分類
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分類(ぶんるい、: classification)とは、

ある基準に従って、物事を似たものどうしにまとめて分けること[1]

(論理学)物事を徹底的に区分し、類種系列の形をとった体系を形成すること[1]

概要

複数の事物現象を、何らかの基準に従って似たものグループ(群れ)を作り、分けることである。そうして作られたグループをカテゴリという。そして「分類」は、より専門的には、それを徹底的に行い、カテゴリを体系化すること、整理整頓されたカテゴリの体系を作ること、でもある。

図書館情報学の研究者の緑川信之の表現では、『分類という言葉は、分類すること を意味する場合もあれば、分類されたもの を意味することもある[2]』(つまり「分類」は「分類する」という行為を指している場合もあり、すでに分類がなされた状態(カテゴリの体系、カテゴリの整頓されたリスト、および個々の要素が各カテゴリの下にグループ化されている状態)も指しうる。)

分類という行為をどのように理解するかについては、実は多種多様な見解があり、各時代や、各分野の専門家ごとに様々な傾向があるのだが、ここでひとつの見解を紹介してみる。図書館情報学の研究者の緑川信之によると、「分類」は4つの段階に分けることができる、という[2]
対象を分けること(区分)[2]

分けられた対象を体系的に配置すること(体系化)[2]

特定の対象を分類体系の中に位置づけること(分類作業)[2]

分類体系の特定の項目に位置づけられている対象を取り出すこと(検索)[2]

たとえば映画をジャンルや製作国で分ける段階が「区分」で、分けられた映画を体系的に配置する段階が「体系化」だという。これら1つ目と2つ目の段階をまとめて「分類体系の構築」段階と呼ぶ、とのことである[2]。(なお、図書館の業務というのは、利用者からの要請に応じて書籍を検索して書庫などから取り出して手渡す、ということまで含まれているので、その影響を受けてこの図書館情報学の研究者はこの解説で(4)の「検索」まで「分類」に含めてしまっているが、通常、図書館情報学以外の分野では、(1)?(3)を「分類」と呼び、(4)は「検索」という別概念だとしていることが多い。(4)が重要でない、という意味ではなく、一般には、(4)は別の重要な概念・行為だとされており、(4)は(分類成果を利用した)別の行為、次の段階の行為、だとされている。)

分類には「区分の原則」というものが一応あるが、実際に区分の作業を行う時にはそれが守れないという問題は多々起きがちで、それは「複数の区分肢に入ってしまう対象が現れること」および「どの区分肢にも分類できない対象が現れること」であるが、それらの問題への解決策も一応ある。→#区分のしかた

分類の中の「区分」という行為は、多種多様な基準(観点)で行うことができる。素朴で基本的な分類法から解説すると、たとえば数に着目して個数で分類する方法、質量で分類する方法、長さで分類する方法、年齢で分類する方法などがある。また他にも、色で分類する方法、性で分類する方法 等々等々、多種多様な分類法がある。→#分類の種類

ひとつひとつの学問には、多かれ少なかれ、様々な分類法によってさまざまな「もの」や「こと」を分類する、というプロセスや手法が含まれている。学問の歴史を遡ると、多くの学問がアリストテレス(「万学の祖」と呼ばれる、古代ギリシア時代の人物)にたどり着くが、このアリストテレスがすでに分類という手法を強力に用いていた。多様なものごとをまず分類し、カタログ化し、ひとつひとつのカテゴリを、できるだけ取りこぼさないように「しらみつぶし」に、緻密に、粘り強く研究してゆく、ということを行ったのであり、それを長年に渡りやり続けた結果、「万学の祖」と呼ばれるまでに至ったのである。現代の研究者たちも、各自の研究をする上で、ほぼ必ず、多かれ少なかれ、分類という行為を行っている。
分類の効能

整理整頓や情報アクセスとの関連では、一般論として言えば、さまざまなモノ(物理的な存在)はあらかじめ概念的に分類することによって、物理的にも整理整頓することができるような状態になる。利用する側は、諸々のものがあらかじめ分類された上で、分類体系に沿って配置されていると、求めているモノに迅速にアクセスすることができ、再び取り出すことが容易になり、一般論としては、その時間が短縮される。たとえば図書館では多数の(無数の)書籍が図書分類法に基づいて分類されることによって、図書館スタッフは、ある一冊をどの書架に配置したらよいか判断できるようになり、結果として類似の内容の書籍の多くが近い場所に収まることになる。図書館利用者の側にとっては、書籍が分類されていることで、書架の前で、次から次へと複数の本を手にとり、パラパラと目次や本文の一部などを確認して、好みの一冊を選ぶことができるようになる。(もしも、類似の書籍が図書館内の離れた場所に、あまりにバラバラに離れた状態で配置されると、利用者は探しているうちに迷子になったり時間がかかりすぎて、複数の書籍をチラと確認した上で選ぶ、ということもできなくなる。)

