別府港
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島根県西ノ島にある別府港については「別府港 (島根県)」を、また、かつて兵庫県にあった別府鉄道の駅については「別府港駅」をご覧ください。

別府港
石垣地区第3埠頭 フェリーターミナル
所在地
日本
所在地大分県別府市
詳細
管理者大分県
種類重要港湾
統計
統計年度2006
貨物取扱量9,860,000トン
旅客数605,000人
この表についてこの表はテンプレートを用いて表示しています。編集の仕方はTemplate:Infobox 港をごらんください。

別府港(べっぷこう)は、大分県別府市にある、別府湾に面した港湾。港湾管理者は大分県。重要港湾に指定されている。また、大分県によって拠点港(防災拠点港)に指定されている[1]

港湾計画上の別府港は、浜脇地区、北浜地区、的ヶ浜地区、餅ヶ浜地区、石垣地区、上人ヶ浜地区、亀川地区、関ノ江地区からなる、別府市の海岸沿いほぼ全域に広がる港湾である[2]。一般には、2航路、1日7便の定期フェリーや観光船が寄港する石垣地区を別府国際観光港(べっぷこくさいかんこうこう)と呼ぶ[3][4]。かつて旅客船が発着した楠港(くすのきこう)は、埋め立てられて商業地となっている。
歴史紅丸「瀬戸内海の女王」と呼ばれた「くれない丸」
(画像は同船を改装後のロイヤルウイング) - 横浜港大さん橋別府港に係留中のオリアナ号

1871年5月30日 - 別府港(楠港)が完成。

1873年 - 大阪開商社の蒸気船「益丸」が就航し、大阪-別府航路が開かれる。

1875年 - 「満珠丸」「金刀比羅丸」「安全丸」「大西丸」「凌波丸」が就航。

1877年 - 西南戦争により輸送量が飛躍的に増加、大阪と別府を結ぶ瀬戸内航路は競争時代を迎える。

1880年 - 荒金猪六らが起こした別府会社の「山城丸」が就航。

1884年 - 大阪商船が設立され、阪神-別府-細島航路に「佐伯丸」が就航。

1885年 - 阪神-別府-宇和島航路に宇和島運輸の「第一宇和島丸」が就航。

1912年5月28日 - 阪神-別府間に大阪商船の観光航路・大阪別府線が開設され、貨客船「紅丸」が就航。

1916年 - 大阪商船の専用桟橋[注釈 1]が完成する。

1924年9月23日 - 大阪商船の貨客船2代目「くれなゐ丸」が就航[5]

1936年 - 旅客用に改装されたスーパーマリン サザンプトン(英語版)軍用飛行艇により、大阪府堺市への航空便が就航。

1945年9月26日 - 最初の復員船として「高砂丸」が西カロリン諸島ウォレアイ環礁)から帰還。1700人が上陸[6]

1951年9月 - 重要港湾に指定される[7]

1951年10月 - 別府国際観光港(石垣地区)着工[8]

1958年 - 別府国際観光港(石垣地区)供用開始。

1959年 - 宇和島航路、広島航路が別府国際観光港(石垣地区)に移転[8]

1960年 - 関西汽船の「くれない丸[注釈 2]」が就航。

1966年 - 別府国際観光港(石垣地区)第1-2埠頭完成[8]

1967年7月16日 - 関西汽船の移転を以って、旅客船の港湾機能が別府国際観光港(石垣地区)へ全面移転する[8]

1987年 - イギリス客船「オリアナ号」 (Oriana) が係留され、船の博物館として営業を開始する。

1990年 - 商業施設用地として、楠港の埋め立て造成工事が着工する。

1992年 - 楠港の埋め立てが完了する。

1995年 - オリアナ号が撤退。

2007年 - 楠港跡に商業施設「ゆめタウン別府」が開店。

2008年 - 国土交通省九州地方整備局より「九州みなとオアシス」に認定される(名称は「みなとオアシス別府港」)。

2011年3月 - 別府国際観光港(石垣地区)第4埠頭供用開始。

2018年5月-フェリーさんふらわあ大分?神戸航路「さんふらわあ ぱーる」の機関故障による長期欠航に伴い、別府?神戸航路の臨時便に「さんふらわあ さつま1」が就航。

2018年8月-「さんふらわあ ぱーる」の機関修繕が終了し定期運用に復帰の為、別府?神戸航路臨時便が廃止。

2023年1月-フェリーさんふらわあ別府?大阪航路の「さんふらわあ くれない」が就航。

2023年4月-フェリーさんふらわあ別府?大阪航路の「さんふらわあ むらさき」が就航。

主な施設
別府国際観光港
概要
別府市の中心市街地の北方に位置する、
国道10号に沿った南北約1kmにわたる港湾施設である。汐見町(しおみまち)、船小路町(ふなこうじまち)、新港町(しんみなとまち)の3町にまたがる。なお、国際観光港という名称ではあるが、CIQ施設はなく定期国際航路の設定もない。一帯はみなとオアシスに登録していて、フェリーさんふらわあターミナルビルを代表施設とするみなとオアシス別府港として賑わい拠点ともなっている。敷地はフリーマーケットなど各種イベントに使用されているほか、外国客船が寄港するさいには歓迎の音楽祭が開催される。過去には「夏の宵まつり納涼花火大会」や、2008年までは別府大分毎日マラソンの折り返し地点に設定されていた。
交通
路線バスによりJR別府駅と接続(所要時間約10分)している。大分交通亀の井バスの一般路線バスが乗り入れているほか、大分空港へ向かう特急バス九州横断バスなどが発着する。構内に設置されているバス停は、「別府交通センター」「第3埠頭入口」「第3埠頭」の3つである。なお、最寄り駅は徒歩約20分のJR別府大学駅である。すぐ近くを日豊本線が通っており、かつては観光港付近に新駅(新別府駅)を設置する計画があり、現在も駅施設や駅前ロータリー等を設置するためのスペースが確保されているが、具体的な設置予定はない。
埠頭別府国際観光港に接岸する広別汽船「阿蘇別府国際観光港に接岸する関西汽船「さんふらわあ あいぼり
第1埠頭(使用休止中)
2005年2月をもって使用休止し、待合室などの施設も閉鎖された。護岸工事のための機材置き場として使用されている。別府市水道局が現在地に移転するまでの間、仮局舎として活用されていた。

広別汽船ソレイユエクスプレス(いずれも航路廃止)

別府国際観光港 - 広島港


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