共同印刷
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共同印刷株式会社
Kyodo Printing Co., Ltd.

種類株式会社
市場情報東証プライム 7914
略称TOMOWEL
本社所在地 日本
112-8501
東京都文京区小石川4丁目14番12号
設立1925年12月26日
業種その他製品
法人番号8010001002136
事業内容出版印刷、商業印刷、カード、データプリント、BPO、パッケージ、チューブ、産業資材、企画・制作、デジタル関連サービス ほか
代表者代表取締役社長 藤森康彰
資本金45億1千万円[1]
発行済株式総数9,020,000株[1]
売上高単体 807億36百万円
連結 910億31百万円
(2021年3月期)[1]
純資産単体 551億00百万円
連結 629億44百万円
(2021年3月)[1]
総資産単体 1,229億30百万円
連結 1,290億77百万円
(2021年3月)[1]
従業員数単体 1,821名、連結 3,229名
(2021年3月)[1]
決算期3月31日
主要株主日本マスタートラスト信託銀行(退職給付信託口・DIC口) 10.24%
東京インキ 7.00%
(2021年3月)[1]
主要子会社株式会社コスモグラフィック 100%[1]
関係する人物大橋光吉(創業者)
外部リンクhttps://www.kyodoprinting.co.jp/
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共同印刷株式会社(きょうどういんさつ)は、東京都文京区に本社を置く、日本の総合印刷会社。東京証券取引所1部上場企業。2018年1月よりコーポレートブランドとして「TOMOWEL」(トモウェル)を使用している[2]
企業概要

1897年(明治30年)、博文館主の大橋佐平が自社の書籍・雑誌を印刷するために創設した博文館印刷工場が前身。1925年(大正14年)、美術印刷中心の精美堂との合併により共同印刷株式会社となった。

出版印刷・商業印刷を主軸に、紙器やチューブなどのパッケージ、ビジネスフォーム、ICカードなども手掛けている、従来から総合印刷業としては1位大日本印刷、2位凸版印刷に次ぐ第3位と長らく言われていたが、現在はトッパン・フォームズNISSHAに次いで業界5位。近年は、デジタルコンテンツの制作や、データプリントサービスを核にしたBPO業務、医薬・産業資材など、印刷技術を応用して新しい製品・サービスを生み出し、各種分野に進出している。

かつては労働運動も盛んで、徳永直太陽のない街』のモデルとなったことでも有名。また『週刊少年ジャンプ』(集英社)など多くの漫画雑誌の印刷を手がけており、その関係から2003年にはコミック向け電子組版システムとして『ComicPacker』を自社開発している[3]
主な事業部門と製品

出版商印部門 - 雑誌、書籍、コミックス、辞典、電子書籍、カタログ、パンフレット、POP、ノベルティ、撮影・映像制作、デジタルコンテンツ、各種プロモーション企画

ビジネスメディア部門 - データプリントサービス、
BPOサービス、通帳、各種カード、抽せん券、乗車券、各種帳票、デジタルソリューション

生活・産業資材部門 - 各種パッケージ、ラベル、チューブ、機能性材料、建材用品、包装システム

インターネットコンテンツ事業

ソク読み(リンク先 https://sokuyomi.jp/
)- デジタルカタパルトが運営する、電子コミックの販売サイト。現在50以上の出版社をはじめとするコンテンツホルダーが作品を提供している。

高機能フィルム

独自技術を生かした高機能フィルムを、医薬品や半導体、電子機器向けに提供している。

モイストキャッチ- 吸湿・吸着機能材料

オキシキャッチ- 酸素吸収フィルム

オージーキャッチ- アウトガス吸着機能フィルム

パッケージと高機能材料(リンク先  ⇒
http://www.kyodoprinting.co.jp/products/list/landi/

沿革

1897年6月 - 東京市京橋区に博文館工場として創業。

1898年4月 - 小石川に工場を移し、合資会社博進社工場と改称。合資会社博進社印刷工場に改称

1905年4月 - 合資会社博文館印刷所と改称。

1918年12月 - 株式会社に組織変更し、株式会社博文館印刷所に改称。

1925年12月 - 株式会社精美堂と合併し、共同印刷株式会社を設立。

1926年 - 共同印刷争議が発生。

1948年 - 企業内高校として、文京区内に印刷工芸高等学校を開校させる。

1953年1月 - 株式を東京店頭市場に公開

1961年10月 - 東京証券取引所市場第二部に上場

1963年

2月 - 子会社近畿共同印刷株式会社(現:共同印刷西日本株式会社)を設立

4月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。


1964年

10月 - 小田原工場を開設

12月 - 子会社共同運輸株式会社(現:共同物流株式会社)を設立


1965年12月 - 子会社共同不動産株式会社(現:TOMOWEL ビジネスパートナー株式会社)を設立

1972年8月 - 常磐興産株式会社と共同出資にて常磐共同印刷株式会社を設立

1980年

印刷工芸高等学校を閉校させる。

4月 - 子会社共同戸田製本株式会社(現:共同印刷メディアプロダクト株式会社)を設立


1981年9月 - 鶴ヶ島工場を開設

1982年 - 資本金を45億1千万円に増資。

1987年5月 - 守谷工場を開設

1991年10月 - 和歌山工場を開設

1993年12月 - 五霞工場を開設

1997年 - 創業100周年を迎える。

2000年6月 - 株式会社インターネットコミュニケーションサービス(現:共同印刷ビジネスソリューションズ株式会社)を子会社化

2002年1月 - 川島工場(現:川島ソリューションセンター)を開設

2006年

10月 - 株式会社コスモグラフィックを子会社化

10月 - 京都工場を開設2007年10月


2007年10月 - 本社に隣接したデジタル撮影スタジオ「播磨坂スタジオ」を開設。

2012年2月 - 中華人民共和国に共印商貿(上海)有限公司を設立。

2011年2月 - 電子書店「自己ガク」を開設(2019年サービス終了)[4]

2013年4月 - デジタルカタパルト株式会社を子会社化

2014年

5月 - 相模原工場を開設

7月 - ベトナム社会主義共和国に KYODO PRINTING (VIETNAM) CO.LTD. を設立。


2017年

1月 - 株式会社エフテックコーポレーション(現:共同エフテック株式会社)を子会社化

1月 - 日本製紙株式会社と合弁契約し、子会社共同NPIパッケージ株式会社を設立

6月 - PT. Arisu Graphic Primaを子会社化[5]


2018年

創業120周年を機に新コーポレートブランド「TOMOWEL」およびコーポレートメッセージ「共にある、未来へ」の使用を開始[2]

11月 - 子会社TOMOWEL Payment Service株式会社を設立


2019年

1月 - 共同日本写真印刷株式会社(現:共同印刷マーケティングソリューションズ株式会社)を子会社化

6月 - 子会社共同ブローボトル株式会社を設立

11月 - 株式会社クレハからブローボトル事業を継承し、子会社共同ブローボトル株式会を共同クレハブローボトル株式会社に改称。

12月 - 子会社PT. Arisu Graphic Prima カラワン工場を開設


2020年10月 - 情報メディア事業部製造本部における紙印刷事業及び子会社株式会社コスモグラフィックの刷版出力事業を子会社共同印刷製本株式会社が承継し、共同印刷メディアプロダクト株式会社に改称

2022年

3月 - 本店所在地(東京都文京区)に本社新社屋を竣工

4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行


主な工場

小石川工場(東京都文京区)

五霞工場(
茨城県猿島郡五霞町


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