分類しグループ化することの別の効能としては、(あらかじめ適切な分類法を選択しておけば、の話ではあるが)分類済みの要素は、グループまとめて同一の扱い方をできることである。たとえばごみも、あらかじめリサイクルの工程を考慮しつつ分類枠を用意し、それに従って各人が分類して捨て、分別収集すれば、リサイクル(再資源化)し易くなる。リサイクルは資源の種類によってその工程はかなり異なるので、ごみが分類されて分別されていれば、たとえばペットボトルはペットボトルなりのリサイクル工程へ、アルミ缶はアルミ缶なりのリサイクル工程へ...と、それぞれ適切な工程へ送り込んでやることができる。

またものごとは多様であり、混沌としており、あまりに多様なことに一気に着手すると、能力がある人でも力や意識が分散してしまったり、作業の時間がバラバラに分割されすぎて、不可能になることは多いが、混沌の中にある特徴(共通点)を見つけ、ひとまとまりの小さなグループ(カテゴリ)をつくることで、(全体を一気に対象にすることは困難なので後回しにしておいて)とりあえず着手しやすいカテゴリをひとつ選ぶことも可能になり、焦点をひとつのカテゴリに当ててそれに対処し、それができたら2つめのカテゴリに着手する、などと、「段階を踏む」ということが可能になるわけであり、分類という行為は、有限の能力しか持たない人間(スーパーマンではない普通の人間、「全知全能の神」ではない人間)に、問題解決のきっかけ、糸口を与えてくれる。
恣意性や混乱

分類というのは、何らかの基準を人間が設定し、その基準に基づいてカテゴリ(グループの「枠」)を複数つくり、個々のものごとをいずれかのカテゴリ枠の中に入れてゆくことである。基準は人間が設定するので、その意味では「恣意的」である(つまり、その基準自体が絶対ではなく、他の基準も設定しうる)。別の基準を設定したり採用したりすれば、異なる分類をすることもできる。その意味で、分類という行為には常に恣意性がつきまとう。またカテゴリとカテゴリの間で明確な《線引き》ができない場合は、分類という行為は困難になり、難しい問題が生じる。→#恣意性、混乱
分類の種類
区分の種類

まず区分の属性(基準)の種類を解説すると、どの属性を基準としてカテゴリ分けするのか、属性の選び方も多種多様である。あまりに多様すぎて網羅的に挙げることは不可能であるが、ここでは比較的頻繁に選ばれている属性(分類基準)を挙げる。

ひとつには《》を基準にして分類する方法」がある。

例えば、何かの《個数》の類を基準にする方法があり、例えば乗り物について《車輪の数》を基準にして「二輪車 / 三輪車 / 四輪車...」と分類する方法や、鉄道の線路について本数を基準にして「単線 / 複線 / 複々線」と分類する方法、航空機について翼の数を基準にして「複葉機 / 単葉機 」と分類する方法、望遠鏡を筒の数を基準にして「単眼鏡 / 双眼鏡」と分類する方法、世帯の人数を基準にして「一人世帯 / 二人世帯 / 三人世帯 ... 」と分類する方法などである。

数を用いる分類でも、たとえば《質量》(重さ)の値で分類する方法がある。たとえばボクシングの選手を、《体重》を基準にして「ヘビー級 / ミドル級 / ウェルター級 / ライト級 / フェザー級 ...」などと分類する方法がある。(分類のカテゴリ名はボクシングのものとは異なるが)アマチュアレスリング柔道でも体重を基準にして選手を分類している。→#体重別階級

《長さ》や《高さ》や《距離》を用いて分類する方法もある。

数を用いる分類の中には、《年齢》による分類もある。年齢を基準にして人間を、「10歳未満 / 10代 / 20代 / 30代 / 40代 ...」などと分類する方法である。「20歳未満 / 20歳以上」という線引きをして分類したり、それを「子供(小人) / 大人」という言葉で大分類することもある。(ただし、線引きの基準は、国ごと、領域ごとに異なり、あるひとつの国を取りあげても、選挙権では○○歳で線引き、飲酒については××歳で線引き、喫煙については△△歳で線引き、といった調子で、バラバラになっている国も多い。


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