
編集長田直樹
製作会社劇場版「ブレイド・デカレンジャー」製作委員会
配給東映[注釈 1]
公開2004年9月11日
上映時間

73分(劇場公開版)

90分(ディレクターズカット版)

製作国 日本
言語日本語
興行収入9億2,000万円[1]
前作劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト
次作劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
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ポータル 映画
プロジェクト 映画

『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』(げきじょうばん かめんライダーブレイド ミッシングエース)は、2004年9月11日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮テレビドラマ「平成仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー剣』の映画化作品である。同時上映は『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション』。

キャッチコピーは「物語は未来へ―。最終.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}戦闘(バトル)を目撃せよ!」。
概要

前年までとは異なり9月公開となった本作品は、剣崎たち仮面ライダーの活躍により全てのアンデッドが封印されてから4年後にあたる、栗原天音の14歳の誕生日前後が舞台となっている[注釈 2]

このようにテレビシリーズで描かれていた戦いが終結した後を描いた後日談を先行公開するとされていたが、その後に放映されたテレビシリーズ最終話は、劇場版である本作品には繋がらない結末を迎えている[2]。脚本を手がけた井上敏樹は戦いの後日譚とした理由について、本作品の執筆時点では『剣』テレビシリーズを、自身がほとんど書いておらず内容をよく知らなかったため、一から書いた方が早かったからであったとしている[3]。ただしテレビシリーズ終盤の展開にも一部本作品のそれに準じた部分が見られており、第48話には本作品で志村純一を演じた黒田勇樹が、警官役としてゲスト出演もしている。

前年に引き続き、仮面ライダーブレイド キングフォームやジョーカー、ギラファアンデッド(怪人態のみ)といった、新フォームや新キャラクターがテレビシリーズに先駆けて登場している。

キャスト面では、新世代ライダーの3人には、映画『学校』で日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞した黒田勇樹、グラビアアイドルで女優の三津谷葉子、『ウルトラマンコスモス』の主人公春野ムサシ役で知られる杉浦太陽の弟である杉浦太雄を起用した。14歳に成長した設定となっている栗原天音は石田未来が演じ、テレビシリーズでの天音役の梶原ひかりも本作品内の天音の幼少時代という形で出演している。特撮OB・OGからは、前作『仮面ライダー555』より泉政行村井克行唐橋充が出演した。特に泉と村井は役名や同じ会社の役員という役柄など『555』での役柄を彷彿とさせる設定となっている。また、テレビシリーズ第1話にのみ出演した松金よね子が同じ役柄で出演した他、主題歌を担当したRIDER CHIPSのメンバーもゲスト出演を果たしている。

スタッフ面では、テレビシリーズにてパイロットを手掛けた石田秀範が映画作品を初演出。脚本は前述の通り井上敏樹が手がけている。メインカメラマンには、石田と同様に平成仮面ライダーシリーズ劇場版に初めて参加するいのくままさおが起用された。

前作『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』がバイクアクションを中心としていたため、本作品ではスピーディーな肉弾戦を中心としている。
あらすじ

生物の始祖的存在である不死の生命体アンデッドは人類を巻き込んだバトルロワイヤルを繰り広げていた。それを食い止めるため、人類基盤史研究所(以下“ BOARD ”)が作り出した戦士である仮面ライダーはアンデッドを封印し続けていた。

やがて大半のアンデッドは封印され、最後に残ったのは相川始と名乗る人間に化けていたジョーカー、またの名を仮面ライダーカリス。剣崎一真 / 仮面ライダーブレイドは始 / ジョーカーとの死闘の果てに彼を封印し、バトルロワイヤルは幕を下ろしたはずであった。

その4年後。仮面ライダーを引退し、清掃員として働いていた剣崎の元に、仮面ライダーとアンデッドの戦いを記した本の出版で財を成した、かつての仲間である白井虎太郎が現れる。虎太郎の姪である栗原天音の14歳の誕生日を、昔の仲間で祝おうというのだ。虎太郎と共に仲間たちに会いに行く剣崎だが、就職活動で忙しい上城睦月 / 仮面ライダーレンゲルや、結婚を控えた広瀬栞の反応は冷たい。4年間の空白で生じた溝にショックを受ける剣崎たちの前に、封印したはずのアンデッドが多数出現する。生身で応戦する剣崎だが、当然敵わない。そんな時、3人の仮面ライダーが突然現れ、瞬く間にアンデッドを封印していった。声をかける剣崎だったが、生身で戦ったことで夏美にビンタされ、聞こうとするも志村に止められ、3人は剣崎を無視してその場を後にした。

