兼勤駐在官事務所(けんきんちゅうざいかんじむしょ)は、日本国大使館の出先機関として設置されている駐在官事務所である。既存の大使館の一部館員が被兼轄国に常駐する形をとり、所用の事務処理を行うために設けられる[1]。外交儀礼上は単に「大使館」と名乗っており、兼勤駐在官事務所に相当する外国語の正式名称は存在しない。接受国の側から見ると、特命全権大使が一度も常駐したことのない日本国大使館となる。 2024年1月時点で、日本は世界4ヶ国に兼勤駐在官事務所を設置している[2]。 接受国名称開設
日本が設置している兼勤駐在官事務所
エリトリア在エリトリア兼勤駐在官事務所2022年に新設
コソボ在コソボ兼勤駐在官事務所2020年に新設
ベリーズ在ベリーズ兼勤駐在官事務所
マルタ在マルタ兼勤駐在官事務所2024年に新設
加えて、大使館に昇格した兼勤駐在官事務所は以下の通りである。
接受国名称開設
アイスランド在アイスランド兼勤駐在官事務所2014年に大使館へ昇格
エストニア在エストニア兼勤駐在官事務所2010年に大使館へ昇格
キルギス在キルギス兼勤駐在官事務所