出石神社
神門
所在地兵庫県豊岡市出石町宮内99
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度28分55.00秒 東経134度52分13.03秒 / 北緯35.4819444度 東経134.8702861度 / 35.4819444; 134.8702861 (出石神社)
出石神社(いずしじんじゃ)は、兵庫県豊岡市出石町宮内にある神社。式内社(名神大社)、但馬国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。 兵庫県北部、出石盆地東縁の山裾に鎮座する神社である。出石盆地南縁の現在の出石市街地からは北方約2キロメートルに位置するが、かつては出石神社付近が周辺一帯の中心地であり、現在の出石市街地は天正2年(1574年)に山名氏が居城を此隅山城から有子山城(のち山麓に出石城)に移してからの発展になる[1]。 この出石神社は、『古事記』や『日本書紀』に記される渡来新羅王子の天日槍伝説の中心となる神社で、現在の祭神には天日槍が将来したという八種神宝の神霊および天日槍自身の神霊を奉斎し、地元では出石の開拓神としても信仰される。古くから但馬国(兵庫県北部)では随一の神威を誇ったほか、中世・近世には但馬国の一宮にも位置づけられた、但馬地方では代表的な古社になる。 社殿は大正3年(1914年)の再建で、豊岡市指定文化財に指定されている。また社宝として、明治14年(1881年)寄進の脇差(国の重要文化財)のほか、歴代領主の甲冑や古文書などを伝世し、現在はこれらの多くが文化財に指定されている。 文献上で見える主な名称は次の通り[2]。 現在、地元では「一宮さん(いっきゅうさん)」とも通称されている[2]。 現在の祭神は次の通り[3]。 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳における祭神の記載は8座[2]。享禄5年(1532年)の祝詞では、祭神を「正一位出石大明神、二位の后の宮、七所の王子」とする[4][5]。現在の出石神社では、上記のように天日槍が将来したという八種神宝の神霊を「伊豆志八前大神」として奉斎し、これに天日槍の神霊を併祀する形を取っている[3][4]。
概要
社名
出石神 - 『但馬国正税帳』、『新抄格勅符抄』、『続日本紀』、『日本三代実録』等。
伊豆志坐神社 - 延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳。
出石大社 - 『日本紀略』貞元元年(976年)条[原 1]、弘安8年(1285年)の『但馬国大田文』。
伊豆志社 - 永万元年(1165年)の「神祇官諸社年貢注文」。
出石大神宮 - 出石神社蔵の銅印(鎌倉時代)。
祭神
伊豆志八前大神(いづしやまえのおおかみ、出石八前大神)
天日槍命(あめのひぼこのみこと)
古典史料の記述
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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