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非主流の説の扱いの要旨: 中立的な観点を保つため、ある説がその分野の研究者によって広く支持されてはいない場合、主流の説を主題とする記事のなかで、そのような説を過剰に重視してはいけません。広く支持されていない説についてのより詳細な解説は、その説自体を主題とする記事に書くべきものですが、その場合には特筆性の基準を満たしている必要があります。また少数派の観点を主題とする記事は、多数派の観点との関係を適切かつ明確に説明しなければなりません。

ウィキペディアは重要な意見を、その有名さに応じた表現でまとめます。ウィキペディアの記事では、非主流の説が実際よりも特筆すべきものあるいは広く受け入れられているものであるかのように書かれていてはいけません。その主張は対象と独立した信頼できる情報源に基づいている必要があります。その分野の学識者によって広く支持されていない説は、主流の説を主題とする記事のなかで過剰に重要視されるべきではありません。また、非主流の説が、主流の説に対して重大な関係性を持つことを真剣に示す、信頼できる情報源を参照しなければなりません。

このことにはいくつも理由があります。ウィキペディアは、重要でない主題にお墨付きを与える情報源であるべきではないし、またそうなってはならないのです。ウィキペディアは独自の研究結果を発表する場所ではありません。ウィキペディアの記事を中立的な観点から執筆するには、執筆者・編集者は、対象と独立した、充分に信頼できる良質な二次情報源において述べられていることをただ単に言い直すようにすることが極めて重要です。

非主流の説を扱う運営方針は、ウィキペディアの三大方針である中立的な観点、独自研究を載せない、検証可能性です。これら3つをまとめれば、記事には執筆者が新しく分析したり合成したりしたものを含んではならず、異論のありそうな記述には信頼できる情報源が必要であり、信頼できる情報源において公表されている多数派の観点と、重要な少数派の観点は、すべて公平かつバランスの取れたかたちで提示されるべきです。このガイドラインと三大方針の間に矛盾が生じた場合には、三大方針が常に優先されます。
非主流の説とは何か

ここでは、「非主流の説」という語を非常に広い意味で、ある分野において普及している主流の観点から大きく逸脱した説を意味するものとして用います。たとえば、非主流の科学理論は、主流の科学から大きく逸脱していて、科学的な根拠をほとんど、あるいはまったく持ちません。陰謀論や、医学に関する秘伝の主張なども、非主流の説に含まれます。どれが主流の観点かを判断するには、一般的に研究者の意見がもっとも信頼できます。ただし、ある事柄を専門に扱う学問領域が存在しない場合もあることと、異なる分野を専門とする研究者の意見を過剰に重視してはならないことに注意が必要です。。
疑似科学とその他の非主流説

信頼できる情報源に疑似科学的、あるいは非主流の説だと書かれているような話題について議論する場合には、疑似科学的な非主流説を科学的・学問的に合意されている見解と並べて、対立しているが対等の観点であるかのように書くことのないように注意するべきです。疑似科学がある記事にとって重要である場合もありますが、その場合でも、主流の観点の記述と有名性を隠してはいけません。

疑似科学や非主流の科学にもいろいろなものがあります。疑似科学と疑問のある科学は、以下のような基準で近似的に線引きすることができますが、慎重に扱う必要があります。

明らかな疑似科学 科学を装っているものの、明らかに偽物であるような説は、それ以上の正当化なしに、疑似科学であると判断し、カテゴリをつけることができます。たとえば、永久機関は不可能であるという普遍的な科学的観点に照らせば、永久機関と称する機械はすべて疑似科学として扱われるべきです。占星術など、科学者コミュニティからは一般に疑似科学と考えられている説は、その情報を適切に記し、疑似科学にカテゴライズすることができます。

疑問のある科学 多くの支持者がいるものの、疑似科学であるとみなす批判派もいるような仮説は、その趣旨を示す情報を含む記事にするべきです。しかし、現時点で相当量の学術的論争がある限りは、疑いなく疑似科学であると記述してはいけません。

科学者コミュニティの内部から提案された対立仮説は疑似科学ではなく、科学のプロセスの一部です。そのようなものは疑似科学に分類するべきではありませんが、主流の観点との関係を背景として説明するべきです。そのような理論は現実の一部を説明できないかもしれませんが、もし説明できるようになれば、ふつうはすぐに受け入れられます。たとえば、大陸移動説は、大陸が動く仕組みが知られておらず、提唱された仕組みはありそうにないものだったため、強く批判されました。やがてその仕組みであるプレート・テクトニクス発展されると、主流になりました。現時点では妥当性を示す証拠のない代替仮説も、証拠が得られれば主流になることができます。そのような例にはトロイの実在や地動説、ビッグバン理論などがあります。

あるものが疑似科学のカテゴリに入るか、あるいは単なる代替理論であるかを判断するときには、以下のことを考慮してください。代替理論はふつう、科学の最先端にあるものを微調整したものか、現実をよりよく説明できるモデルを作ろうとすることで、説明しにくいが強い証拠に対処しようとするものです。疑似科学は一般に、支持者たちが信じたい現象が起こることができるように、基本的な自然法則の変更を提案しますが、そのような大きな変化を正当化する強い科学的証拠はありません。疑似科学は、主流の科学理論と方法論を攻撃することに依拠するばかりで自身への批判的検討を欠き(創造科学によく見られる)、弱い証拠(逸話的な証拠や弱い統計的証拠、例としては超心理学)に頼り、疑わしい理論的前提を無批判に受け入れます(ホメオパシー支持者によって主張された「水の記憶」のように)。
信頼できる情報源「Wikipedia:信頼できる情報源」も参照

ウィキペディアでは、いかなる記事にも信頼できる情報源が求められます。信頼できる情報源は、ある説が単独の記事を作るに値するほどの特筆性を持つことを示すために必要です。また、主流の説を主題とする記事のなかで非主流の説を論じてよいのは、信頼できる情報源がその2つの間の真剣で重要な関係を論じている場合です。

ウィキペディアにおいて信頼できる情報源のなかには、査読のある学術誌、大学出版会から刊行された書籍、大学レベルの教科書、評判のいい出版社から刊行された雑誌や書籍、主流の新聞などがあります。査読された学術的出版物が利用できる分野では、通常それがもっとも信頼できる情報源になりますが、そのような分野でも、信頼できる非学術的情報源も用いることができます。

それぞれの主題に対するウィキペディアでの扱いは、記事の出典となる情報源での扱いの詳しさに応じます。ウィキペディアの方針では独自研究は禁じられているので、たとえばニュースが唯一の情報源であるような記事主題を、それらのニュースで扱われているよりも詳しく扱うのは不適切です。Wikipedia:独自研究は載せないの方針にあるように、既存の二次情報源から情報を収集しまとめることは強く推奨され、一次情報源も注意して使うことが認められています。
非主流説の不当な宣伝

非主流説の支持者が、自らの考えを宣伝する場所としてウィキペディアを使おうとしたことがあります。このような行為は既存の方針によって禁止されています。その非主流説に対する言及がその提唱者や後援者によるものしかないような場合には、いくつもの「Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか」のルールが関係します。ウィキペディアは独自研究を発表する媒体でも、自己宣伝と広告のための演説台でもありません。非主流説の特筆性は信奉者の声明ではなく、検証可能で信頼できる情報源による言及によって判断されなければなりません。提唱者や信奉者が、非主流の説の知名度を意図的に大きく見せかけようとする(ソックパペットを用いるなど)ことは強く禁止されています。非主流説の支持者が、自己公表された情報源を出典として提示するなどして、その説を売り込もうとすることも認められません。ウィキペディアは宣伝広告の場所ではないのです。(外部リンクの選び方、自分自身に関する記事を作らない)

中立的な観点の方針は、あらゆる多数派の立場と、重要な少数派の立場をすべて記事に含めることを求めます。しかし、それらに不釣り合いな重みを与えるべきでないということも定めています。科学者コミュニティによる批判的な検討の対象になっていない推測、あるいはすでに否定された推測は、他の良質な信頼できる情報源が、その推測を対立するの立場のひとつとして議論している場合に限って、科学的主題の記事に含めることができます。ごく少数の支持者しかいない考えは、特筆性のあるものならば、その考えを主題とした記事で解説することができます。
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独立記事作成の目安を満たさない記事への対処については「WP:FAILN」をご覧ください。

非主流の理論が特筆性のあるもの、すなわちウィキペディアにおいて独立の記事を作るに値するのあるものだとみなされるためには、グループや個人(たとえ特筆すべきグループや個人であっても)がその説を論じている(肯定的にせよ否定的にせよ)というだけでは不十分です。もしある主題が、その主題から独立した信頼できる情報源によって有意な言及をされれているのでなければ、独立記事を作成するほど特筆すべきものではないとみなされます。

非主流の主題(非主流の説やその一側面、それらに関する組織)が独立記事作成にふさわしいとみなされるのは、それがその伝道者や普及家から独立した主要な出版物において、広範囲に、真剣かつ信頼できるかたちで取り上げられている場合です。非主流の説の誤りを暴いたり糾弾したりするような言及でも、信奉者グループ外での特筆性を示す情報源になります。関連事項(たとえば説の提唱者)が著名であるために言及されているようなものは、説の特筆性を判断するにあたって重要視されません。評価の高い報道媒体が、厳密には特筆性があると言えない話題を、面白おかしく取り上げることがあることにも注意が必要です。
事例

以下のようなものは、独立記事作成の目安を満たしています。

創造科学インテリジェント・デザイン - 科学者の圧倒的多数がこれを疑似科学とみなし、初等公教育で教えられるべきではないと主張しています。しかし、まさにそのような強い意見が存在し、科学者の間や科学雑誌、教育機関、政治機関、法廷といった場所でそれについて活発に論じられているということによって、ウィキペディアで独立記事作成に値するものとなっています。

ホロコースト否認 - アドルフ・ヒトラーにヨーロッパのユダヤ人を大量虐殺する意図はなかった、アウシュビッツなどの収容所で大量殺人に使われたガス室は存在しなかった、ナチスに殺されたユダヤ人の数は600万よりもずっと少なかったというようなホロコースト否認論は、圧倒的多数の専門的歴史家によって誤りとして退けられています。しかしホロコースト否認論者はしばしば広く注目されることがあるので、特筆性があります。

アポロ計画陰謀論 - 月面着陸は嘘だったとする陰謀論を事実だと信じている人はおそらく少ないでしょうが、書籍やテレビ番組やNASAによる否定声明などにおける充分な量の議論を引き起こしたので、ウィキペディアで独立記事を作成できます。

ポール死亡説 - ビートルズのポール・マッカートニーは1966年に死亡しそっくりさんと入れ替わっているという有名な都市伝説は、マッカートニー自身(2016年時点で存命)を含むビートルズのメンバー全員に否定されていますが、それでもこの陰謀論はビートルズの録音中に見つかる「手掛かり」に支えられていました。ビートルズの人気ゆえに、この噂は公然と発生し、広がり、否定されました。そのために多くの社会学的研究の対象となっています。

以下は単独記事にするほどとは認められない例です。

ジョン・ウィルクス・ブース逃亡説 - リンカーン大統領暗殺事件の犯人であるブースが追手から逃げ延びたという陰謀論は、ブースに関する英語版の記事では説明されていますが、独立の記事にするほどの特筆性はありません。


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