全国U-15ジュニアボクシング大会(ぜんこくU-15ジュニアボクシングたいかい)は、U-15ボクシング実行委員会が主催する15歳(中学生)以下によるボクシング大会である。 U-15実行委員会は日本プロボクシング協会(JPBA)が15歳以下のいわゆるジュニア世代の強化の必要性を感じ、2007年より設けられ、第1回は2008年8月24日に後楽園ホールで開催された。 各ジム単位によるジュニア世代の大会は多数存在するが、全国規模で統一ルールによる大会は初めてとなる。 小学生(4?6年生)・中学生(1?3年生)それぞれの部に分け(地区大会では地区協会によって小学1?3年生の部を設ける場合もあり)、更にそれぞれ体重別階級によって細分化した上でトーナメントを開催。地区協会ごとで予選となる地区大会を行い、優勝者は全国大会出場者を決定する。 出場資格はボクシングジム(JPBA所属ジムのみ。地区大会に限り日本ボクシング連盟(JABF)所属ジムも可。)に所属する小学4年生から中学3年生まで(全国大会時点)。 なお、アマチュアに対する配慮のため、所属ジムを伏せる・プロ関係者のセコンド禁止などが採られている。 2009年からは4?11歳を対象としたシャドーボクシング部門を設置し、第2回は同年8月9日[1]、第3回は2010年8月8日に開催された[2]。 JABFも「全日本幼年ボクシング大会(後の全国アンダージュニアボクシング大会)」を開催することが決まったため、このU-15ジュニア大会の今後も注目されていたが、2017年4月にJABFがU-15大会出場者はUJ大会を始めとするアマチュア大会出場を認めないと規定したため、同年の第10回を最後に大会は終了し、プロを目標とする選手を対象に高校生以下年齢別4カテゴリで行う「ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会」を新設することになった[3]。
概要
階級
小学生の部
30.0kg以下級
32.5kg以下級
35.0kg以下級
37.5kg以下級
40.0kg以下級
42.5kg以下級
45.0kg以下級
47.5kg以下級
50.0kg以下級
52.5kg以下級
55.0kg以下級
中学生の部
35.0kg以下級
37.5kg以下級
40.0kg以下級
42.5kg以下級
45.0kg以下級
47.5kg以下級
50.0kg以下級
52.5kg以下級
55.0kg以下級
57.5kg以下級
60.0kg以下級
63.0kg以下級
66.0kg以下級
70.0kg以下級
ルール
グローブ(14オンス)・ヘッドギア着用(大会主催者が用意するもの以外は使用不可)
試合はトーナメントは小学生2分2R、中学生2分3R。ワンマッチは90秒2R。1クリーンヒットでダウン、1Rで2度または1試合で3度ダウンするとRSCとなる。
U-15大会優勝歴を持つプロボクサー・格闘家
世界王者
井上尚弥
井上拓真
田中恒成
中谷潤人
重岡銀次朗
地域王者
松本亮
森武蔵
廣本江瑠香
加納陸
山内涼太
岩田翔吉
鈴木雅弘
松本圭佑
佐々木尽
堤駿斗
プロボクサーその他
山田紗暉
英洸貴
小田翔夢
小村楓香
渡邊海
大湾硫斗
坂間叶夢
格闘家
平本蓮
宇佐美正パトリック
脚注^ ⇒後楽園ホールでU-15全国大会開催 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月9日閲覧
^ ⇒U-15全国大会熱戦 後楽園ホール ボクシングニュース「Box-on!」 2010年8月8日閲覧
^ “プロ主催で高校生以下の全国大会発表、底辺拡大図る”