創聖のアクエリオン
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この項目では、日本のアニメーション作品について説明しています。

同作品およびパチンコ版の主題歌については「創聖のアクエリオン (曲)」をご覧ください。

同作品を題材としたパチンコ機については「CRフィーバー創聖のアクエリオン」をご覧ください。

同作品の続編については「アクエリオンEVOL」をご覧ください。

創星のアクエリオン」とは異なります。

創聖のアクエリオン
ジャンルSFロボットアニメ
アニメ
原作河森正治湯山邦彦サテライト
監督河森正治
シリーズ構成大野木寛、河森正治
脚本河森正治、大野木寛
岡部雅子、杉原由美子
黒河影次、高橋ナツコ
キャラクターデザイン金田榮路(原案)、藤川太
メカニックデザイン河森正治、高倉武史
音楽菅野よう子保刈久明
アニメーション制作サテライト
製作Project AQUARION
放送局#放送局参照
放送期間2005年4月 - 9月
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画ライトノベルコンピュータゲーム
ポータルアニメ漫画文学コンピュータゲーム

『創聖のアクエリオン』(そうせいのアクエリオン、Genesis of Aquarion)は、日本SFロボットアニメテレビ東京ほかの深夜枠にて2005年4月から9月まで全26話が放送された。キャッチコピーは「あなたと合体したい」。
概要

あらゆる感情をエネルギーに変換して発する数々の必殺技と、司令官・不動GENの発言の数々や印象的な主題歌を残した作品である。原作無しの深夜アニメとしては異例の、2万円以上の値段設定となる超合金が放送中に発売された(後述のパチンコ版リリース後、パッケージをリニューアルして再発売された)。

凝った変形合体メカや臨場感溢れる戦闘演出など、『マクロスシリーズ』で知られる河森正治の作風を随所に感じさせる作品。生まれや立場の異なる者達が理解し合い、心を通わせることを主題としたストーリーも河森ならではであり、「合体」という言葉に本作品のテーマとも言える意味を付加している。毎回、作中での「創聖合体」場面にて、性行為におけるオーガズム描写を想起させる演出を意図的・効果的に盛り込み、話題を呼んだ[要出典]。

2007年11月には、パチンコ台『CRフィーバー創聖のアクエリオン』がリリース。当時オリジナル新作深夜アニメを題材としてパチンコ台が作られる事は異例であったが、この台のTVCMの影響力は大きく、テーマソングである「創聖のアクエリオン」は作品本編の放映終了後でありながらオリコンにもチャートインした。また、パチンコ台のホールでの人気も非常に高く、合体演出時にギミックが動くという凝った仕掛けや多彩な演出による娯楽性もあって人気を博し、結果的にそれまで興味のなかった世代も作品に注目して新たなファンを獲得するという逆転現象も起きている。
アクエリオンシリーズ

後年にタイトルであり主役ロボットの名称でもある「アクエリオン」を作品名に継承したアニメーション作品が不定期に発表されおり、それらは後付けで本作も含めて「アクエリオンシリーズ」と通称される事がある。本項はこれに倣い、遡って本作を「アクエリオンシリーズ」の第1作目と定義する。(以下「(第)1作目」と記載する場合あり)

各シリーズは前作の世界観を受け継いでいたり、殆ど過去作の影響は無かったり、まちまちだが、前述したとおり「アクエリオン」というロボットが主役となっている事、「合体」がキーワードとして使われている点は共通している、
以降のアニメシリーズ展開略史

2007年 - 1作目の世界観を用いた完全新作OVA作品『創星のアクエリオン』が全2巻でリリース。同年9月22日には本作を基に内容を再構築した完全新作劇場用短編映画『劇場版アクエリオン ─壱発逆転篇─』が全国各地で順次ロードショーされた(OVA版を基に内容を再構築した劇場用映画『劇場版アクエリオン ─創星神話篇─』と併映)。

2012年 - 1月から同年6月までテレビアニメシリーズ第2作目『アクエリオンEVOL』が放送される。(制作発表は本作を手掛けた「サテライト」の別作『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 ?サヨナラノツバサ?』本編上映前の特報映像にて[1])

2015年 - 同年3月にシリーズ10周年記念として単話アニメ作品『創勢のアクエリオンEVOL』が記念イベントで上映。後述する『アクエリオンロゴス』TV放送初回の前にもテレビ放送。

同年7月から12月までテレビアニメシリーズ第3作目『アクエリオンロゴス』が放送される。(制作発表は上記10周年記念のイベントにて)


2023年 - 同年3月にテレビアニメシリーズ第4作目 『想星のアクエリオン』制作が発表。[2]

