冨原 芳彰(ふはら よしあき、1921年6月5日 - 1988年1月26日[1])は、英文学者、筑波大学名誉教授。
静岡県御殿場市生まれ[1]。1944年東京文理科大学英文科卒、兵役ののち、研究社入社、『英語青年』の編集にあたる。1959-1960年ハーヴァード大学に留学。一橋大学社会学部助教授、筑波大学教授、1979-1980年日本英文学会会長。1985年定年退官、大妻女子大学教授。1988年、在職中に心筋梗塞のため死去[1]。
シェイクスピアが専門、福原麟太郎に師事した。しばしば富原芳彰と表記される。
著書
シェイクスピア入門 研究社出版 1955 (研究社英米文学語学選書)
英語ものしり読本 研究社 1956 (基礎英語シリーズ)
英米の歴史と文学の話 英語を学ぶ人のために 文建書房 1956、増補版1980
英文の読み方 垂水書房 1958 (英語上達シリーズ)
英文を読むということ 垂水書房 1961 (英米文学語学選書)
シェイクスピア試論 とくに悲劇について 研究社出版 1962
続 シェイクスピア試論 とくに悲劇について 研究社出版 1968
シェイクスピアを考える 大修館書店 1973
シェイクスピア 四大悲劇 英潮社出版 1977 (講座・イギリス文学作品論)
シェイクスピア入門 研究社出版 1977
基本英語百科辞典 研究社辞書部 1964。編著
文学の受容 現代批評の戦略 研究社出版 1985。編著
講座 英米文学史5 劇T 大修館書店 1987.3。笹山隆共著
翻訳
東洋の理想 岡倉天心 現代日本文学全集・筑摩書房、1958。のち同:明治文学全集・近代日本思想大系に収録
東洋の理想?特に日本美術について ぺりかん社、1980/講談社学術文庫、1986
岡倉天心コレクション ちくま学芸文庫、2012
ヴィーナスとアドーニス シェイクスピア アポロン社 1958
タイタス・アンドロニカス シェイクスピア 世界古典文学全集 第43巻、筑摩書房 1966
詩の弁護 フィリップ・シドニー 研究社出版 1968。英米文芸論双書
批評の方法 1 現代文学批評 スタンレー・ハイマン 川口喬一共訳 大修館書房 1974
記念論集
文学の受容 現代批評の戦略 研究社出版 1985.5
脚注^ a b c 『現代物故者事典 1988?1990』(日外アソシエーツ、1993年)p.553
参考
故冨原芳彰先生略歴 (冨原芳彰先生追悼号) 大妻女子大学英文学会「Otsuma review」1988-6
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