内子線
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内子線
内子線を走行する特急「宇和海
基本情報
日本
所在地愛媛県
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点新谷駅
終点内子駅
駅数4駅
電報略号ウコセ[1]
路線記号U
開業1920年5月1日[2]
所有者四国旅客鉄道
運営者四国旅客鉄道
使用車両予讃線の使用車両を参照
路線諸元
路線距離5.3 km
軌間1,067 mm狭軌
線路数全線単線
電化方式全線非電化
最高速度110 km/h

路線図


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停車場・施設・接続路線
凡例


予讃線


U14/S18 伊予大洲駅


伊予若宮信号場

(I)1920-1935
(II)1986-


S17 五郎駅 予讃線


予讃線支線 1986-


旧線 -1986


0.0U13 新谷駅


1.2U12 喜多山駅




旧線 -1986




3.7U11 五十崎駅

(I)1920-1986
(II)1986-


五十崎トンネル


5.3U10 内子駅

(I)1920-1986
(II)1986-


予讃線支線 1986-

内子線(うちこせん)は、愛媛県大洲市新谷駅から愛媛県喜多郡内子町内子駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線地方交通線)である。
概要

愛媛鉄道により開業した路線で、かつては予讃線五郎駅から分岐して内子駅に至る盲腸線であった。1985年に向井原駅から内子駅までの予讃線支線区間が開通してからは、予讃線の向井原駅 - 伊予大洲駅間短絡ルート(建設時の名称は内山線)の一部に組み込まれ特急列車が行き交う路線となっているが、当初、換算キロ制が適用される地方交通線に指定されたがゆえに、幹線の予讃線(当時は予讃本線)に編入することができず、内子駅 - 新谷駅間が内子線のままとなっている。

短絡ルートに組み込まれる前の輸送密度は500人/日を下回る程度で、1980年に制定された日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)の定める第1次特定地方交通線に選定される水準であったが[3]、短絡ルートになることで想定輸送密度は6700人/日と算定され大幅な増加が見込めることを理由に存続が決定した。国鉄再建法によって原則的に工事が凍結された日本鉄道建設公団AB線(地方開発線・地方幹線)の中で、内山線は北関東鹿島新線とともに工事凍結を免れた2路線の中の1路線であり、しかも内山線は再建法施行以降に全線が国鉄線として開業した唯一の鉄道公団AB線である。ただし内山線は重要ルートとしての活用が約束されたにもかかわらず、鉄道公団線としては最低ランクのA線=地方開発線扱いであった。内山線と当線を合わせた区間が存続・建設となった理由としては、既存の伊予灘沿いの予讃本線が地すべり地帯で危険であることもあげられていた[4]

地元住民からは内子線に加え予讃線の向井原駅 - 内子駅間および新谷駅 - 伊予大洲駅間に関しても未だに「内山線」と呼ばれている。

旅客向け時刻表や『鉄道要覧』では予讃線の伊予長浜経由の従来ルートと内子経由の短絡ルートの分岐点を伊予大洲駅としているが、実際の分岐点は予讃線五郎 - 伊予大洲間にある伊予若宮信号場である。ここでは時刻表や『鉄道要覧』に倣い伊予大洲駅を分岐点として記述する。

内子線のキロポスト高松駅からの距離の表示となっているため、終点から起点に向かって距離の数値が増加し、設置場所も下り列車の進行方向左側になっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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