冷飯とおさんとちゃん
[Wikipedia|▼Menu]

冷飯とおさんとちゃん
監督
田坂具隆
脚本鈴木尚之
出演者中村錦之助 (萬屋錦之介)
木暮実千代
千秋実
三田佳子
新珠三千代
森光子
音楽佐藤勝
撮影飯村雅彦
編集宮本信太郎
製作会社東映京都
配給東映
公開 1965年4月10日
上映時間178分[1]
製作国 日本
言語日本語
テンプレートを表示

『冷飯とおさんとちゃん』(ひやめしとおさんとちゃん)は、1965年日本映画中村錦之助 (萬屋錦之介)主演・田坂具隆監督[1][2]東映京都撮影所製作、東映配給。
概要

山本周五郎の三つの短編『ひやめし物語』『おさん』『ちゃん』を合わせたオムニバス映画[3][4][5]鈴木尚之脚本。中村錦之助 (萬屋錦之介)江戸庶民の三役を演じ、各挿話が語られるチャンバラのない時代劇[3][4][5]。錦之助が豪華な女優陣を相手に、第1話 『冷飯』では恋愛を、第2話 『おさん』では結婚を、第3話 『ちゃん』では家庭と男の人生の三段階が語られる[1][4]。男にとって、女へのが全編の主題[4]。 
スタッフ

製作:
大川博

企画:岡田茂小川三喜雄、三村敬三

監督:田坂具隆

脚本:鈴木尚之

原作:山本周五郎『ひやめし物語』『おさん』『ちゃん』

撮影:飯村雅彦

音楽:佐藤勝

美術:鈴木孝俊

録音:中山茂二

照明:和多田弘

編集:宮本信太郎

スチール:諸角義雄

制作:東映京都撮影所

キャスト
第1話 「冷飯」

柴山大四郎:
中村錦之助 (萬屋錦之介)

椙女:木暮実千代

柴山又左衛門:原田甲子郎

志乃:岡田千代

柴山粂之助:中村錦司

中村又三郎:小沢昭一

中井岡三郎:花澤徳衛

深見ぬい:入江若葉

深見新蔵:唐沢民賢

下女:山乃美七子

中川八郎兵衛:千秋実

梶:不二和子

平松吉之助:河原崎長一郎

屑屋:浜村純

古道具屋の親父:藤原釜足

河重の女将:東龍子

河重の女中:宮園純子

中川家の家士:前川良三

中川家の使者:源八郎

若殿:五十嵐義弘

家老:矢奈木邦二郎

第2話 「おさん」

参太:中村錦之助 (萬屋錦之介)

おさん:
三田佳子

おふさ:新珠三千代

伊三:安中滋

辰造:佐藤慶

作次:大坂志郎

作次の女房:富永佳代子

小助店のおかみ:赤木春恵

棗店のおかみ:中畑道子

乃里屋の番頭:市川裕二

長屋の男:畑中伶一

第3話 「ちゃん」

重吉:中村錦之助 (萬屋錦之介)

お直:
森光子特別出演

良吉:伊藤敏孝

おつぎ:岡田由紀子

亀吉:君塚秀修

お芳:藤山直子

お蝶:渡辺美佐子

新助:北村和夫

喜助:三木のり平

源平:坂本武

おくに:都賀静子

長屋のおかみ:高橋漣

酒屋の親父:中村時之介

お玉:塩野崎貞子

製作
企画

企画は岡田茂東映京都撮影所(以下、東映京都)所長と中村錦之助の実兄・小川貴也(小川三喜雄)、三村敬三の三人[6]。山本周五郎の短編を原作にしてオムニバス映画を作ろうと企画がスタートした[6]。製作開始は1964年の春[6]。時期としては岡田茂が東映京都所長に復帰して間もない頃で[7]大川博東映社長から東映京都の再建を託された岡田は[8][9][10][11]、東映京都の実権を握り[12][13]、京都に復帰するや否や「映画での時代劇製作を打ち切る」を宣言した[13][14][15]。時代劇はテレビ(ドラマ)へ徐々に移し[10][16][17][18]、時流に合わなくなった監督や俳優を情け容赦なく切り捨て[19][20][21][22][23]、東映京都は任侠映画を中心とした製作に決めた[19][24][10][25]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:156 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef