冒険王ビィト
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冒険王ビィト
ジャンル少年漫画ファンタジー冒険
漫画
原作・原案など三条陸
作画稲田浩司
出版社集英社
掲載誌月刊少年ジャンプ
ジャンプSQ.CROWN
ジャンプSQ.RISE
レーベルジャンプ・コミックス
発表号MJ:2002年4月号 - 2006年8月号
SQ.CROWN:
2016年 SPRING - 2016年 AUTUMN
SQ.RISE:2018年 SPRING -
巻数既刊17巻(2023年7月現在)
その他デザイン協力 - 中鶴勝祥
アニメ:冒険王ビィト(第1期)
冒険王ビィト エクセリオン(第2期)
原作三条陸・稲田浩司
シリーズディレクター長峯達也
シリーズ構成成田良美
キャラクターデザイン中鶴勝祥山室直儀
音楽高木洋
アニメーション制作東映アニメーション
製作テレビ東京電通、東映アニメーション
放送局テレビ東京系列
放送期間第1期:2004年9月30日 - 2005年9月29日
第2期:2005年10月6日 - 2006年3月30日
話数第1期:全52話 / 第2期:全25話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメコンピュータゲーム
ポータル漫画アニメコンピュータゲーム

『冒険王ビィト』(ぼうけんおうビィト、BEET THE VANDEL BUSTER)は、三条陸(原作)と稲田浩司(デザイン協力 - 中鶴勝祥)による漫画。また、それを原作としたテレビアニメゲーム作品。『月刊少年ジャンプ』(集英社)において2002年4月号から連載が開始された。2006年より約10年の休載を経て、2016年、同社の季刊誌『ジャンプSQ.CROWN』に中断されていたエピソードの続きが掲載され、2018年より後継の季刊誌『ジャンプSQ.RISE』で連載が再開された。2006年4月時点で累計部数は350万部を突破している[1]

魔人(ヴァンデル)と呼ばれる存在によって人々が苦しめられている「暗黒の世紀」と呼ばれる時代の世界を舞台に、魔人の退治を生業とする「ヴァンデルバスター」となってすべての魔人を倒すため旅をする少年ビィトと仲間たちの冒険と戦いを描いた物語である。

テレビアニメ版は東映アニメーション制作により2004年9月から2006年3月にかけて、原作ストーリーに沿いつつオリジナル要素を加えた第1期『冒険王ビィト』全52話、完全オリジナルストーリーの第2期『冒険王ビィト エクセリオン』全25話が放映された。詳細は「アニメ」の節を参照。特記なき場合、本項目において二重かぎ括弧付きの『エクセリオン』は第2期アニメシリーズを指す。.mw-parser-output .toclimit-2 .toclevel-1 ul,.mw-parser-output .toclimit-3 .toclevel-2 ul,.mw-parser-output .toclimit-4 .toclevel-3 ul,.mw-parser-output .toclimit-5 .toclevel-4 ul,.mw-parser-output .toclimit-6 .toclevel-5 ul,.mw-parser-output .toclimit-7 .toclevel-6 ul{display:none}
解説

本作品の作者である三条と稲田は、『週刊少年ジャンプ』に1989年から1996年にかけて連載され人気を博した『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の原作・漫画コンビである。『ダイの大冒険』終了後、『月刊少年ジャンプ』から同誌の「カンフル剤」となるような漫画を同コンビで描いてほしいとオファーを受け、まずゲームタイトルの読切漫画を掲載後に連載を開始するという運びになり[2]コンピュータゲームドラゴンクエストIV 導かれし者たち』のPlayStation版発売に合わせて同作品の世界を舞台とする読切作品『DRAGON QUEST IV外伝 -地獄の迷宮-』を2001年12月号、2002年1月号に掲載した[3][4]。この作品の主人公ギィンと相棒のプラナが雛形となって、本作の主人公ビィトとそのパートナー、ポアラのキャラクターが生み出された[5][6]。同コンビでの作品は読切を含め4作目で[注 1]、これまではコンピュータゲーム「ドラゴンクエストシリーズ」を原典とする作品を手掛けてきたが、連載では権利関係が難しいということで[7]、本作の世界設定はすべてオリジナルのものとなっており[8]、同シリーズの生みの親である堀井雄二が監修についていない作品はこれが初となる。本作においては「デザイン協力」としてアニメーターの中鶴勝祥が参加しており、敵である魔人・魔物や、ヴァンデルバスターが生成する武器「才牙(サイガ)」のデザインを手がけている[9]

三条によると本作は『月刊少年ジャンプ』の人気回復という編集部からの期待を受けた企画であり、人気投票ではしばらく「不動の1位」であったという[10]。2003年3月号からは読者投稿コーナー「魔賓館V.I.P.」が設けられた[11]。連載開始から約2年半後の2004年から2006年にかけてはテレビアニメ版が放送され、中鶴がアニメ版でもキャラクターデザインを手がけることになった[9]。同時にコンピュータゲーム3作(後述)やトレーディングカードゲーム『冒険王ビィト CARD GAME』をはじめとするメディアミックス・玩具展開も行なわれた。2005年には原作のガイドブック『冒険王ビィト グランドアドベンチャー』も発売された。

『月刊少年ジャンプ』2006年9月号より、稲田の病気療養のため休載に入った。9月号と10月号では次号での復帰を前提とした告知がなされていたが、同年11月号において、長期休載が正式に発表された。翌年には『月刊少年ジャンプ』も2007年7月号をもって休刊となり、これにともない公式サイトの更新も休止された。

2016年4月15日発売の『ジャンプSQ.CROWN 2016 SPRING』より、約10年ぶりに連載が再開された[12][13]。再開の報は2015年12月21日発売の『週刊少年ジャンプ』2016年3・4合併号で発表され[12]、開始前には総集編『冒険王ビィト総集編 Buster's Records』全4巻も発売された[14]。休載に入った時点での敵キャラクターであるバロンとの戦いを決着まで描いたこのエピソードは「バロン編」と名づけられ、同年秋の『SQ.CROWN 2016 AUTUMN』でひとまず完結した[15]。その後『SQ.CROWN』は休刊となり、2018年4月16日発売の『ジャンプSQ.RISE 2018 SPRING』より連載再開となった[16][17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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