あらすじかつて人類と堕天翅(だてんし)族との間で争われた大戦。“殺戮の天翅”として人類から恐れられていたアポロニアスは人間の戦士・セリアンとの恋に墜ち、堕天翅族を裏切り人類の側についた。囚われの身となったアポロニアスはかつて婚約者だった頭翅の目の前で自ら翅を引き千切り、彼を救出するため侵入していたセリアンを庇った。大戦が神話となってから1万2千年後、地球環境の大変動により復活した堕天翅は再び人類の敵として立ち塞がった。堕天翅たちは荒廃したアトランディアの復興に必要なプラーナ収集のため、収穫獣により人類を拉致していた。地球が荒廃する中、エレメント能力という特殊能力を持った子供たちが次々に誕生する。人類は堕天翅と再び戦うため、「創聖の書」に記された伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。アクエリオンを運用する地球再生機構ディーバは預言者・リーナの予知夢により「太陽の翼」アポロニアスの生まれ変わりとされる人物を求め、エレメント能力者であるピエール、シルヴィアを派遣し捜索に当たらせていた。その頃、そうした事情を知らない野生児アポロは相棒のバロンやチビコと共に食料庫に忍び込み戦利品を漁っていた。ピエールとシルヴィアがアポロと接触したそのとき神話獣が街を襲う。アポロの目の前でバロンら仲間たちが収穫獣に掠われ、アポロ自身も窮地に陥る。神話獣撃退のため、グレン、シリウス、麗花の三人で初陣を飾ったアクエリオンは「合体」による圧倒的な戦闘力でケルビム兵を撃退するかに見えたが、ディーバ本部司令室に一人の男の高笑いが響く、「笑止千万」。司令官代行であるジェロームをあざ笑うかのように現れたその男こそ、行方不明になっていたアクエリオン発掘調査団の一人不動GENだった。彼の語る「三本の矢」の予言は的中。麗花がパニックに陥ったことによりアクエリオンは一転して窮地に立たされ「合体」は破られた。擱座したベクタールナにはシルヴィアが乗り込む。ビルに同化した神話獣に囚われていたアポロは突如頭に浮かんだ言葉を声の限りに叫ぶ、「アクエリオーン!」。不思議な力に導かれ、戒めを解き放ったアポロは翼が生えたような姿で宙に舞う。アポロの声に呼応するかのようにベクターソルがアポロを迎え入れる。搭乗席に座ったアポロに翼持つ謎の男が語りかける、「唱えよ、創聖合体」。半信半疑のアポロはベクタールナに搭乗したシルヴィア、ベクターマーズに搭乗したシリウスの懸念と疑念をよそに声を限りに「創聖合体!Goアクエリオン!」と叫ぶ。アポロのかけ声に応じ、ベクターソルは鮮やかに他の2機を救出し、3機は創聖合体を果たす。神々しいまでの光を放ち大地に立つソーラーアクエリオン。「行くぜ友よ。我に力を」アポロの発揮する圧倒的な力でケルビム兵をねじ伏せるアクエリオン。その頃、アトランディアではアクエリオンの復活に呼応するかのように長き眠りについていた頭翅も目覚めようとしていた。アポロはエレメントスクールに迎え入れられ即一軍入りを果たす。また不動は教官としてエレメント候補生たちの訓練にも関わるようになる。更に追加の候補生としてジュンとつぐみが加わった。その一方、重傷を負ったグレンは集中治療を受ける身となり、麗花はトラウマから本来の力を発揮出来なくなる。アポロはバロンやチビコたちを助けたいという思いからしばしば和を乱してアトランディアに乗り込もうと焦る。だが、度重なるケルビムの襲来にアクエリオンは危機に晒され、その都度特訓の成果を発揮して戦況を打開していく。アポロとシリウスは犬猿の仲ではあったが二人の反目がアクエリオンの新たな力を呼び覚まし、「無限拳」などの必殺技を解放していく。またエレメント能力者たちはそれぞれの過去やトラウマと対峙し、克服していく。ディーバを去る決意をした麗花もアポロの後押しで殻を打ち破り、完全復活を果たす。一方、頭翅はアクエリオンの無様な戦いを半ば嘲弄するかのような態度に終始していたが、ディーバが琥珀に封じられた翅を保管していると知り奪還のため自ら行動を起こす。音翅と共に襲来した頭翅はバロンを人質としてディーバの結界を破って基地内に潜入。アポロとシルヴィアは琥珀の翅に触れて過去生とアクセスしてしまう。更に翅に呼応して出現したシリウスとシルヴィア兄妹が隠し持つ紅い翅をアポロは目撃してしまう。その事実は頭翅にも目撃された。麗花はつぐみ、ピエールと共に音翅を倒すため大破したアクエリオンを急造のアクエリオン・ソルナで撃退。バロンを殺されたことでアポロは頭翅を仇と憎むようになり、シルヴィアはアポロへの恋慕に目覚め、シリウスは秘密の露見を恐れ、頭翅は新たな画策を始める。物語は重大な転換点を迎えた。更に戦いを重ねるうち堕天翅族最後の子供双翅が参戦。双翅は無邪気な態度で戦いに臨み徒に被害を拡大させる。そんな双翅を「おしおき」するためアポロたちは倒すが、人類は双翅を捕らえるやその翅を毟るという行為で惨殺する。この行為は頭翅の逆鱗に触れる。双翅への行為にディーバ設立のためアリシア王国を滅ぼした人類の残酷さを改めて認識したシリウスは頭翅にその身を委ね見限る決意を固め、ベクターマーズと共にアトランディアに離反し、新たに詩翅を名乗ってかつての仲間たちに容赦のない戦いを挑む。その窮地に人類は量産機である強攻型アクエリオンを投入。その一機には双翅の翅を移植されたグレンが搭乗していた。


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