劇場版マクロスΔ
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劇場版マクロスΔ
激情のワルキューレ(第1作)
劇場版マクロスΔ
絶対LIVE!!!!!!(第2作)
監督河森正治
ヤマトナオミチ(第2作副監督)
脚本根元歳三
河森正治(第1作)
原作河森正治
スタジオぬえ
出演者内田雄馬
鈴木みのり
瀬戸麻沙美
小清水亜美
JUNNA(歌)
安野希世乃
東山奈央
西田望見
音楽鈴木さえ子
TOMISIRO(フランス語版)
窪田ミナ
制作会社サテライト
製作会社ビックウエスト
劇場版マクロスデルタ製作委員会
配給ビックウエスト
公開 2018年2月9日(第1作)
2021年10月8日(第2作)
上映時間120分(第1作)
110分(第2作)[1]
製作国 日本
言語日本語
興行収入 $1,553,444(第2作)[2]
前作マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!
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『劇場版マクロスΔ』(げきじょうばんマクロスデルタ)は、サテライト制作による日本アニメーション映画2016年放送のテレビアニメマクロスΔ』の劇場版作品である。

『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』(げきじょうばんマクロスデルタ げきじょうのワルキューレ)は、2018年2月9日よりTOHOシネマズ系映画館ほかで公開された[3]

『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』(げきじょうばんマクロスデルタ ぜったいライブ)は、2021年10月8日より公開[4]。同時上映は『劇場短編マクロスF ?時の迷宮?[5]
概要
激情のワルキューレ

2016年10月のテレビアニメ『マクロスΔ』放送終了から約1年半の期間を経て公開された、劇場版作品である。キャッチコピーは「いつか この声が果てる その日まで[6]」。タイトルの「ワルキューレ」とは作中に登場する女性5人組の「戦術音楽ユニット」であり、その歌と声を担当する5人の声優・歌手が現実においても音楽活動を行っている。

マクロスシリーズ」の前作『マクロスF』では最終話のテレビ放送直後に『劇場版 マクロスF』の製作が発表されたが、『マクロスΔ』の場合は放送終了後に映画化が検討されるものの、なかなか決まらずにいた[7]。音楽担当の福田正夫プロデューサーらは、2017年1月のワルキューレ2ndライブ(横浜アリーナ2DAYS[8])が最後のステージになると思い、様々なゲスト出演者を呼んでオールスター的な構成にした[9]。ワルキューレのメンバーは今後のことを知らないまま、ライブ最終日の本番前の楽屋でスタッフの「続きはやらないみたいですよ」という声を耳にしたが[10]、悔いの残らないようやり尽くすという気持ちでステージに臨んだ[11][12]河森正治総監督は5人のパフォーマンスと観客の盛り上がりに感激し、打ち上げの挨拶で「ここまでがんばったワルキューレをここで終わらせてはいけない。許されるならデルタを続けたい」と述べ、ワルキューレのメンバーは号泣した[9]。番組プロデューサー陣も河森と同じ思いを抱き、「絶対に劇場版をやる」という方向に進むことになった[7]。なお、このライブ終演後に「マクロスシリーズ テレビアニメ最新作 2018年放送」が発表されたが[13]、『劇場版マクロスΔ』前後編が完結した2021年時点でも実現していない。

2017年8月5日にワルキューレが野外音楽フェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」に出演した当日に映画製作がサプライズ発表され[14]、同年10月9日にラゾーナ川崎で行われた発表イベントで河森総監督から正式タイトルと公開日が発表された[15]

来場者特典として、公開第1週目は実田千聖CAPCOM)によるワルキューレメンバーの描き下ろしイラストミニ色紙全5種類[16]、第2週目はワルキューレを演じるアーティストの写真を用いた「アーティスト Photo ポストカード」全6種類[17]、第3週目から第5週目はフィルムコマ[18][19][20]がそれぞれランダムで配布された。

映画の内容はテレビ版のシナリオを再構築し、ストーリーの一部変更や新作シーン・再撮影を追加したものである[15](河森は再構成ならぬ「改・構成」と表現する[7])。これまでのシリーズと同様、テレビ版から劇場版になる際に変わる部分が多い[21]。「改・構成」は総カット数2,100 - 2,200のうちバンク(テレビ版からの流用)が約1,000、新作カットが約500、バンクに手を加えた「バンク+α」が約700となる[22]。まず河森がバンクの流用編集メモと大まかなあらすじを作ってからシナリオの打ち合わせに入り、前半のバンクメインパートはシナリオなしで河森が直接絵コンテを作成し、後半の新作メインパート[注 1]は脚本の根元歳三が参加してシナリオを作成した[22]。絵コンテは新作カットの多いシーンから先にあがり、バンクに手を加える部分は絵コンテによる指示から制作管理表が作成され、アニメーターや背景スタッフが入って細部の変更から、ときにはほぼ新作に近いような作業まで実施した[22]

劇場版のポイントとして、ワルキューレの新曲や戦闘シーンの補強が挙げられる[15]。新曲「チェンジ!!!!!」が流れるワルキューレの新規ライブシーンは、シリーズの本編映像で初めてキャラクターを含めてすべてコンピュータグラフィックス(CG)で描くという試みがなされている[23]。河森は過去のシリーズ作品でも未来的なステージ演出を試みてきたが、本作の制作時点における現実世界ではすでにプロジェクションマッピングなどの技術が普及しており、それを超えるインパクトを表現する必要から重力の制約を外し、ロシアでの取材時に見かけた時計台の幾何学的なオブジェクトを参考にしたライブステージを構成した[23]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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