函館市電大森線
[Wikipedia|▼Menu]

函館市企業局交通部
Hakodate City Tram Department
9600形電車「らっくる号」
種類地方公営企業
本社所在地 日本
〒042-0935
北海道函館市駒場町15番1号
業種陸運業
事業内容軌道事業
代表者川越英雄(公営企業管理者)
田畑浩文(交通部長)
外部リンク ⇒函館市企業局交通部
テンプレートを表示

函館市企業局交通部(はこだてしきぎょうきょくこうつうぶ)は、北海道函館市地方公営企業である函館市企業局の交通部局。軌道(路面電車、函館市電)事業を行っている。

2003年平成15年)3月31日までは路線バス事業(函館市営バス)も行っていたが[1]函館バス移管された[2]

事業所は、函館市駒場町15番1号。路面電車は札幌市交通局が運営している札幌市電とともに北海道遺産の一つに選定されている。

2011年3月31日までは函館市交通局の名称であったが、水道局(現、函館市企業局上下水道部)との統合による企業局の発足により、翌4月1日から交通部門は企業局交通部となった。
目次

1 概要

2 歴史

2.1 馬車鉄道時代

2.2 函館水電・帝国電力(電力会社運営)時代

2.3 函館市営時代


3 軌道事業

3.1 路線

3.1.1 現路線

3.1.2 廃止路線

3.1.3 路線見直し


3.2 運行系統

3.2.1 廃止系統


3.3 停留場一覧

3.4 車両

3.4.1 現有車両

3.4.2 箱館ハイカラ號

3.4.3 過去の車両

3.4.4 車両数の変遷


3.5 車庫

3.5.1 かつてあった車庫


3.6 料金

3.6.1 乗り換え

3.6.2 乗り継ぎ

3.6.3 各種乗車券・定期券


3.7 無料電車

3.8 障がい者等の乗車料金の割引

3.9 市電・函館バス乗車料金助成制度

3.10 呼称


4 市電広告

5 バス事業

5.1 営業所・出張所

5.2 バスロケーションシステム

5.3 路線


6 脚注

6.1 注釈

6.2 出典


7 参考文献

8 関連項目

9 外部リンク

概要

1897年に下湯川村の一商人であった佐藤祐知などが起こした亀函馬車鉄道(きかんばしゃてつどう)が、東京馬車鉄道小田原馬車鉄道(現・箱根登山鉄道)の技術指導により開業した馬車鉄道を起源とし、1913年にその路線を引き継いだ電力会社函館水電(現・北海道電力)が電化して北海道初の路面電車として運転を開始した。その後いくつかの電気事業者の手を経て、1943年、電力統制のため鉄軌道事業を道南電気軌道に譲渡。同年、陸運統制令により、函館市が譲り受けた。道南電気軌道はバス事業も運営しており、バスも同時に市営となっている。

市電は戦後も路線の延長がおこなわれ、当時は函館市外だった亀田町(1971年11月に亀田市となり、1973年12月に函館市に合併)にも線路を延ばしている。1959年の湯の川線の全通で、市電の路線総延長はピークとなった。しかし1970年代に入ってから中心部の空洞化と市街地の拡散が進み、市営交通の利用者は減少する。バスについては函館バスと市営バス事業とのエリア協定もあり、非効率な路線設定と経営の不採算性が生じていた。交通局が1974年に交通事業財政再建団体に指定されたため、経営の合理化(市電路線の一部廃止や資産の縮小化等)が図られることとなる。1988年に財政再建団体指定は解除されたが、その後再び市営交通の経営状態が問題となり、1991年に函館市交通事業健全化計画が策定された。これに基づき、残存していた市電路線の約1/3が廃止される。市バスについては、順次市営バス事業を函館バスに移管し[3]、2003年にバス事業を廃止した。
歴史
馬車鉄道時代

1894年明治27年)1月 亀函馬車鉄道株式会社設立[4]

1897年(明治30年)12月12日 亀函馬車鉄道が弁天町(後の函館どつく前) - 東川町(後の東雲町)間の馬車鉄道を開業。

1898年(明治31年)

1月9日 十字街 - 鶴岡町(後の函館駅前) - 東川町間を開業。

8月19日 函館鉄道(函館 - 湯川間未開業)と合併し函館馬車鉄道に改称。

9月29日 鶴岡町 - 海岸町間が開業。

10月21日 海岸町 - 亀田間が開業。

12月12日 東川町 - 湯川間が開業。


1903年(明治36年)7月8日1904年(明治37年)4月29日とも)海岸町 - 亀田間が廃止。

函館水電・帝国電力(電力会社運営)時代

1911年(明治44年)10月1日 函館水電が函館馬車鉄道を買収。

1913年大正2年)

6月29日 東雲町(後の労働会館前) - 湯川間が電化(北海道初の路面電車)および、新川車庫完成。

10月31日 弁天町 - 十字街 - 東雲町間が電化。


1914年(大正3年)

5月1日 宝来町 - 谷地頭間が開業。

10月31日 十字街 - 函館駅前 - 海岸町、函館駅前 - 松風町間が電化、全線で電気運転開始。


1915年(大正4年)9月1日 大門前 - 湯の川間において貨物電車の運転を開始。

1921年(大正10年) 大型ボギー電車50形の運行開始。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:170 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef