制服向上委員会
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制服向上委員会
別名SKi
出身地
日本
ジャンルJ-POP
活動期間1992年 - 2006年2010年 -
レーベルアイドル・ジャパン・レコード
公式サイト ⇒http://www.idol-japan-records.net/ski/

メンバーメンバーを参照

旧メンバーメンバーを参照

制服向上委員会(せいふくこうじょういいんかい、略称:SKi - Seifuku Kojo Iinkaiより)は、1992年に結成されたアイドルグループ[1]

メンバーは随時入れ替えられて継続していたが、2006年9月24日をもって“卒業”した。その後、SKiファミリーとして実質的に活動は継続し、グループではないが集合体総称という意味合いを持っていたが、2010年9月20日にグループとして再始動した。
沿革

学生服をコスチュームにし、“名門女子校のお嬢さん生徒”的に行動するのが特徴。2006年9月24日の卒業記念公演に出演したメンバーはレッスン生2名を含む11名。コンサート「制服の日」、制服ファッションショーを始め、反戦集会、メーデーへの参加、社会貢献など多彩な活動を行っていた。

略称の読み方は「すきー」ではなく「えすけいあい」である。最後の一文字が小文字になっているのもスキー(SKI)と混同されるのを防ぐため[2]

デビュー当初はポニーキャニオンキティレコードと大手レコード会社に所属していたが、1995年に「アイドル・ジャパン・レコード[注 1]」を設立し、インディーズ形式でCDをリリースしている。

2005年12月に上演されたロックミュージカル『ドン・ジョヴァンニ』の音楽監督頭脳警察PANTAが担当した。また、PANTA、中川五郎とユニット『PANTA & 中川五郎 with SKi』を結成し、憲法9条をテーマに『理想と現実』をリリースした。

グループ内に数多くのユニットを持ち、寿隊、4人1組、HellowはCDをリリースしているが、自然消滅してしまったものも多かった。また、ソロのユニットとしてCDをリリースしているメンバーもいた。

2006年9月24日の第414回制服の日?制服向上委員会 卒業記念公演?「祝!SKiの生誕14年祭」をもって14年間の制服向上委員会としての活動に、一応の終止符を打ち、会長である橋本美香の大卒業式典も開催された。

2007年からは、星川りりか&SKi、片平妃奈子率いる寿隊、橋本美香と松尾真冬によるTHE DUETとして活動を行い[注 2]、SKiファミリーのファンクラブであるSeKai-1が結成された。

その後、THE DUET、小川杏奈と京本百加によるangeLなどのユニット活動も交えて[注 3]、SKiファミリーとして活動していたが、2010年9月20日に新人メンバーを加えて制服向上委員会として再始動。11月に新メンバー白石結菜が加入した。

2013年12月に、プロデューサーの高橋氏の名前で、SKi会長の橋本美香と結婚し、橋本は出産のために歌手活動を休止する旨の発表があった[注 4]

2015年7月1日、橋本美香が二代目会長を辞任。替わって9代目リーダーを務めた小川杏奈が三代目会長に就任したことが発表された。

2016年10月 清水花梨が10代目リーダー辞任と同時に小川杏奈も会長を辞任。野見山杏里が11代目リーダーに就任するも、会長職は現在空席。この前後から所属メンバー大量脱退等、人材不足に苦しみ、2017年後半には名誉会長である橋本美香、11代目リーダー野見山杏里、その他新人レイ 研究生は皆無、メンバー3名しかいないという深刻な事態に陥る[注 5]

2018年4月1日、野見山杏里がリーダーを辞任[3]。唯一の現役メンバーだったRAYも7月に活動停止処分。現役メンバーが皆無となる。

その後の方向性は未定。OGによる定期ライブは行われていたが(2018年[4]・2019年[5]・2020年[6])、2020年2月公演から新型コロナウイルスの影響を受けて中止されている[7]
フジロック・フェスティバル出演中止問題

