冒険王ビィトの登場人物
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冒険王ビィトの登場人物(ぼうけんおうビィトのとうじょうじんぶつ)では、三条陸(原作)、稲田浩司(漫画)による漫画『冒険王ビィト』および、関連作品の登場人物について述べる。
概説・制作

本作の主人公ビィトとパートナーのポアラは、連載開始の前段階として掲載された読切作品『DRAGON QUEST IV外伝 -地獄の迷宮-』のギィンとプラナを雛形としており[1][2]、原作者の三条がこのふたりを気に入っていたために、名前も似せてつけている[1]。ビィトを常識外の人物として描きながら、ポアラを作品世界における常識を語る人物とすることで、バランスがとれるようになっているという[3]。ビィトをはじめとする主要キャラクターは、三条・稲田の前作『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』と同じく5人程度のチームとすることを最初から想定しており、一方でキャラクター性や登場する順序などは、『ダイの大冒険』における主要キャラクターの要素を組み換えて配置するなどして変化を出している[4]

本作の特徴として三条は、「ライトサイド」と「ダークサイド」を明確に区別し、邪悪な魔人(ヴァンデル)が一方的に人間を苦しめているという構図で、『ダイの大冒険』とは異なり敵キャラクターが味方になるという展開をほぼ排していることを挙げている[5]。その一方で個々の魔人の性格については人間臭く個性的に描いており[6]、しばしば倒される直前で魅力的になると語っている[3]

魔人とその配下の魔物(モンスター)、およびそれらを退治するヴァンデルバスターが生成する武器「才牙(サイガ)」のデザインは、『ドラゴンボールZ』などでキャラクターデザインを担当したアニメーターの中鶴勝祥が手がけている[7][5]。中鶴は2004年から2006年に放映されたテレビアニメ版でも、山室直儀との連名でキャラクターデザインを務めている[8]。三条によると中鶴は原作の企画当初からアニメ化を予期して流用するつもりで設定書を描いており、のちにそれが実現することになったという[9]
凡例

原作キャラクターの説明に続き、アニメ版、ゲーム版のオリジナルキャラクターについても述べる。

物語上の時系列については作品項目における「あらすじ」を、作品独自の用語については「設定」を参照。

「声」はすべてアニメ版のキャストである。ボイス付きのゲーム作品『冒険王ビィト ダークネスセンチュリー』のキャストも、一部を除いてアニメ版と共通している。

特記なき場合、二重かぎ括弧付きの『エクセリオン』は第2期アニメシリーズ『冒険王ビィト エクセリオン』を指す。
ヴァンデルバスター「冒険王ビィト#ヴァンデルバスター」も参照

契約により大気中のエネルギーを操る「天力」を扱い、魔人(ヴァンデル)の退治を生業とする人間。通称「バスター」。
ビィト戦士団とその仲間

本作の主人公ビィトがリーダーを務める戦士団の一行と、それに協力するバスター。
ビィト(Beet[10]
- 木内レイコ本編の主人公。厳しい時代にあっても正義を信じる少年で、大陸一のバスター、ゼノン戦士団にあこがれバスターの契約をする。同戦士団と魔人ベルトーゼの戦いに自身の不注意で巻き込まれて瀕死の重傷を負い、戦士団より生命力を込めた5つの「才牙(サイガ)」を託され一命をとりとめる。このとき初めて自分が戦士団のリーダー、ゼノンの実弟で、戦いを知らずに過ごしてほしいという兄の願いにより、物心がつくまえにアンクルスの里に預けられたことを知る。激闘の果てに行方不明となったゼノン戦士団の意思を継いで「暗黒の世紀を終わらせる男」になることを目指し、3年間の修行を経て、すべての魔人を倒すため旅に出る。ゼノンより託された光の大剣「エクセリオンブレード」、ライオより託された炎の槍「バーニングランス」、クルスより託された水の盾「クラウンシールド」、アルサイドより託された風の銃「サイクロンガンナー」、ブルーザムより託された雷の斧「ボルティックアックス」という5つの才牙を具現化して扱うことができる。未熟ゆえ本来の持ち主のように使いこなすことはできないが、強敵との戦いのなかでその秘められた力に気づいて極めてゆくことになる。その一方で、本来は才牙の生成に不可欠であり、前提的に会得しているはずの天撃を苦手としており、最初は自分の手を燃やすことくらいしかできない。通常武器として自作のを使うが、何度も壊されてそのたびに作り直している。3日間起きつづけ、そのあと丸1日寝るという特異な体質を持ち[注 1]、時間が来るとところかまわず眠りについて決して起きないため、周囲に迷惑をかけることも多い。衣食住や金銭には無頓着で、魔物が闊歩する町の外での野宿を行なったり、野草や虫などを平然と食べたりする。修行時代は鑑定小屋でのレベルアップや換金も面倒になったという理由で途中からまったく行なっておらず、修行の旅を終えた際には本来28相当のレベル(LV)が11のままになっていた[注 2]。アニメ版では倒した魔人から手に入れた特殊なダイスを転がして行く先を決めるという行動が追加されており、このダイスは「パラダイスエイト」という名で商品化された[12][13]。年齢は原作では明記されていないが、アニメ『冒険王ビィト エクセリオン』では12歳でバスターの契約をしたとされている。同作品では、12歳の少年リオンの言動に対して、ふだんとは異なりしばしば感情的になる場面がある。
エクセリオンBeブレード(エクセリオンビーブレード)
魔人バロンとの戦いのなかで、謎の人物「翼の騎士」の力を借りて復活したビィトが具現化する自分自身の才牙。当初はゼノンのエクセリオンブレードとまったく同じ外見であったため、ビィトはその正体に気付かず戦いつづけ、自分に宿った翼の騎士の助言を得てその真の姿を現す。これまでの戦いでゼノン戦士団から受け継いだ才牙を極めていった経験が蓄積されており、ゼノンのエクセリオンブレードよりも細身でありながら、ほかの4人の才牙の特性をも兼ね備え、目的に応じて自在に形を変えられる。これまでのような複数の才牙の併用はできないが、別形態への瞬時の変形が可能で、その特性を生かした戦法を編み出してゆくことになる。最初ビィトは「おれ自身のエクセリオンブレード[14]」と呼ぶが、のちにゼノンの才牙と名前がかぶるからと「ビィトの頭文字」、「第二の」、「Being(成長し続けている)」というトリプル・ミーニングである「Be」が与えられる[15]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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