そのしばらく後、天音の家でパーティーの準備をする剣崎たちの前に、再び3人の仮面ライダー志村純一 / 仮面ライダーグレイブ、三輪夏美 / 仮面ライダーラルク、禍木慎 / 仮面ライダーランスが現れる。先日の戦いで剣崎が拾ったラウズカードを回収しに来ただけ、という彼らは、剣崎たちを「あなたたちの時代は終わった」となじる。その場を去る3人を追い掛ける剣崎たちを迎えたのは、すっかり雰囲気が変わった橘朔也 / 仮面ライダーギャレンだった。橘は、ジョーカー封印の直後、未知のアンデッドアルビノジョーカーによってアンデッドの封印が再度解かれたことを剣崎たちに告げる。協力を申し出る剣崎たちだったが、ライダーへの変身に必要なラウズカードに封印されるべきアンデッドは、未だ解放されたまま。志村たち3人は、足手まといは要らない、先輩面されちゃたまらないと、協力を拒むのだった。

そんな時、天音がデパートで万引きをして警察に捕まったと連絡が入った。天音は、信頼していた始がいなくなったことで、すっかり心を閉ざしてしまっていたのだ。釈放されて叱責する母の遥香から逃げ出す天音を追った剣崎の前に、アンデッドと白い怪人アルビローチの群れが現れる。改心した睦月や、駆け付けた志村たちの協力で、天音を守りながら逃げる剣崎たち。そして変身した橘がスパイダーアンデッドを封印したことで、睦月もレンゲルへの変身が可能になり、戦況はライダー側に傾き、アンデッドの残党は退散していった。

橘は、アルビノジョーカーの目的は、アンデッド同士の戦い=バトルファイトに勝利することで得られる万能の力であるという推測を、剣崎たちに語る。睦月が変身できるようになったことで、再度協力を申し出る剣崎たちだったが、それでも志村たちは「チームワークが乱れる」と拒否。仕方なく、剣崎たちは独自に動くことを決意する。結婚式を控えて忙しい栞も、新アンデッドサーチャーを貸すという形で協力してくれた。そして剣崎たちは、剣崎が変身するためのカードに封印しなければならない、ビートルアンデッドと遭遇。睦月がこれを撃破し、剣崎はブレイドに変身できるようになった。それが気に食わない夏美と禍木は、レンゲルを攻撃、剣崎はブレイドに変身し、止めようとするも、志村が剣崎の力を試そうと襲いかかって来る。ライダー同士の戦いの最中、新手のアンデッドが乱入。それを封印したことで、志村は剣崎の実力を認めたが、夏美と禍木はそれを認めなかった。しかしその後、夏美と禍木が何者かに殺されたうえ、封印により集まった4枚のカテゴリーKのカードがなくなっていた。一同は疑心暗鬼に陥り、志村はこの中の誰かがアルビノジョーカーだと言い出す。

緊張が続く中、剣崎は天音を励まそうと彼女の下を訪れる。厚意を拒絶する天音だが、再びアルビローチの大群が2人を襲撃。駆け付けたライダーたちとアルビローチによる混戦の陰で、橘は天音に、彼女こそが太古の力を手に入れるために必要な生贄であり、そのためにアルビノジョーカーがアルビローチを仕向けて襲ってくることを明かす。一方、夏美と禍木の最期を虎太郎から知らされた栞は、2人が残したダイイングメッセージからアルビノジョーカーの正体に思い至り、結婚式場を飛び出して剣崎たちのもとに赴く。橘とはぐれた天音に、アルビノジョーカーの本性をあらわにした志村が襲い掛かろうとするが、栞の警告を受けた剣崎たちに阻止される。しかし無数のアルビローチから天音を逃がしきることは容易ではない。窮余の一策として、橘と剣崎が志村から奪ったジョーカーのカードを睦月が解放。復活した始はアルビローチを蹴散らし、気絶した天音を連れて撤退する。


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