この項目では、滋賀県大津市の寺院について説明しています。足利政知の側室については「円満院 (足利政知側室)」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この記事の項目名は、「えんまん」の部分に旧字体と新字体の間で、分野によって以下のような表記揺れがあります。
圓滿院(旧字体、歴史的な表記)
圓満院(新旧混用、今日の当寺院が使用)[1]
円満院(新字体、主に報道が使用)
円満院(圓満院)
宸殿と庭園
所在地滋賀県大津市園城寺町33番地
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度0分52.3秒 東経135度51分11.9秒 / 北緯35.014528度 東経135.853306度 / 35.014528; 135.853306
円満院(えんまんいん、旧字体:圓滿院、新旧混用:圓満院)は、滋賀県大津市園城寺町にある天台宗系単立の寺院。山号は長等山。本尊は不動明王。門跡寺院。近畿三十六不動尊第25番札所。かつては天台宗寺門派(天台寺門宗)三門跡の一つであった。
寺内には本堂や宸殿のほか、宿坊・三密殿と大津絵美術館が併設されている。 寛和3年(987年)に村上天皇の皇子悟円法親王により京都岡崎に「平等院」として創建されたと伝わるが、平安時代中期の参議・藤原資房の日記『春記』には、園城寺の明尊大僧正が長久元年(1040年)に後朱雀天皇の支援を受けて岡崎の地に新しい寺を創建し「圓滿院」と命名したという消息が記されている[2]。 永承7年(1052年)、関白藤原頼通が父の道長の別荘であった宇治殿を寺院に改めて、平等院の明尊大僧正をこの新寺院の開山とした。そして悟円法親王の子である永円法親王
歴史
悟円法親王入寺以降も当院は歴代皇族の入室する門跡寺院として、また天台宗寺門派(天台寺門宗)の三門跡の一つとして隆盛を誇った。また、通称として室町時代後期までは三井平等院とも桜井の宮とも呼ばれていた。
江戸時代の初期に現在地に移転し、正保4年(1647年)には寝殿が明正天皇より下賜されている。
1869年(明治2年)1月、大津県(現・滋賀県)庁が当院の宸殿に置かれるが、1888年(明治21年)6月、新たな県庁舎(旧滋賀県庁)が出来、移転していった。
1947年(昭和22年)、天台寺門宗から独立する。 2009年(平成21年)5月、重要文化財に指定されている宸殿など建物9棟と庭園など土地約1万4000平方メートルが大津地方裁判所によって競売にかけられ、約10億6700万円で滋賀県甲賀市内の宗教法人大岡寺に落札されていたことが判明した[3]。この競売にともない、同年8月20日には円満院の所有権をこの宗教法人に移転する法的な手続きが完了した。文化庁は「異例の事態」とコメントしている[4]。
競売問題
境内本堂庭園の石組