出血傾向
概要
診療科血液学
分類および外部参照情報
ICD-10D69.9
出血傾向(しゅっけつけいこう、英:Bleeding tendency, Hemorrhagic Diathesis )とは、何らかの原因で止血機序が破綻し、出血が抑制できない状態のこと[1][2]。出血性素因ともいう。種々の疾患、あるいは医薬品によっても引き起こされ、軽症のものから死に至るものまで多岐にわたる[2]。
原因となる疾患詳細は「血液凝固障害」を参照
血友病
ヴォン・ヴィレブランド病
グランツマン血小板無力症
特発性血小板減少性紫斑病・血栓性血小板減少性紫斑病・巨大血小板性血小板減少症
Bernard-Soulier症候群(BSS)
白血病
ウィスコット・アルドリッヒ症候群
ビタミンK欠乏症
肝硬変
ウイルス性出血熱の一群 (例 デング出血熱)
溶血性尿毒症症候群
播種性血管内凝固症候群
原因となる薬物・毒物
ワーファリン
ヘパリン
抗血小板薬...アスピリン、クロピドグレル、チクロピジン、シロスタゾールなど。
t-PA
ヘビ毒
参照・引用^ 日本臨床血液学会マニュアル作成委員会、日本病院薬剤師会 (2007年6月). “重篤副作用疾患別対応マニュアル:出血傾向” (PDF). 厚生労働省. 2010年8月11日閲覧。
^ a b 川合陽子 著「 ⇒16章 出血傾向」、日本臨床検査医学会包括医療検討委員会、厚生労働省 編 編『 ⇒臨床検査のガイドライン2005/2006』(PDF)日本臨床検査医学会、2005年11月、p.p.90頁。 ⇒http://www.jslm.org/books/guideline/05_06/090.pdf。2010年8月11日閲覧。