別業
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別業(なりどころ/べつぎょう)とは、古代貴族の別荘のこと。田荘(たどころ)を「なりどころ」と読ませて表記する事例もある。
概要

日本書紀』には有力者の別業・田荘(田家)の存在が記されている。「別業」と「田荘」が同じ訓で読まれることから、別業には田畑や山林などが付属・経営されていて、所有者の政治的・経済的基盤としての要素も含まれていたと考えられている。実際に政変などに失脚した有力者が再起を期して別業に隠遁あるいは挙兵などの行動に踏み切る事例がある(丁未の乱物部守屋橘奈良麻呂の乱後の藤原豊成など)。

藤原京の成立以後、貴族は京内に居住するのが一般的になったため、別業は狩猟や花見などの遊びの行う際に拠点として用いられるようになった。
参考文献

笠原永遠男「別業」(『日本史大事典 5』(
平凡社、1993年) ISBN 978-4-582-13105-5

門脇禎二「別業」(『日本歴史大事典 3』(小学館、2001年) ISBN 978-4-09-523003-0

関連項目

白河別業

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更新日時:2014年8月20日(水)16:38
取得日時:2020/03/24 22:47


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