内耳
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出典検索?: "内耳" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2011年10月)
ヒトの耳(紫色の部分が内耳)ヒトの内耳

内耳(ないじ、英語: inner ear, ドイツ語: inneres Ohr, ラテン語: auris interna)は、の最も内側にあたる部分である。
概論

耳は外側から内側へ向かって外耳中耳、内耳に分けられる。おおまかに述べると外耳は外界から鼓膜までの部分、中耳は鼓膜とその奥(内側)にある鼓室、ならびに鼓室と鼻腔を結ぶ耳管である。内耳は中耳のさらに奥にある器官で、頭蓋骨の中(細かく言うと頭蓋骨の一部である側頭骨[注 1]の、錐体と呼ばれる部分の内部)にある複雑な形の腔の中に、聴覚や平衡覚に関与する装置をもつ。

内耳は大きく蝸牛前庭三半規管(半規管)の3つの部分に分けられる。蝸牛はその名のとおり蝸牛(カタツムリ)状の部分で、聴覚に関与する器官であり、ここに神経蝸牛神経)に伝えるための構造がある。半規管は半円周状の管で、一側の内耳に3本ある。前庭は蝸牛と半規管の間の部分であり、蝸牛と半規管への玄関にあたることからこの名がある[1]:154。前庭・半規管は平衡感覚(重力の向きや、直線加速度[注 2]、角加速度[注 3])を受容するための器官である。
内耳の構造と機能の概要正常な内耳・中耳のCT像。1: キヌタ骨体部、2: ツチ骨頭、3: 蝸牛、4: 内耳道、5: 外側半規管

内耳を形作る側頭骨の腔は複雑な形をしており、これを骨迷路 (osseous labyrinth) と呼ぶ。骨迷路の中には骨迷路と同じ形の膜があり、膜迷路 (membranous labyrinth) と呼ばれる。すなわち内耳は骨迷路の中に膜迷路がある、いわば二重のトンネル構造となっている。

骨迷路の中で膜迷路の外の部分、すなわち骨と膜の間は外リンパ隙と呼ばれ、外リンパと呼ばれる液体で満たされる。膜迷路の中は内リンパ (endolymph) と呼ばれる液体で満たされる[1]:154。外リンパと内リンパは組成が異なる[2]:165。

骨迷路と膜迷路は同じ形であるが、細部の名称の多くは別となっており、骨迷路を指すのか膜迷路を指すのか区別できるようになっている。例えば、骨迷路のうち蝸牛を形成する部分を蝸牛ラセン管といい、膜迷路のうち蝸牛ラセン管の中にある部分は蝸牛管と呼ばれる。したがって、これらの語が適切に用いられていれば骨迷路を指すのか膜迷路を指すのかを判別可能である。ただし、骨迷路と膜迷路でまったく同じ名称が用いられている部分がいくつかあり、これらは名称だけでは骨迷路か膜迷路か区別できない[注 4]
蝸牛詳細は「蝸牛」を参照蝸牛の断面図

軸の周りをらせん状の管が取り巻く形状をしている。巻き数は2回転半とも2回転3/4ともいわれる。蝸牛の内部は二階建て構造で1階部分を鼓室階、2階部分を前庭階と呼ぶ。鼓室階と前庭階は頂上部分で交通している。鼓室階と前庭階の間、いわば中2階にあたる位置に膜迷路があり、蝸牛管あるいは中央階と呼ばれる[1][2]

蝸牛管の上側(らせんの頂上側)、前庭階との境界をなす膜を前庭膜あるいはライスネル膜と呼ぶ。蝸牛管の下側、鼓室階との境界をなす膜を基底膜と呼ぶ。基底膜上には有毛細胞をもつコルチ器(ラセン器)がある。コルチ器は音の受容器である。

外耳から入る空気の振動は中耳の鼓膜、耳小骨を介して内耳の前庭の前庭窓(卵円窓)に伝わり、前庭階の外リンパを振動させる。振動は前庭階を昇り、頂上部から鼓室階へ移り鼓室階を下る。この振動がコルチ器の有毛細胞を刺激し、その刺激が神経から脳に伝えられ音として感じられる[1][2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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