この項目では、宇多田ヒカルの曲について説明しています。宇多田ヒカルの同名アルバムについては「初恋 (宇多田ヒカルのアルバム)」をご覧ください。
「First Love (宇多田ヒカルの曲)」とは異なります。
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「初恋」
宇多田ヒカルの配信限定シングル
収録アルバム『初恋』
リリース2018年5月30日
規格デジタル・ダウンロード
録音2018年
RAK Studios
宇多田ヒカル 年表
Play A Love Song
(2018年) 初恋
(2018年) Too Proud (L1 Remix)
(2018年)
ミュージックビデオ
「初恋」 - YouTube
『初恋』 収録曲
「初恋」(はつこい)は、日本のシンガーソングライター宇多田ヒカルの楽曲。10作目の配信限定シングルおよびエピックレコードジャパン移籍第5弾として2018年5月30日に発売された。本楽曲は、宇多田の7thアルバム『初恋』の表題曲であり、TBS火曜ドラマ『花のち晴れ?花男 Next Season?』のイメージソングとして書き下ろされた。 2018年4月6日、宇多田ヒカルが、4月17日よりスタートするTBS火曜ドラマ『花のち晴れ?花男 Next Season?』のイメージソングを担当することが発表となった。同時に、「初恋」が5月30日に配信リリースされることも明かされた。宇多田ヒカルによる『花より男子』シリーズのタイアップは2007年放送のTBS系金曜ドラマ『花より男子2(リターンズ)』イメージソング「Flavor Of Life -Ballad Version-」以来、11年ぶり二度目となる[5]。 本楽曲は、7thアルバム『初恋』の表題曲にもなっている。タイトルの由来に関して、本作が完成した際、アルバムタイトルを考えている最中に「『初恋』で良いんじゃないか?」と考え付いたことから、本作と同名のタイトルの決定に繋がったと言う。活動再開後に発表された「花束を君に」や「真夏の通り雨」といった楽曲が、かつての(宇多田の)イメージとは反対に「とりわけ日本語を大事した曲」として多くのリスナーに受け取ってもらえたことから、「自分の中でも象徴的なタイトルになった」と語っている[6]。 宇多田は制作の際に、ドラマのイメージソングということでまず原作を読んだとのことであり、「高校生の恋愛を描いた所謂いわゆる学園ものですが、扱っているテーマは普遍的なものであり、年齢や性別を問わず、誰もが社会や他者と交わる中で感じるであろう、環境に順応しようとしながらも頭と心に生じる摩擦や、自分の本質と向き合う登場人物たちの姿に私の音楽の主題と重なる部分もたくさんあって、自然と楽曲制作を始めていました。」と語っており、「かねてより好きだった神尾葉子さんの作品と再び関われたご縁をとても嬉しく思います」ともコメントしている[7]。 本楽曲のエンジニアであるスティーヴ・フィッツモーリス (Steve Fiztmaurice)[注 1]によると、「初恋」は、レコーディングの段階で生ドラムを入れてみたがうまくいかず、結局デモと同じようにドラムは無しにしたという。この時、スティーブは1週間前に、サム・スミスのライブ用のストリングス・パートをサイモン・ヘイル (Simon Hale)[注 2]と一緒に録音した際にティンパニーを使っており、その流れで、「初恋」でもティンパニーを試してみようということになった。やってみると非常にマッチしたということで、実際に楽曲に取り入れることになったという。ティンパニーの演奏はジョディ・バージェス (Jodi Burgess)が行った。なお、「初恋」のストリングスアレンジは、ほとんど宇多田のデモ通りだった[8]。本作ではギターも用いられている。宇多田はレコーディングの際、ギタリストのベン・パーカー (Ben Parker)[注 3]に、「ギターっぽくないように」「ハープっぽく」という指示を出していた。宇多田曰く、本作のレコーディングで一番手間がかかったのはギターだったという[9]。そのギターと宇多田のヴォーカルの録音は、小森雅仁が行った。また、ピアノは、後に宇多田のツアーにも参加するヴィンセント・テレッレ (Vincent Taurelle)が演奏している。 「初恋」は、ドラムやベースといったリズム楽器が一切入っておらず、基本的にボーカル、ピアノ、ストリングスで構成されている[10]。サビの三連符を軸とした譜割りも特徴的[11]。また、この曲には(歌声の入らない)間奏がなく、川谷絵音はこれについて、宇多田の歌声とメロディの畳み掛けがヒットの要因となっていると分析した[10]。 批評家/ライターのimdkmは自著「リズムから考えるJ-POP史」で本楽曲に言及。活動再開後の宇多田の歌詞では五七/七五調が以前により意識的に用いられているとしたうえで、本楽曲「初恋」では、「詞が持つこうした七五調の音韻律に対する譜割りのリズムの緊張が最大に達している」と指摘する。そして2番のサビ〈 うるさいほどに高鳴る胸が ? 私に知らせる これが初恋と 〉を例に挙げ、この4行では「7・7/7・7/7・7/8・8」の律が守られているといい、また「そのメロディはこうした律を覆い隠すように一音一音伸縮させている。」と指摘している[12]。
背景と制作
レコーディング
音楽性と歌詞
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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