六境
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「処」の語義については、ウィクショナリーの「処」の項目をご覧ください。

「五根」はこの項目へ転送されています。仏教における能力の信・精進・念・定・慧を指すものについては「五根 (三十七道品)」をご覧ください。

仏教用語

パーリ語?yatana
サンスクリット語?yatana
チベット語skye mched
中国語入, 処
日本語入, 処
英語sense bases,
sense spheres
タイ語?????? ('"`UNIQ--templatestyles-00000004-QINU`"'rtgs: ayatana)
テンプレートを表示

 十二因縁 
無明(無知)





名色

六処









(存在)

(誕生)

老死(老いと死)
 

仏教用語の処(しょ、: ?yatana [アーヤタナ])は、感覚器、感覚媒体、感覚範囲を意味する[1]。仏教では、6つの内部感覚器六根(ろっこん)[2]と、6つの外部感覚器六境(ろっきょう)[3]に分類される。

内部と外部の感覚器は、以下に対応する[4]

六根(ろっこん、: ?a?-indriya) - 主観の側の六種の器官[5]、感官[6]のこと。六内入処(ろくないにゅうしょ)、六内処(ろくないしょ, ajjhattik?ni ?yatan?ni [4])とも。

眼(げん、: cak?us) - 視覚能力もしくは視覚器官

耳(に、: ?rotra) - 聴覚能力もしくは聴覚器官

鼻(び、: ghr??a) - 嗅覚能力もしくは嗅覚器官

舌(ぜつ、: jihv?) - 味覚能力もしくは味覚器官

身(しん、: k?ya) - 触覚能力もしくは触覚器官

(い、: manas) - 知覚能力もしくは知覚器官[7][8]


六境(ろっきょう、: ?a?-vi?aya) - 客観の側の六種の対象[5]、感官の対象[6]のこと。六外入処(ろくげにゅうしょ)、六外処(ろくげしょ, b?hir?ni ?yatan?ni[4])とも。

(しき、: r?pa) - 眼根によって見られる色彩と形象[7][8]

声(しょう、: ?abda) - 聴覚の対象[5] [8]

香(こう、: gandha) - 嗅覚の対象[5] [8]

味(み、: rasa) - 味覚の対象[5] [8]

(そく、: spar?a 又は : spar?tavya) - 身根によって感じられる堅さ、熱さ、重さなど[7][8][9]

(ほう、: dhamma) - 意根によって知覚される概念を含むすべての存在[7][8]

眼・耳・鼻・舌・身の5つは五根といい、仏教およびインド哲学では、西洋での五感にプラスして第六感を挙げている[10][11]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:37 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef