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うちだ かつまさ
内田 勝正
本名内田 勝正
別名義内田 昌宏(旧名)
生年月日 (1944-09-19) 1944年9月19日
没年月日 (2020-01-31) 2020年1月31日(75歳没)
出生地 日本 千葉県野田市
死没地 日本 東京都
ジャンル俳優
活動期間1968年 - 2020年
活動内容テレビドラマ
映画
舞台
事務所 エ・ネスト
主な作品
テレビドラマ
『怪人二十面相』
『水戸黄門』
『暴れん坊将軍』
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内田 勝正(うちだ かつまさ[1]、(1944年〈昭和19年〉9月19日[2] - 2020年〈令和2年〉1月31日)は、日本の俳優。本名は同じ[3]。別名義:内田 昌宏(1978年頃に使用)。
千葉県[3][2]野田市出身。浪曼劇場[3]、竹内事務所[3]を経て、エ・ネストに所属していた。既婚。 1967年に青山学院大学を卒業[3]。在学中はESSに参加し、英語劇を上演していた。卒業後の1968年、劇団四季を経て、三島由紀夫を中心とする劇団「浪曼劇場」の結成に参加。中村伸郎、中山仁、勝部演之、川合伸旺らと共に、劇団の中心俳優として舞台に立つ。三島には眼をかけられ、舞台『サロメ』ではヨカナーン役に抜擢されるが、三島の死後、劇団は解散。以後はテレビ・映画を中心に活躍する。 端正な顔立ちと渋い声により主に刑事ドラマ・時代劇の名悪役として知られており、テレビ時代劇『水戸黄門』ではゲスト最多の68回出演[4]。悪役への転機は1972年の『木枯し紋次郎』第1シリーズへの出演がきっかけである[5]。第11話で渡世人を演じたのが市川崑に注目され、市川が演出した最終話(第18話)「流れ舟は帰らず」に再度、敵役として出演。以後、悪役としての出演依頼が多くなった[6]。悪役としては厳つい表情に冷徹な口調などで、首謀者から参謀役、(主に若い頃は)手下まで幅広くこなす。その一方で、TBSドラマ「隣の未亡人」(主演:二宮さよ子)では、一見、悪役と思わせながら、実は主人公の再婚相手である雑誌編集者の役(二宮演じる主人公は作家)を演じたことや、子供向け番組「怪人二十面相」では事実上の主人公である二十面相を演じた。 日本俳優連合副理事長として俳優の権利向上・生活向上にも尽力した。 特技は乗馬[2]、英会話[2]、スクーバダイビング[2]。趣味はゴルフ[2]、麻雀[2]、モダンバレエ[3][2]。 2020年1月31日16時33分、肝臓がんのため、東京都内の病院で死去[7]。75歳没。晩年は亡くなる10年前に胃がんの手術を受け、術後は小康状態の中で仕事を続けてきたが、2019年には体調が悪化し入退院を繰り返していたという[8]。本人の希望により同年2月2日に家族葬が営まれた[9][10]。
来歴・人物
出演
テレビドラマ
三匹の侍 第6シリーズ 第4話「さらば愛しき女よ」(1968年、CX) - 浪人
特別機動捜査隊 第400話「警察官」(1969年、東映 / NET) - 飯岡
遠山の金さん捕物帳(東映 / NET)
第2話「吹矢場にいた女」(1970年) - 仁吾
第166話「仇花を咲かせた男」(1973年)
大忠臣蔵 第7話「大いなる決断」(1971年、三船プロ / NET) - 五条竜太
鬼平犯科帳 第2シリーズ 第16話「掻掘のおけい」(1972年、NET / 東宝) - 甚蔵
木枯し紋次郎(C.A.L / CX)
第1シーズン(1972年)
第11話「龍胆は夕映えに降った」 - 喜連川の八蔵
第18話「流れ舟は帰らず」 - 鬼の十兵衛
第2シーズン 第10話「飛んで火に入る相州路」(1973年) - 村上一角
新・木枯し紋次郎 第10話「鴉が三羽の身代金」(1977年、12ch / C.A.L) - 越前の鬼
シークレット部隊 第21話「花笠祭りに消えた金塊」(1972年、大映テレビ / TBS)
ワイルド7 第10話「?・コンテナ」(1972年、国際放映 / NTV) - 丈田
新諸国物語 笛吹童子(1972年、大映テレビ / TBS) - 朽木半蔵
大岡越前(C.A.L / TBS)
第3部(1972年)
第10話「江戸のごみ」 - 吉兵衛
第16話「殺しの長脇差」 - 中神の定吉
第4部 第10話「大江戸無法地帯」(1974年12月9日) - 助五郎
第5部 第18話「長屋住いの御奉行様」(1978年6月5日) - 神崎五郎次
第6部 第32話「越前への挑戦状」(1982年10月11日) - 武田上総介
第7部 第9話「天下一品意地くらべ」(1983年6月20日) - 鬼柳兵庫
第8部 第5話「十手が消えた女風呂」(1984年8月20日) - 巳之吉