2011年7月20日フジロック・フェスティバル'11での脱原発の歌の歌唱を伴う出演が、同フェスの大手スポンサーの反対により取りやめになった[8]旨が公式ブログで発表された。しかし、出演者としても発表されていないため、疑問の声も上がり[9]、「話題作りではないか」との報道もあり[10]Twitterトレンドに一時表示されるなど話題になった[11]

7月22日、それまでの出演中止を告げるブログの記事[8]が、同日付の所属するアイドルジャパンレコード株式会社の代表・高橋廣行名義によるフジロック関係者と支持者へのメッセージに差し替えられた。この中で、当初の出演予定が出演者一覧に掲載されない「飛入出演」であったことが示唆され、フジロック関係者及びファンへのお詫びと出演のために手を尽くした関係者への謝意が表明された[12]

所属事務所の高橋代表は、ウェブメディアのインタビューに対し、「同事務所側から同フェスティバル主催企業である株式会社スマッシュにフェスティバルへの出演を働きかけ、飛び入りという形で出演案件が進んでいたことは事実である」と言明[13]。また、同事務所所属の頭脳警察2009年7月26日、同フェスティバルに結成40周年にして初めて出演し、同年5月2日に亡くなった忌野清志郎を追悼し、忌野作詞の反原発ソング「サマータイム・ブルース」を演奏した経験[14]もあることから、以前から同フェスティバルのスタッフと面識及び交流があることも示唆している。

スポンサー企業からの圧力についても、主催企業と調整中であるため、詳細を明らかにできない旨、弁明した[13]

また、「日経トレンディネット」の取材に同代表は、7月31日の夕方のステージへの出演の可能性が確認され、主催企業との間で出演時間の調整に入ったため、7月13日の同事務所によるUstream配信で出演予定を告知したが、7月14日、主催企業から出演が「NG」となったことの連絡があった旨を明らかにした[15]

なお、主催者側が正式な出演オファーをしたという事実はまったくなかったようだとする音楽ライターの見解を報道するウェブメディアもあった[16]
政治的活動

1997年のストーカー防止法の署名活動等をきっかけに、社民党との関係が深い。社会活動の一環として行った自転車のルールやマナーの向上を求める請願を同党の福島瑞穂党首、吉田忠智参議院幹事長、中島隆利副幹事長に提出したという繋がりもある[17]

2010年12月に地デジ反対の歌である「TVにさようなら」を発表した。

2011年6月には脱原発の歌を発表した。同年の11月24日には、みんなの党員が主催する脱原発タウンミーティングにも参加しており、「歌えるところがあればどこへでも」の精神で活動している。

2012年1月には民主党、野田政権への批判を題材とした「悪魔・野田・TPP」を発表した[18]。同年3月11日東京都国立市内で開かれたコンサートにおいて、脱原発やTPP反対を主張する内容の楽曲を披露し、そのコンサートの模様が社民党の機関紙である『社会新報』で紹介された[19]。このコンサートの実行委員会には、社民党の市会議員のほか日本共産党の市会議員も参加しており[20]、制服向上委員会の活動は日本共産党の機関紙である『赤旗』でも取り上げられている[21]

2015年6月13日、「憲法九条やまとの会」主催のイベント「若者と国家?自分で考える集団的自衛権」で、自民党などを批判する内容の歌を歌った。これにより神奈川県大和市と市教育委員会が、同イベントの後援を取り消す方向で検討することになった[22]。同年7月18日、日本共産党創立93周年記念講演会に参加したことを同党参議院議員の小池晃が明らかにした[23]

2015年には小川杏奈と清水花梨が著者として参加した『問う! 高校生の政治活動禁止: 18歳選挙権が認められた今』(社会批評社、.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4907127154)、2016年には野見山杏里が著者として参加している『投票せよ、されど政治活動はするな?: 18歳選挙権と高校生の政治活動』(社会批評社、ISBN 4907127200)が出版されている。
歴代リーダー
吉成圭子(1992年 - 1994年)

