「冬のリヴィエラ」
森進一 の シングル
B面駅灯り
リリース1982年11月21日
ジャンル演歌・歌謡曲(ポップス)
時間4分28秒
レーベルビクター
作詞・作曲松本隆(作詞)
大瀧詠一(作曲・編曲)
ゴールドディスク
第25回日本レコード大賞・特別金賞
第16回日本作詩大賞
チャート最高順位
週間10位(4週連続・オリコン)
1983年度年間41位(オリコン)
5位(ザ・ベストテン)
1983年上半期14位(ザ・ベストテン)
1983年度年間36位(ザ・ベストテン)
森進一 シングル 年表
男の真情
『冬のリヴィエラ』(ふゆのリヴィエラ)は、1982年11月21日に発売された森進一の56枚目のシングル。
解説
フォークソング風の「襟裳岬」に引き続き、本楽曲はポップス風に仕上がった楽曲となっている。
タイトルにある「リヴィエラ」とは、イタリア語で「海岸」を意味する。また、本楽曲は「サントリー・ウインター・ギフト」のテーマソングとなっていた。
森にとっては、1974年の「北航路」以来9年ぶりのオリコントップ10入りを果たした。また、TBS「ザ・ベストテン」でも1979年の「新宿・みなと町」以来4年ぶりのランクインとなり、7週連続10位以内にランクインした。なお、森のシングルでは現時点でオリコントップ10入りを果たした最後の曲となっている。また、「ザ・ベストテン」へのトップ10ランクインも、この曲が最後である。
また、本楽曲を作詞した松本隆は、1983年10月の「第16回日本作詩大賞」で初のグランプリを獲得した。
「NHK紅白歌合戦」では、1983年末の第34回と、29年後の2012年末の第63回の、合計2回本楽曲を披露した。
レコーディングの際にはビクターの担当であった川原伸司や松本らに加え、ライバル会社であるCBS・ソニーの若松宗雄もスタジオに呼ばれて立ち会っていたという。川原が「平井夏美」の変名で松田聖子への楽曲提供を行った縁で呼ばれたという。
2013年末に、本楽曲を作曲した大瀧詠一が急死した際、森は大瀧を悼んで「冬のリヴィエラは、いまも私にとって大きな宝物のような一曲。大瀧さんの元に届きますよう、心を込めて歌わせていただきます」とコメントし、テレビ東京系「第46回年忘れにっぽんの歌」で本楽曲を披露した[1]。
大瀧は「歌詞の通りに曲を付けた」「森進一でジャズを、と依頼されたがジャズの素養がないから断念した」と語った[2]。
収録曲
冬のリヴィエラ(4分28秒)作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:前田憲男
駅灯り(3分22秒)作詞:山口洋子/作曲:平尾昌晃/編曲:薗広昭
カバー
大滝詠一 - アルバム『SNOW TIME』に英語詞のセルフカバー「夏のリビエラ」[3]を収録した。
敏いとうとハッピー&ブルー - 彼らの全曲集に収録されている。2008年元日放送『みのもんた おめでとう日本の歌謡曲』で「冬のリヴィエラ」が取り上げられた際には、森進一ではなく彼らが曲を披露した。
森昌子 - 1984年にカバー。アレンジは原曲とほぼ同じ。
駒田徳広 - 『84'ヤングジャイアンツ歌の球宴』収録。
エリサ・チャン(香港の歌手)(中国語: 陳潔靈) - 香港の歌手。1987年のアルバム『陳潔靈』収録。新たに広東語の歌詞がつけられ、曲名は「忘記回望」。
アラン・タム - 香港の歌手。1988年のアルバム『擁抱』収録。新たに広東語の歌詞がつけられ、曲名は「80歳後」。
ボサノバカサノバ - 1996年に「夏のリビエラ」をカバー。2010年に発売された大瀧詠一のトリビュート・アルバム『大瀧詠一 Cover Book I - 大瀧詠一カバー集 Vol.1 (1978-2008)』にも収録された。
What's Love? - 大瀧詠一のトリビュート・アルバム『ナイアガラで恋をして Tribute to EIICHI OHTAKI』(2002年)でカバー。翌2003年、彼らのアルバム『温故知新』にも収録された。
関ジャニ∞ - ミニアルバム『感謝=∞』(2004年)収録。アレンジは現代風になっている。