この項目では、豊岡市出石町内の伝統的建造物群保存地区について説明しています。兵庫県にあった自治体については「出石町」を、その他の用法については「出石 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2020年8月)
大手前通り、辰鼓楼
出石(いずし)は兵庫県豊岡市にある地区で、かつての出石城の城下町。城下町として整備された町割が碁盤の目状であることなどから、但馬の小京都と呼ばれている。豊岡市出石伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。目次
1 地理
2 歴史
3 豊岡市出石伝統的建造物群保存地区データ
4 主な施設
5 その他
6 周辺
7 交通
8 関連項目
9 外部リンク
地理の南麓、出石川と谷山川
室町時代、守護大名山名氏の居城であった有子山城の南麓に慶長9年(1604年)、外様大名小出吉英により出石城とその城下町が築かれた。江戸時代は仙石家の城下町となって発展した。江戸時代三大お家騒動の仙石騒動の舞台である。
1876年(明治9年)の大火により80%以上の建造物を焼失したが町割は文化7年(1810年)の絵図の状態がほぼ完全に残り、そこに建設された明治時代の寺院や町家、および焼失を免れた武家屋敷や社寺が現存し、近世後期の城下町の歴史的風致を今日に伝えている。
近代以降も出石郡における行政経済の中心地であった。そのため建替えが多く、1987年に最初の県指定景観形成地区に指定された後も古建築の改廃が絶えないため、重要伝統的建造物群保存地区選定の申し出(平成19年文部科学大臣選定)をするなど、景観の保護を法的に強化している。 内町通り 家老屋敷長屋門 登城橋、後方に出石城跡 江戸時代中期築の酒蔵 明治館
豊岡市出石伝統的建造物群保存地区データ
所在地 - 兵庫県豊岡市出石町材木、八木及び本町の全域並びに魚屋、内町、宵田、田結庄、東條、小人、柳、入佐及び伊木の各一部
面積 - 約23.1ヘクタール(南北約600m、東西約620m、近世の出石城下町の町人地の大部分と旧武家地の一部の範囲)
重要伝統的建造物群保存地区 平成19年12月4日選定
主な施設
辰鼓楼 - 日本最古の時計塔
有子山城跡 - 国の史跡
出石城跡
有子山稲荷神社
感応殿
諸杉神社 - 延喜式内社。出石城の守護神
出石家老屋敷 - 仙石左京の屋敷跡
出石史料館 - 豪商の旧邸を使用した歴史博物館。兵庫県住宅百選
ウィキメディア・コモンズには、出石に関連するメディアがあります。
⇒但馬國出石観光協会
ウィキメディア・コモンズには、出石に関連するメディアがあります。
表
話
編
歴
出石の名所・旧跡・観光スポット
出石城
有子山城
有子山稲荷神社
感応殿
辰鼓楼
宗鏡寺
願成寺