冬目 景
生誕 (1970-04-13) 1970年4月13日(54歳)
日本・神奈川県座間市
職業漫画家、イラストレーター
活動期間1992年 -
ジャンル日常系ファンタジー
代表作『羊のうた』
『イエスタデイをうたって』
『マホロミ 時空建築幻視譚』
受賞
第11回コミックバーガー新人漫画賞 佳作
アフタヌーン四季賞1993年秋のコンテスト 四季賞
アフタヌーン四季賞1994年春のコンテスト 準入選
第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 審査委員会推薦作品
第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 審査委員会推薦作品
公式サイトhttps://toumekasanaya.com/
冬目 景(とうめ けい、本名未公表、1970年4月13日[1] -)は、日本の漫画家、イラストレーター。神奈川県座間市出身[2]。女性[3]。多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業[4]。
1992年に第11回コミックバーガー新人漫画賞の佳作を受賞[1]。翌1993年にはアフタヌーン四季賞秋のコンテストで四季賞も受賞している[5]。代表作に第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査委員会推薦作品に選出された[6]『羊のうた』、『イエスタデイをうたって』、『マホロミ 時空建築幻視譚』など[7]。 幼少の頃から絵を描くことが好きで、漫画のキャラクターを模写するなどしていた[8]。中学生の頃には『うる星やつら』好きが高じて高橋留美子の非公式ファンクラブに入り、パロディ漫画のようなものを描いたのが初めての漫画だった[9]。美大生となり漫画研究会に加入すると、本格的にコマ割りをするようになる[8]。その後当時在学していた美大の大学院を受験するも合格しなかったため、学部卒業後は1年間研究生として在籍しつつ大学のアトリエを借りて絵画を描く時期を過ごすが[10]、将来を考えた末に漫画研究会での経験等からプロの漫画家を志すようになった[1]。本格的に描き始めてから約1年の間に大学での同人含め5本ほどの漫画を描いており、プロデビューまでに出版社への持ち込みや投稿を2回ほど行なっていた[1]。描き始めの頃はひどく貧しく、クーラーも冷蔵庫も風呂も無い部屋で漫画を描いていた[11]。 1992年に十目傾(とおめけい)名義で描いた『六畳物語』が第11回コミックバーガー新人漫画賞の佳作を受賞し[12]、タイトルを『六畳劇場』と変更した上で『コミックバーガー』(スコラ)1992年18号に掲載されデビュー[1]。しばらく同誌で読み切り作品を発表する。『コミックバーガー』を投稿先に選んだ理由は、当時吉田戦車を始めとしたギャグ漫画家による作品が多く載っていたためである[13][10]。1993年には冬目景二(とうめけいじ)名義で描いた『KUROGANE―クロガネ―』が、アフタヌーン四季賞秋のコンテストの四季賞を受賞[5][8]。これらの経歴を経て、『コミックバーガー』で『羊のうた』、『モーニングオープン増刊
来歴
その後は集英社や小学館など、様々な出版社の雑誌にて作品を発表し続けている。2010年頃までの連載作品の多くは1話から数話ごとのシリーズ連載・不定期連載となっており、これは「描きたい作品は描ける場があれば描く」という方針を採っていたためである[14]。実際描画スピードに関しては、1999年時点での月産ページ数が約60ページ[15]、2015年時点の最大月産ページ数が40-50ページ程であり[14]、アシスタントも1997年・1999年時点ではスクリーントーン切り貼り要員が通常1人いるのみで、それ以外は冬目が作画していた[8][15]。