冥府
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冥界(めいかい/みょう(みやう)かい[1])、冥府(めいふ)、冥土(めいど)、あの世(あのよ)は、死後に行くとされている世界のこと。霊魂が行くとされる世界のこと。

古来、中国で用いられ、また日本神話古神道神道でも用いられ、さらに旧約聖書の中のSheolというヘブライ語の訳語としても使用される用語。

黄泉


日本神話古神道神道の用語。

黄泉

常世

根の国


仏教に由来する用語。

来世

彼岸

中陰


琉球神道の用語。

ニライカナイ


アイヌユーカラの用語。

ポクナモシリ - 現世アイヌモシリに対して、ポクナ(下の方の)+モシリ(国土)で、冥界の意味で用いられる[2]。死後も普通の世界と同じであるが、食べものは子孫の供え物を食べると考えられた[2]。ウェンカムイ(悪神・魔物)は、テイネポクナモシリ(冥界・地獄とも)に送られるとされる[3]


ギリシャ神話における用語

ハーデース - 冥界を治める神であると同時に、冥界そのものも指す用語


インド神話

パーターラ


アステカ神話

ミクトラン


マヤ神話における冥界

シバルバー


スピリチュアリズムなどで用いられる用語。

霊界


特定の宗教や霊魂の善悪に関わらず、一般的に死後の世界や霊魂が行くとされる世界を指すための用語。

他界 - 異界


特に悪い霊魂が行くとされる世界を指す用語。

地獄

地獄 (仏教)奈落

地獄 (キリスト教)シェオルすなわちハデスゲヘナが訳し分けられる)

煉獄(ローマ・カトリック教会) - 辺獄(ローマ・カトリック神学)


ヘルヘイム北欧神話



脚注[脚注の使い方]^ コトバンク-冥界
^ a bポクナモシリ(あの世) 特急列車車内誌『THE JR Hokkaido』 2017年8月号 提供サイト:公益財団法人 アイヌ民族文化財団
^ 中川裕 『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』 集英社新書 2019年 pp.39 - 40. p.42.

関連項目

冥王

カタバシス(英語版) - ギリシャ語で「下がって行く」の意。下り坂を下に行くことや、太陽が降りること、軍隊が退却すること、冥界に行くことを意味する。逆に上ることをアナバシスという。

古代メソポタミアの冥界(英語版)

Hamistagan(英語版) - ゾロアスター教

Tamag(英語版) - モンゴル
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典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ


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