本谷 有希子
(もとや ゆきこ)
誕生 (1979-07-14) 1979年7月14日(44歳)
日本・石川県白山市(旧松任市)
職業劇作家・小説家
言語日本語
国籍 日本
最終学歴石川県立金沢錦丘高等学校
活動期間2000年 -
ジャンル戯曲・小説
代表作『幸せ最高ありがとうマジで!』(2008年・戯曲)
『異類婚姻譚』(2016年・小説)
主な受賞歴鶴屋南北戯曲賞(2007年)
岸田國士戯曲賞(2009年)
野間文芸新人賞(2011年)
大江健三郎賞(2013年)
三島由紀夫賞(2014年)
芥川龍之介賞(2016年)
配偶者御徒町凧
子供1女1男
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本谷 有希子(もとや ゆきこ、1979年(昭和54年)7月14日 - )は、日本の劇作家、小説家、演出家、女優、声優。石川県白山市出身。「劇団、本谷有希子」主宰。夫は詩人・作詞家の御徒町凧。
本項では、本谷が自ら主宰する劇団「劇団、本谷有希子」についても触れる。 1979年、石川県松任市(当時)に生まれる。松任市立松任中学校[1] 在学時代はソフトテニス部に所属し部長を務める。石川県立金沢錦丘高等学校時代に演劇部に所属。上京後、ENBUゼミナール演劇科に入学し、松尾スズキのクラスに在籍する。在学中から主に舞台において女優活動を開始。 1998年、アニメ『彼氏彼女の事情』で声優デビュー。ENBUゼミを見学に来ていた監督の庵野秀明が、庵野を見て騒ぐ生徒たちの中で一人我関せずの態度を取っていた本谷を気に入ったためのオファーであった。このときの役は、「文化祭で上演する劇の台本を書く」少女の役であった。 2000年9月、「劇団、本谷有希子」を創立[2][3]。劇作家・演出家としての活動を開始する[2][3]。 2002年、『群像増刊エクスタス』に「江利子と絶対」を発表し小説家デビュー。サイトで連載していた小説を読んだ編集者が声をかけたことがきっかけとなった。 2005年4月から2006年3月までの1年間、ラジオ番組『本谷有希子のオールナイトニッポン』のパーソナリティを務めた。同年、小説『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が第18回三島由紀夫賞候補となる。 2006年、小説『生きてるだけで、愛。』で第135回芥川龍之介賞候補となる。 2007年、『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞[2][3]。小説『生きてるだけで、愛。』が第20回三島由紀夫賞候補となる。同年、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が佐藤江梨子主演で映画化された。2008年、小説『遭難、』で第21回三島由紀夫賞候補となる。 2009年、「幸せ最高ありがとうマジで!」で第53回岸田國士戯曲賞(白水社主催)を受賞[2][3]。同年、「あの子の考えることは変」で第141回芥川賞候補となる。同年10月には雑誌『VOGUE』が日本を代表する女性10人を選ぶ『ヴォーグ ニッポン ウィメン・オブ・ザ・イヤー2009』を受賞。 2011年、小説『ぬるい毒』で第24回三島由紀夫賞候補、第145回芥川賞候補、第33回野間文芸新人賞受賞[2]。2013年、小説『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞受賞[2][3]。同年5月7日、シンガーソングライターで映画監督の御徒町凧と結婚。 2014年、小説『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞受賞[2][3]。
経歴