別山
三ノ峰 から望む別山
標高2,399.31[1] m
所在地 日本
石川県白山市
岐阜県大野郡白川村、高山市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度06分20秒 東経136度45分56秒 / 北緯36.10556度 東経136.76556度 / 36.10556; 136.76556
別山(べっさん)は、石川県白山市と岐阜県大野郡白川村及び高山市にまたがる白山国立公園内[3]両白山地にある標高2,399 mの山である。山頂には二等三角点があり[1]、北側に白山を望むことができる。山頂のすぐ西には別山神社がある。 古来より、白山は信仰の山として登られ、岐阜県側からの美濃禅定道がここを通過している。山頂からは銅製の経筒と法華経の朱書などが出土している[4]。白山から南に少し離れたところにあることが山名の由来で、「べっさん」と呼ばれている。別山の南の別山平と呼ばれる平坦な場所には、御手洗池(みたらしいけ)がある。ここには、別山室跡と加宝王子社跡[5]。別山室は、白山登拝者の宿泊施設となっていた。 両白山地の主峰の白山は、火山活動によりできた火成岩であるが、別山は隆起による水成岩である[6]。別山の南面は、大平壁と呼ばれる岩壁となっている。山頂付近は、森林限界のハイマツ帯である。初夏には、ハクサンイチゲ、シナノキンバイなどの高山植物が見られる。別山平周辺ではハクサンコザクラ、ニッコウキスゲ、タカネザクラなどの花が見られる。周辺は豪雪地帯であり、1年の半分以上が雪に覆われる。 南竜山荘には、白山の登山道上唯一のキャンプ指定地がある[7]。その他の山小屋は、無人の避難小屋である。 名称所在地標高
概要
環境
登山
登山ルート
北側の白山からの縦走路。途中の南竜ヶ馬場の南竜山荘
福井県大野市の上小池からのルートは、よく利用される最短ルート。
石徹白の大杉の下の登山口からの美濃禅定道のルートは、アップダウンが多く健脚向きのコース。
西側の石川県白山市の市ノ瀬からのチブリ尾根のルートは、標高差が大きい、健脚向きのコース。
周辺の山小屋
(m)別山からの
方角と距離(km)収容
人数備考
南竜山荘南竜ヶ馬場2,080北 3.4 150キャンプ指定地、テント100張り
チブリ尾根避難小屋別山市ノ瀬道1,900北西 1.520
別山石室御舎利山と別山との鞍部2,360北 0.3緊急避難用
三ノ峰避難小屋石徹白道の三ノ峰の南方2,080南 2.320
神鳩ノ宮避難小屋石徹白道の銚子ヶ峰の南東1,560南 5.915東側下部に流水
地理
周辺の主な山日照岳から望む別山と白山