初切
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出典検索?: "初切" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年9月)

初切、初っ切り(しょきり、しょっきり)とは相撲禁じ手を面白おかしく紹介する見世物[1]。相撲の取組の前に決まり手四十八手や禁じ手を紹介するために江戸時代から行われていたが、現在では大相撲花相撲巡業などで見ることができる。
解説

幕下以下の力士二人と行司土俵に上がり、対戦形式で禁じ手を紹介する。例えば相手を蹴り倒したり、拳で殴り合ったり、マゲをつかんだり、力水を吹き掛けたり、現代のものでは他の格闘技の技を見せたりもする。笑いを取るためにプロレスを真似て、ピンフォールの3カウントを行司が取ってしまったり、ドサクサに行司をノックアウトしてみたり、あるいはザ・ドリフターズのコントよろしく一斗缶などの小道具が出てくることもある(一斗缶の場合は一旦土俵下に飛び降りて取り、土俵に飛び戻ってこれで相手の頭を殴る)。

巡業という興行全体から見れば一種の余興であるが、演じる本人たちはかなり真剣に筋書きを練っており、力士・行司共に身体を張った芸を見せることが多い。元横綱審議委員会委員長の酒井忠正(元伯爵)が学習院時代の相撲大会で友人と初っ切りをやった際に、謹厳で知られた院長の乃木希典から終了後に呼び出されたのでおそるおそる出頭すると「あれはちょっとやそっとの稽古ではあるまい、よく頑張った」と褒められたという逸話を半藤一利が紹介している[2]

禁じ手を用いているが、初っ切りに限り反則負けはなく、勝負はなかなか付かない。これは、オチがつくまで行司が「本来なら反則負けのところを、格別の情けをもって」と宣言を繰り返し行い、取り直しにするためである。普段の取組では見られない滑稽さから人気が高く、これを見たさに早い時間から巡業先に足を運ぶ人もいるほどである。

弓取式同様に、この初切を務めた力士は出世できないというジンクスが存在する(統計を取ったわけではなく、あくまで俗説)。ただし過去には栃錦清隆横綱に、出羽錦忠雄関脇に、栃纒勇光貴源治賢天空海翔馬などが幕内に、貴ノ富士三造貴健斗輝虎などが十両に昇進しており、これで破られたと考える者がいる一方、現在でも相撲界のジンクスを語るときにはかなりの割合で出てくるものである。また、担当する行司は基本的に幕下格以下の行司が担当する為、昇進した場合は初切の役割は後輩の行司に譲ることになる。

幕下以下の力士でも初切では大銀杏を結うことが許されている(これは弓取りと同様)。
定番のパフォーマンス

土俵に上がる際に踏み俵を踏み外して転ぶ。

仕切りの際、準備運動に見せかけて相手力士にラリアットを仕掛ける。相手力士はそれを避け、抗議の動作をしたり、「真面目にやれよ!」「危ないだろう!」とツッコミを入れたりする。

普通は一掴みだけ取って撒くを、掌に余る位大量に掬い取って持ち、盛大に振り撒く。または撒かずに塊のまま足元に落とす。これを見かねた行司が「塩だってタダじゃないんだぞ!」と注意をする。相手が対抗して、箱ごと持ち出し盛大に撒くフリをして、その実、一つまみしか撒かないボケを噛ますパターンもある。

仕切り線を大きく越え、相手力士と肩が触れるほどの位置に腰を落とす。相手力士が「おい、近いだろう!」とツッコミを入れ徳俵まで後退させ、そこに腰を落とさせるパターンもある。

禁じ手である蹴り技を用いる。力士は技の是非について行司と言い争いをした後、仕切り直しの取組で相手力士にスリッパで叩かれ、「手より足のほうが長いから、足で突っ張っただけ」と言い訳をした後蹴り技で土俵下に突き落とされる。自分が同じことをやったわけだから文句は言えない。その後行司の足に塩を投げつけるパターンもある。

立合いの際、仕切り線に手を着き、のように後ろ足を蹴り上げ砂を巻き上げる。

相手力士に砂をかけられたことに腹を立て、相手の右脚に禁じ手の蹴りを入れる。蹴られた相手力士は脚が痙攣する。おぼつかない足取りで四股を踏もうにもバランスを崩して倒れる。何とか仕切りの体勢に持っていくが、やはり四股が踏めずバランスを崩し相手力士に接触してしまう。すると痙攣を起こした力士は回復するが、今度は接触した力士が痙攣を引き起こし、さらに痙攣が腰にまで及ぶ。さらに行司にも痙攣が感染るパターンもある。柄杓を痙攣箇所に数回叩けば治り、痙攣が収まった力士は回復を飛び跳ねて見せつける。痙攣箇所の前に頭や股間を叩くパターンもある。

四つに組むが相手の頭の位置が気に食わず、マゲを掴んで強引に変え、これを複数回繰り返した後にマゲを掴んで引き落とす禁じ手を使う。掴んだままもう1度土俵へ叩きつけ直すパターンもある。

行司から軍配を奪いうちわの様に仰ぐ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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