この項目では、大和和紀の漫画、およびそれを原作とした作品群について説明しています。その他の用法については「はいからさんが通る (曖昧さ回避)」をご覧ください。
はいからさんが通る
漫画
作者大和和紀
出版社講談社
掲載誌週刊少女フレンド
レーベルフレンドKC
発表号1975年7号 - 1977年10号
巻数全8巻(本編7巻+番外編1巻)
アニメ
原作大和和紀
監督横田和善、馬越彦弥
脚本高橋二三
キャラクターデザイン芝山努
音楽山口ますひろ
アニメーション制作日本アニメーション
製作日本アニメーション、朝日放送
放送局朝日放送
放送期間1978年6月3日 - 1979年3月31日
話数全42話
映画:劇場版 はいからさんが通る
前編 ?紅緒、花の17歳?
後編 ?花の東京大ロマン?
原作大和和紀
監督古橋一浩(前編)
城所聖明(後編)
脚本古橋一浩
キャラクターデザイン西位輝実
音楽大島ミチル
制作日本アニメーション
製作劇場版「はいからさんが通る」製作委員会
配給ワーナー・ブラザース映画
封切日2017年11月11日(前編)
2018年10月19日(後編)
上映時間97分(前編)
105分(後編)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画・アニメ
ポータル漫画・アニメ
『はいからさんが通る』(はいからさんがとおる)は、大和和紀による日本の漫画。また、これを原作として製作されたアニメおよび映画、舞台の演目、テレビドラマである。 大正時代を主舞台とし、設定年代当時の様々な民間風俗や漫画連載当時のサブカルチャー(『宇宙戦艦ヤマト』、『科学忍者隊ガッチャマン』、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ゴジラ』シリーズなど)を由来としたギャグなどを取り混ぜながら大正デモクラシー?シベリア出兵?関東大震災を駆け抜けて結ばれる一組の男女とそれをとりまく人々の恋愛模様を描くラブコメ作品。 『週刊少女フレンド』(講談社)に1975年7号から1977年10号まで連載された(本編は1977年の7号まで。8・9・10号は番外編)。番外編を含めコミックス全8巻、文庫版全4巻が出版されている。 1977年(昭和52年)度、第1回講談社漫画賞少女部門受賞。2017年11月時点でシリーズ累計発行部数は1200万部を突破している[1]。 連載中より、いくつかの他メディア化が実施・放送された。これらの版では、放送枠や尺の関係もありストーリーが原作の結末まで描かれたことはなく特に忍のシベリア出兵後の経緯が大幅に省略されることが多い。 1978年6月3日から1979年3月31日まで、日本アニメーション製作の連続テレビアニメ版が、朝日放送(ABC)を制作局としてテレビ朝日系で放送(全42話)。当初は1年間の放送予定であったが、モスクワオリンピックの放送枠の関係で半ば打ち切り同然の終了となり、この影響でストーリーが最後まで描かれることはなかった。この時はアニメスタッフから原作者の大和和紀にも相談があったが、どうにもならなかったと言う[2]。 1979年、KTVで連続ドラマ化。キャストには宝塚歌劇団の生徒が起用されている。 1987年、南野陽子主演、東映による製作・配給で実写映画版が公開。 その後、1985年4月15日 CX系月曜ドラマランドで単発ドラマ化(約90分)、2002年1月2日には TBS系で新春特別番組として単発ドラマ化(約120分)。 2017年より大和和紀画業50周年を記念し、劇場版アニメが前後編二部作で制作・上映された。この劇場版アニメでは各メディア作品では初めて、原作のストーリーを最後まで描いている(詳細は劇場版アニメの節を参照)。同年10月に宝塚歌劇団によるミュージカル版も上演[3]。 本作を体現する最もわかりやすい言葉が、平塚らいてうの『青鞜』創刊号所収の文(創刊の辞)の冒頭、「元始女性は太陽であつた。真正の人であつた。今、女性は月である。他によつて生き、他の光によつて輝く」。本作では女学校時代から番外編まで、この言葉が重要な鍵となっている。
作品概要