六甲道駅
北出口(2007年6月)
ろっこうみち
Rokkōmichi
◄JR-A57 住吉 (2.2 km) (1.4 km) 摩耶 JR-A59►
所在地神戸市灘区永手町四丁目1-1[1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度42分53.96秒 東経135度14分18.63秒 / 北緯34.7149889度 東経135.2385083度 / 34.7149889; 135.2385083
六甲道駅(ろっこうみちえき)は、兵庫県神戸市灘区永手町四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である[1]。駅番号はJR-A58。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。
歴史阪神・淡路大震災で倒壊した駅
吹田駅 - 須磨駅間で省線電車の運転が開始された時に塚本駅・立花駅・甲子園口駅・元町駅とともに新設された[1]。名前の通り六甲山への登山道が通じていた所であったが、沿線の宅地化が進んでいたことも開設の背景にあった。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災によって、数年前に改築したばかりの駅舎の1階部分が、高架線もろとも倒壊した。当初、復旧には瓦礫の撤去を行った後、高架線を新造するため2年はかかると言われていたが、診断の結果、レールを敷く部分の梁や床は崩れていなかったため、これらの路盤をジャッキで元の10メートルの高さまで持ち上げて水平に戻し、崩壊した橋脚のみ復旧する、という前代未聞の工事が奥村組により行われ、震災発生の約3か月後の4月1日に営業を再開した。この時の復旧作業については、2005年(平成17年)1月11日放送分の『プロジェクトX?挑戦者たち?』(NHK総合テレビ)で「『鉄道分断 突貫作戦 奇跡の74日間』?阪神・淡路大震災?」で取り上げられたほか、関西テレビの制作で2019年(平成31年)1月15日にフジテレビ系列で放送された『BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』(関西テレビ開局60周年記念特別ドラマ)のモデルにもなった。
なお、駅の営業が再開されてからは、神戸市が駅の周辺部で震災復興事業を実施。後に、「神戸東部副都心」として再起を遂げている。
年表
1934年(昭和9年)7月20日:国有鉄道東海道本線の吹田駅 - 須磨駅間の電気運転開始と同時に、住吉駅 - 東灘駅(貨物駅、現在の摩耶駅)間に新設開業[1]。旅客営業のみ。
1972年(昭和47年)4月20日:快速の停車駅となる(外側線の快速は通過)。
1973年(昭和48年)11月:上り線高架化[2]。
1976年(昭和51年)
6月29日:住吉駅 - 東灘駅間の下り電車線が高架化[2]。
10月26日:住吉駅 - 東灘駅間の下り列車線が高架化され、高架化事業完成[1][3]。この高架化事業の一環で、1871年(明治4年)7月完成の旧・石屋川隧道(日本初の鉄道トンネル)は廃棄された。