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海でスキニー・ディップ中の女性上半身裸・乳房を出した状態で(スキニー・ディップ)中の女性
全裸水泳(ぜんらすいえい、英:nude swimming)とは、自然水域やプールなどで水着を着用せずに裸のままで泳ぐ行為(水泳)のこと。スキニー・ディップ(skinny dip)とは、ヌーディズム思想が背景になって生まれた言葉である。スキニー・ダイビング(skinny diving)とも呼ばれる。
スキニー・ディップ全裸で川にダイビングするオーストラリア空軍兵士たち (1943年)
この用語は、裸で水中で泳ぐことを表す言葉として用いられる。風呂や温泉、プール、サウナ風呂に裸のまま入ることを意味する場合もある。この言葉が水着を身に着けて入ることになっている風呂や温泉に浸かる行為(多くは暗闇の中で行われる)を意味して用いられる場合、より悪ふざけ的な意味合いを帯びる。「スキニー」が「生身のまま」を、「ディップ」が「元気よく水に飛び込む」ことを意味する。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
歴史
出典検索?: "全裸水泳"
過去においては水着が考案されていなかったため、全裸水泳が唯一の水泳法であった。西洋世界においても、全裸水泳はごく一般的な行為であった。特に、池、川の深みや入り江などで泳ぐ子どもたちにとって、全裸水泳は当たり前の行為であった。当時、水着は羊毛で織られており、その扱いには十分な注意が必要であり、それほど実用的なものではなかった。水着がより実用的になった現在でも、あまり見知らぬ人が訪れず、他人の見られる恐れの無い田舎などでは、プライベートゾーンを丸出しにした全裸水泳はごく一般的な行為である。そのような場所でも法律などにより、その行為が非道徳的であると見なされ、禁じられていることもあるが、徐々に少なくなってきている。
アメリカ合衆国では、様々な地域で独自の服装規定が制定されている。公共の場で裸になる事に関して、合衆国政府による規制は無い。サンフランシスコのベーカービーチのように、連邦公園の中にヌーディストビーチがある場合もある。競合管轄(concurrent jurisdiction)と呼ばれる規定により、連邦公園の監視員が州や地域の決まりを施行したり、所轄当局に通報することができる。YMCAが1960年代に女性の入学を認めるまでは、プールにおいて水着を着用することは禁止されていた。また高校の水泳授業においても、同じような方針が採られることもあった。それは水着の清潔さを保つことが、現実的には難しいことが理由であった。誰もがみな平等に「生まれたままの姿」であり、それが閉じられた室内で行われる以上、同じ性別の者の裸を目にすることは奇妙なことではなく、性的な色合いも帯びていないと認識されていた。現在、全裸の状態で入場を義務付けている男性専用プールがある。 これまでに世界各地でスキニー・ディップのギネス世界記録が多く開催されてきた。 2011年6月、イギリス・ガウアー半島にあるロッシリビーチでスキニー・ディップのギネス世界記録が開催され、総勢400人の人々がプライベートゾーン(乳房、お尻など)を隠さず、被服を一切着用していない全裸の状態で参加した。ヌーディストによる海水浴の世界記録はこれまで250人であったため、新記録を達成した。[1] 2012年には、ニュージーランド・ギスボーンでスキニー・ディップのギネス世界記録が開催され、多くの人々が全裸で参加した。また、開催前、カメラ前に立ち、全裸の状態で両手を挙げたままジャンプすることが行われた。公式ビデオでは性器が丸出しになっていること、尻が揺れていることが確認できる。また、ビデオ内ではモザイクは一切かかっていない。待機中と海から砂浜に戻る際は、片手または両手で陰部を隠す、バスタオルで裸体を覆ったり、ボトムスのみ着用して乳房/おっぱいを出したトップレスの状態の人が多く見かけられた。お尻を含めて裸をまったく恥ずかしからず、すべて丸出しの状態になった人も少なからずいた。参加後は団体から黒のTシャツが配布された。[2]ギスボーンの海岸で「Skinny Dip World Record Attempt」に参加する人たち(2013年) 2013年7月21日、スペインで新記録(729人)が樹立された。
ギネス世界記録の開催
歴史