青山れい(1994年 - 1995年)

諸岡なみ子(1995年 - 1996年)

本田博子(1996年 - 1998年)

橋本美香(1998年 - 2002年)

吉田梢(2002年 - 2003年)

河野伶奈(2003年 - 2005年)

松尾真冬( - 2006年)

小川杏奈(2010年9月 - 2014年9月)[24][25]

清水花梨( - 2016年10月[26]

野見山杏里(2016年10月[26] - 2018年4月[3]

メンバーリスト

生年月日、在籍期間は、特に断りがない場合は「制服向上委員会メンバーリスト」[27]を出典とした。太字および○=現役メンバー、※=2010年卒業時の在籍メンバー、◎=再始動時のメンバー。

名前よみ生年月日期生在籍期間備考
吉成圭子よしなり けいこ1972.6.81期1992/09-1997/091代目リーダー、1代目会長
アイドル・ジャパン・レコード取締役プロデューサーを名乗った。
高瀬あやのたかせ あやの1973.11.161期1992/09-1993/08のち: A-YA→ひふみかおり
青山れいあおやま れい1975.6.81期1992/09-1995/022代目リーダー
佐藤枝里子さとう えりこ不明1期1992/09-1992/12
中野あきなかの あき-1期--
安達恵美あだち えみ-1期--
志村和美しむら かずみ-1期--
奥山美夏おくやま みか1976.3.21期1992/09-1995/02在籍後期、名前表記を“奥山みか”に変更→泉尚子→湶尚子
藍田真潮あいだ ましお1976.6.261期1992/12-1994/01-
加納理紗かのう りさ1975.12.141期1992/12-1993/08-
前田厚子まえだ あつこ1977.2.271期1992/12-1994/01のち: 木地谷厚子
秋山望あきやま のぞみ1972.9.41期1992/12-1993/08のち: 奥川希美
滝本久美たきもと くみ1976.12.11期1992/12-1996/02-
白石桃子しらいし ももこ1978.6.211期1992/12-1996/02-
吉田未来よしだ みらい1978.7.41期1992/12-1994/02のち: 瀬久美子
岩崎愛いわさき あい1978.3.111期1992/12-1995/02-
宮本里枝子みやもと りえこ1977.1.191期1992/12-1995/02のち: 秋月リエ→璃笑(りえ)→宮本リエ→宮本理英
望月菜々もちづき なな1978.5.211期1992/12-1996/02のち: Nanako名義でバンド『belly to belly』を結成→井出百合子→井出奈那子
松田ゆかりまつだ ゆかり1975.7.51期1993/03-1998/021996年にソロアルバム『残り者には福がある』をリリース[28]
その後、石川県のロックバンド「めんたんぴん」の佐々木忠平とユニット「ステラ・ブルー」を結成[29]
諸岡なみ子もろおか なみこ1977.4.31期1993/07-1997/023代目リーダー
中沢ひとみなかざわ ひとみ1980.11.171期1993/02-1994/05-
田村千秋たむら ちあき1979.10.142期1994/01-1996/06-
篠原智子しのはら ともこ1978.3.102期1994/01-1997/02-
浅野みゆきあさの みゆき1978.1.292期1994/01-1996/02のち: 飯島みゆき
鈴木涼子すずき りょうこ1977.5.202期1994/01-1995/07-
水野亜美みずの あみ1981.2.22期1994/01-1995/08-
久保愛くぼ めぐみ1977.12.62期1994/08-1999/02-
松本美雪まつもと みゆき1978.2.22期1994/08-1997/02通称「みーつー」 - 「みゆき2号」の意 浅野も“みゆき”だった為
本田博子ほんだ ひろこ1980.3.22期1994/08-1999/024代目リーダー
早乙女こずえさおとめ こずえ1982.2.52期1994/04-1997/02-
菊地彩子きくち あやこ1980.1.53期1995/06-1998/02-
小林久子こばやし ひさこ1980.10.243期1995/08-1998/02-


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