刑事追う!
ジャンル刑事ドラマ
出演者役所広司
布施博
原田美枝子
渡辺典子
大杉漣
ほか
エンディングm.c.A・T「One more try ?正直者(もん)のテーマ?」
製作
プロデューサー江津兵太
『刑事追う!』(けいじおう!)は、テレビ東京系列にて1996年4月8日から同年9月23日まで、毎週月曜21:00 - 21:54に放送された刑事ドラマである。 本作品はテレビ東京が久々に手がけた現代劇ということもあり、映画界を代表する監督の面々が多数参加し、タイトルバック演出を市川崑が手がけるなど、非常に大掛かりな製作体制が敷かれた。 本作品では、主人公である一匹狼(沢木)と堅物(馬島)の同期の刑事コンビの活躍を追うだけではなく、容疑者、目撃者に関係なくひとつの事件にかかわった人間たちの心を丁寧に描くという、当時の刑事ドラマとしては珍しいものとなっている。 また、通常主人公が2人の刑事物であれば2人とも同じ所属でコンビを組むいわゆる「バディもの」とするのが通例だが、沢木が共助課、馬島が捜査一課と所属を別にしており、 と大まかに3パターンに大別されるエピソードで構成することで、リアル路線を取ることにより生じる担当事件内容への制約を少なくすることを可能にした。 特に沢木の設定を「『共助課』所属で捜査本部を主とした各署・各課への増強要員担当(実在の『捜査共助課』の業務は他道府県警との捜査協力が主であるため沢木の業務は実際のものとは若干異なる)」としたことで、従来の刑事ドラマでは架空の特捜班を設定するか非リアル路線を取らなければ描けなかった範囲まで事件を担当させることが可能になっている。 話数放送日
概要
特徴
沢木・馬島が登場するエピソード(馬島班が担当する殺人など捜査一課扱い事件)
沢木のみが登場するエピソード(馬島とは別の班が担当する捜査一課扱い事件・捜査一課以外の課か所轄のみで担当する事件)
馬島のみが登場するエピソード(馬島班が担当する捜査一課扱い事件)
キャスト
レギュラー
沢木賢太郎(警視庁刑事部 捜査共助課・警部補 40歳) - 役所広司
馬島直治(警視庁刑事部 捜査第一課一係・警部〈馬島班・班長〉40歳) - 布施博
セミ・レギュラー
松井桜子(沢木が通う店「錨・アンカー」のママ) - 原田美枝子
馬島由美子(馬島の妻) - 渡辺典子
飯田警部(捜査第一課係長) - 大杉漣
吉岡警視(捜査第一課長) - 伊藤敏孝(初代)、中原丈雄(二代目)
川崎刑事(捜査共助課・巡査) - 角田英介
北村刑事(捜査共助課・巡査) - 野村祐人
横山裕介(捜査共助課) - 山口粧太
山村検視官(刑事部 鑑識課) - 井川比佐志
若林刑事(馬島班所属) - 石倉三郎
進藤刑事(馬島班所属) - 井上肇
浜崎刑事(馬島班所属) - 金子研三
頼近刑事(馬島班所属) - 濱近高徳
山田刑事(馬島班所属) - 浜田道彦
情報屋 - 堀勉
馬島大樹(馬島の息子) - 浅川昌輝
馬島舞(馬島の娘) - 千代田舞
スタッフ
プロデューサー - 佐々木彰・江津兵太(テレビ東京)、堀長文・武居勝彦(東映)
音楽 - 加古隆
エンディングテーマ - M.c.A・T「One more try?正直者(もん)のテーマ?」
撮影 - 池田健策、奥村正祐、米原良次、上林秀樹、栃澤正夫、堀美臣、五十畑幸勇
照明 - 磯山忠雄、大須賀国男、篠崎豊治、下村一夫
美術 - 福澤勝広、小澤秀高、和田洋、赤塚訓
録音 - 渡辺典夫、柿沼紀彦、福岡修、林鑛一、佐原聡、斉藤禎一
編集 - 只野信也、長田千鶴子
ビデオエンジニア - 石川友一、樫山典寿
助監督 - 山本伊知郎、吉野晴亮、南柱根、金佑彦
製作担当 - 山田光男
プロデューサー補 - 浅附明子
選曲 - 秋本彰
音響効果 - 原尚(原田サウンド)
タイトルバック演出 - 市川崑
技斗 - 西本良治郎
カースタント - TA・KA
プロップガン協力 - 旭工房
VTR編集 - TOVIC
編集協力 - アビッド・ジャパン
技術協力 - オーエイギャザリング
美術協力 - 東映美術センター
製作 - テレビ東京、東映
放映リスト
(1996年)サブタイトル脚本監督ゲスト備考
14月8日二人の女重森孝子蔵原惟繕粟田麗、遠藤憲一、江崎まり、本宮泰風
24月15日同期生古内一成工藤栄一藤真利子、及森玲子、キモサベ・ポン太、森川数間