第10部 第10話「命を賭けた悲哀の捕縄」(1988年5月2日) - 倉田十四郎
第11部 第14話「お奉行様は用心棒」(1990年7月23日) - 安藤右京
第12部 第19話「情けに泣いた老義賊」(1992年2月24日) - 亥助
第13部 第1話、第2話「世継ぎを狙う卍の謎」(1992年11月16、23日) - 鴫七
第14部 第7話「復讐果たす怒りの十手」(1996年7月29日) - 丑三
第15部 第3話「狙われた花嫁」(1998年9月7日) - むささびの金五郎
二人の素浪人 第12話「対決!仕込み刀殺法」(1972年、CX / 東映) - 荒川重五郎
火曜日の女シリーズ・男と女と(1973年、NTV / 国際放映) - 遠井真弓(演:范文雀)の兄
太陽にほえろ!(東宝 / NTV)
第39話「帰って来た裏切者」(1973年) - 西田
第61話「別れは白いハンカチで」(1973年) - 土井
第223話「あせり」(1976年) - 黒田
第411話「長さんが人を撃った」(1980年) - 黒川和博
第638話「危険なふたり」(1985年) - 広崎
太陽にほえろ!PART2 第2話「探偵物語」(1986年) - 朝倉盛雄
非情のライセンス(東映 / NET→ANB)
第1シリーズ
第6話「兇悪の目」(1973年) - 北村刑事
第47話「兇悪の顔」(1974年) - ドス健
第2シリーズ
第28話「兇悪の生証人」(1975年) - 西山
第69話「兇悪の妻の座」(1976年) - 岩堀
第3シリーズ 第18話「兇悪の眼・キャリアウーマン殺人事件」(1980年) - 高木
必殺シリーズ(松竹 / ABC)
必殺仕置人 第4話「人間のクズやお払い」(1973年) - 猪太郎
助け人走る
第4話「島抜大海原」(1973年) - 定吉
第17話「探索大成功」(1974年) - 次助
第33話「忠誠大心外」(1974年) - 石坂
必殺仕置屋稼業 第21話「一筆啓上逆夢が見えた」(1975年) - 勘助
必殺仕業人 第18話「あんたこの手口をどう思う」(1976年) - 嘉七
必殺からくり人 第5話「粗大ゴミは闇夜にどうぞ」(1976年) - やくざ政吉
新・必殺仕置人 第21話「質草無用」(1977年) - 三次
江戸プロフェッショナル 必殺商売人 第15話「証人に迫る脅しの証言無用」(1978年) - 東吉
必殺からくり人・富嶽百景殺し旅 第4話「神奈川沖浪裏」(1978年) - 亥之助
翔べ! 必殺うらごろし 第10話「女は子供を他人の腹に移して死んだ」(1979年) - 沢井久四郎
必殺仕事人 第1話「主水の浮気は成功するのか?」(1979年) - 重次郎
新・必殺仕事人
第6話「主水喧嘩の仲裁する」(1981年) - 五十松
第40話「主水ケチに感心する」(1982年) - 用心棒・藤巻甚九郎
必殺渡し人 第3話「大元締の前で渡します」(1983年) - 影の男
必殺仕切人 第15話「もしも珍発明展が開かれたら」(1984年) - 倉田
必殺仕事人V 第14話「主水、上役の田中と出張する」(1985年) - 雲井
必殺仕事人V・激闘編 第21話「せんとりつ、酔って暴れる」(1986年) - 香川屋
必殺まっしぐら! 第3話「相手は壇ノ浦の亡霊」(1986年) - 弥左衛門
必殺仕事人V・風雲竜虎編 第18話「身代わり大名悪人討ち!」(1987年) - 室田意次
旅人異三郎 第9話「二つの心が木曽路に誓った」(1973年、三船プロ / 12ch)
荒野の用心棒 第25話「廃墟の宿に母恋唄が聞えて…」(1973年、三船プロ / NET) - 山上ノ又蔵
ダイヤモンド・アイ 第6話「ライコウ、絶体絶命!」(1973年、東宝 / NET) - ドリル
狼・無頼控(1973年、大映テレビ / MBS)
第8話「恐怖の夜叉面」
第11話「(秘)浮世絵地獄」
水戸黄門(C.A.L / TBS)
第4部(1973年)
第19話「七人の暗殺者 -三戸-」 - 天草一郎太
第31話「仇討無用-日光-」 - やくざ
第5部(1974年)
第9話「黒い奉書紙 -福井-」 - 尾山
第24話「二人の御老公 -佐賀-」 - 八戸宗助
第6部 第17話「若君替玉作戦 -松山-」(1975年7月21日) - 村上一角
第7部 第2話「姫君はにせ者 -福島-」(1976年5月31日) - 田代三郎太
第8部
第14話「飛竜の火祭り -新宮-」(1977年10月17日) - 荻原重四郎
第26話「うぐいす春風剣 -中津-」(1978年1月9日) - 佐田源八郎
第28話「愛の奇蹟 -宮崎-」(1978年1月23日) - 川辺茂十郎
第9部 第17話「越前めおと奉書 -福井-」(1978年11月27日) - 鳥居塚三郎
第10部(1979年)[注釈 1]