兵庫県立小野高等学校(ひょうごけんりつ おのこうとうがっこう)は、兵庫県小野市西本町にある県立高等学校。略称は小野高(おのこう)。平成31年度より、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けている。
概要正門
兵庫県内で古い歴史を持つ伝統校の一つである。毎年卒業生のほぼ全員が大学に進学する。小野市の中心部に位置し、神戸電鉄粟生線小野駅より徒歩3分の距離にある。旧小野藩の藩校跡地にあり、戦前は旧制の小野中学校であったが、戦後、1948年に小野高等学校と改称した。また、柳桜高等学校を統合して1949年より男女共学となる。当初は普通科と家政科を有していた(家政科は後に廃止)。
1950年に商業科、1995年に国際経済科が設置(現在は2つが統合して計2クラス(80人))。1986年頃より普通科内に1クラス、40名の理数コースが設置されていたが、平成15年より後述の事情により募集を停止、カリキュラム等を大幅に変更した「科学総合コース」が設置されて現在の科学探究科に至る。 文武両道を重んじ、各種の部活動も盛ん。政治家、学者、財界人、作家、プロ野球選手、アナウンサー、音楽家など、多様な人材を輩出している。
特色と校風
沿革
1880年(明治13年)5月 - 5郡(加東・美嚢・多可・加古・明石) 連合の公立小野中学校設立。
1885年(明治18年)3月 - 公立姫路中学校との統合のために廃校。なお、最後の1年間は天皇機関説で有名な美濃部達吉も通っていた。
1902年(明治35年)
4月1日 - 校名を兵庫県立小野中学校として開校。創立○○年はここを起点とする。
5月1日 - 第1回入学式挙行。この日を創立記念日と決定。
1948年(昭和23年)
4月1日 - 昭和22年法律第26号により兵庫県立小野高等学校と改称。
7月1日 - 高等学校再編成(男女共学)に伴い、兵庫県柳桜高等学校(旧称:兵庫県小野高等女学校)と共学が始まる。
1949年(昭和24年)4月1日 - 兵庫県立小野高等学校・兵庫県柳桜高等学校統合、学区制実施。第1学年は普通科3学級(150人)および家庭科1学級(50人)。
1950年(昭和25年)4月1日 - 商業科1学級設置。
1953年(昭和28年)5月1日 - 創立50周年記念式挙行。現在の校歌が制定される。
1954年(昭和29年)11月1日 - 応援歌制定。
1963年(昭和38年)4月1日 - 家庭科を家政科に名称変更。
1980年(昭和55年)3月16日 - 商業科創設30周年記念式挙行、創立80周年・校舎全面改築竣工記念式挙行。
1985年(昭和60年)3月31日 - 家政科廃止。
1986年(昭和61年)4月1日 - 普通科に理数コースを1学級設置。
1988年(昭和63年)5月11日 - 「蜻蛉の庭」完成。
1992年(平成4年)10月10日 - 創立90周年記念式挙行。
1993年(平成5年)4月1日 - 国際経済コースおよび情報会計コース(類型)設置。
1994年(平成6年)5月7日 - 「柳桜の庭」完成。
1995年(平成7年)4月1日 - 国際経済科1学級設置。
1997年(平成9年)
2月16日 - 商業科・国際経済科推薦入試制度開始。
4月1日 - 普通科1学級増。
2002年(平成14年)
4月1日 - 普通科1学級減。
10月13日 - 創立100周年記念式挙行。
11月29日 - 「百周年記念館」(愛称:蜻蛉ホール)寄付受納。
2003年(平成15年)
3月24日 - 図書館の増改築工事完了。
4月1日 - 理数コース募集停止、代わって普通科の中に科学総合コース1学級設置。
2005年(平成17年)4月1日 - 普通科1学級減。
2012年(平成24年)10月27日 - 創立110周年記念式典挙行。
2019年(平成31年)4月1日 - スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける(令和5年度まで)。
2020年(令和2年)4月1日 - 普通科科学総合コースを募集停止、代わりに科学探究科を設置。商業科と国際経済科を統合し、ビジネス探究科に改編。
2021年(令和3年)4月1日 - 普通科1学級減。
基礎データ
所在地
兵庫県小野市西本町518番地