刑事・鳴沢了シリーズ
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『刑事・鳴沢了シリーズ』(けいじ・なるさわりょうシリーズ)は、堂場瞬一による日本警察小説のシリーズ。
概要

スポーツ小説『8年』がデビュー作だった著者が第2作目として発表したのが、シリーズ第1作目の『雪虫』である。

サツ回り(警察署)担当の元新聞記者という経歴が活かされた作品である。また、高校時代ラグビー部のキャプテンをしていたという過去も、主人公・鳴沢了の人物像の一部に反映されている。

中公文庫より全10作と番外編の短編集1冊が刊行されている。
書誌情報
雪虫 刑事・鳴沢了(2004年11月25日、ISBN 4-12-204445-6

破弾 刑事・鳴沢了(2005年01月25日、ISBN 4-12-204473-1

熱欲 刑事・鳴沢了(2005年06月25日、ISBN 4-12-204539-8

孤狼 刑事・鳴沢了(2005年10月25日、ISBN 4-12-204608-4

帰郷 刑事・鳴沢了(2006年02月25日、ISBN 4-12-204651-3

讐雨 刑事・鳴沢了(2006年06月25日、ISBN 4-12-204699-8

血烙 刑事・鳴沢了(2007年02月25日、ISBN 978-4-12-204812-6

被匿 刑事・鳴沢了(2007年06月25日、ISBN 978-4-12-204872-0

疑装 刑事・鳴沢了(2008年02月25日、ISBN 978-4-12-204970-3

久遠 刑事・鳴沢了(2008年06月25日、上巻:ISBN 978-4-12-205086-0、下巻:ISBN 978-4-12-205087-7

七つの証言 刑事・鳴沢了外伝(2012年2月25日、ISBN 978-4-12-205597-1

各巻あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2018年9月)(使い方

雪虫(ゆきむし)
冬も押し迫った晩秋の頃、
湯沢で78歳の老女の刺殺体が発見された。怨恨か、通り魔による犯行かと捜査が行き詰る中、刑事の鳴沢了は、その老女が50年前新興宗教『天啓会』の教祖だったこと、同じ頃信者の一人が殺人事件を起こしていたことを突き止める。2つの事件は関連していると確信する了だが、当時の資料は一切残っておらず、当時現役だったはずの祖父は事件を「覚えていない」と言い、捜査本部長の父も関連性を認めようとせず、了を事件から遠ざけようとする。50年という長い歳月に阻まれながら、時を超えた犯罪に了が挑む。

大西海:魚沼署の新米刑事。了と組むことになる。了からは海(うみ)君と呼ばれる。高校まで佐渡で過ごした。

鳴沢宗治:了の父親。魚沼署の署長。今回の事件の捜査本部長を務める。

本間あさ:78歳。刺殺される。年金と祈祷師まがいのことをして生計を立てていた。50年前に『天啓会』という新興宗教の教祖をしていた。

長瀬龍一郎:東日新聞の新米記者。前年に著作『烈火』がベストセラーになった小説家でもある。

鳴沢浩次:了の祖父。79歳。現在も部下から慕われている。

石川喜美恵:新潟銀行に勤めるOL。了が中学時代好きだった女の子。

佐藤文治:魚沼興産というガソリンスタンドのチェーンの元経営者。容疑者の似顔絵に似ている、と喜美恵が連絡してきた。

破弾(はだん)
故郷を捨てた了は、警視庁の採用試験を受け、多摩署に配属されていた。コネで受かった、と噂され、ろくに仕事も任されないまま、資料室で過去の未解決事件を読み漁る毎日を送っていた。そんなある時、ようやく回してもらった仕事は、
ホームレスが襲撃された傷害事件。現場に赴くと、既に到着していた同僚の小野寺冴から、被害者が姿を消した、と伝えられる。被害者不在のまま捜査を進める了と冴だが、新たに殺人未遂事件が発生する。2つの事件の被害者は過去に、同じセクトに所属し学生運動に興じていた共通点があった。内ゲバか、との疑いを持った了と冴だが、2つの事件に関連性はないとして、2人は引き続きホームレス襲撃事件の調査を命じられるも、事件は暗礁に乗り上げてしまう。

小野寺冴:30歳、了と同期。過去に新聞沙汰になる不祥事を起こし、一課内で孤立している。

山口哲:公安一課所属。別の刑事の紹介で、了に協力。

沢口裕生:45歳。了が大学時代所属していたラグビー部のOB。留学する友人の家を了に貸してくれた。面倒見が良く、世話好きな性格。中学校の教師。

片平真司:ホームレス襲撃の手掛かりとなる、シカゴ・カブスの野球帽をかぶっていたアメリカ帰りの少年。後に重要な目撃証言をする。

沢ちゃん:傷害事件に遭ったと思われるホームレス。通報者が現場に戻ると、既に姿を消していた。

岩隈哲郎:45歳。ホームレス。居場所は点々としている。自称・物書き。了に近づき、情報を小出しに与える。

熱欲(ねつよく)
殺人などの凶悪事件を追うことだけが使命だと思っていた了だが、配転先の青山署では生活安全課に配属され、被害者が続出している
マルチ商法の詐欺事件の内偵をすることとなる。ゆるゆるとした捜査法にも納得がいかないまま、内偵を続けるが、他人を勧誘することで、被害者がともすれば加害者ともなりうるマルチ商法の実態は掴み難く、捜査は難航する。そんな中、匿名で情報提供者が現れ、事件の頂点に大物詐欺師が何人も絡んでいることや、ニューヨークのチャイニーズマフィアの存在も浮かび上がる。了の過去のトラウマからの解放と新たな一歩を描く作品。

横山浩輔:生活安全課の先輩刑事。了と共にK社事件の内偵をする。

太田:了にK社の情報を提供する。

浦田元:太田が了に紹介した内通者。太田に説得され、警察に協力することを決意した。

河村沙織:夫のDVに悩み、青山家庭相談センターに身を寄せている女性。

河村和郎:沙織の夫。JRプランニングという会社に勤めている。

孤狼(ころう)
一人の刑事が自殺し、また一人の刑事が失踪した。晴れて刑事課に戻った了は、本庁の沢登理事官から、別の署の今(こん)という刑事と共に、特命の極秘捜査を命じられる。失踪した戸田という刑事を見つけ出すことが沢登の命だ。調べれば調べるほど謎は深まり、捜査を妨害しようとする謎の集団まで現れ、その影は優美らの元まで忍び寄る。しかも彼らは、身内、警察組織の人間だった。事件の裏に見え隠れする『十日会』という謎の組織の正体とは、そもそも捜査の目的とは何なのか。警察内部の腐敗した闇が暴かれる。

今敬一郎:
練馬北署の刑事。巨漢で体重は255ポンド。大食漢で、好きな言葉は「奢り・大盛り・お代わり」。いずれは警察を辞め、実家の寺を継ぐことを考えている。冴とは、機捜時代の同僚で、犬猿の仲。

沢登:警視庁理事官。しがらみがないから、という理由で鳴沢と今に特命の捜査を命じる。

堀本正彦:自殺した(と断定された)刑事。世田谷東署生活安全課の刑事。自宅以外にアパートを借りていた。


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